2011-12-29
2011年最後の更新です。
■[本][マンガ]2011年の読んでよかった本のまとめ

いろいろあった(大震災に子どもの誕生になどなど)2011年もまもなく終わりですね。今年はろくに更新しなかったわけですが、来年も時々は更新しようと思っているので、その気持ちをこめて今年読んだ本でよかった本をまとめておこうと思います。
米澤穂信「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」「遠回りする雛」角川文庫
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2001/10/31
- メディア: 文庫
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- 作者: 米澤穂信,高野音彦
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2002/07/31
- メディア: 文庫
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- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/05/24
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- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: 文庫
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今さらかよ…と思う方もいらっしゃると思いますが、今年読んだ本の中ではこれは外せないところ。
米澤穂信先生のデビュー作から始まる「古典部」シリーズは、ミステリの入りとしても、青春ものとしても、非常に良質な作品です。
デビュー作の「氷菓」は、身近な学校を舞台にしたものが複数、そしてそれを踏み台にして最後に当初から提示された謎を解くもの、2作目の「愚者のエンドロール」は文化祭の準備の中で出てきた謎を追うもの、そして3作目「クドリャフカの順番」は、文化祭そのものが舞台のもの、4作目「遠回りする雛」は主人公たち4人の1年間と人間関係の変遷を追うもの。
それぞれにテーマがあって、そこに魅力的な謎が配置され…そんな展開が待っています。
個人的には2作目でちょっとパワーダウンしたように感じましたが、それを「クドリャフカの順番」がすべてひっくり返していきました。
来年京都アニメーションが「氷菓」をアニメ化するとのことですので、そちらも期待です。
北山猛邦「踊るジョーカー」創元推理文庫
踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)
- 作者: 北山猛邦
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/06/29
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北山猛邦先生は第24回メフィスト賞を受賞*1してデビューされたミステリ作家です。いわゆる新本格の系譜を継ぐ作風なのだそうですが、あたしはこれまで知らずにいました。
で、今年文庫となったこの「踊るジョーカー」が、岩手県内の某書店で非常にプッシュされていたので手に取ったのですが、名探偵音野順とその助手で友人の推理小説家・白瀬白夜が出会った事件―新本格っぽくない本格ミステリ―が5編収録され、楽しく読める作品でした。
名探偵は自信がなく気弱で引きこもりがち、それを白瀬が自宅に探偵事務所を作ってまで引っ張り回す、そして最後に名探偵がきちんと解決する―――そんな物語です。
佐島勤「魔法科高校の劣等生」電撃文庫
- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/07/08
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- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/08/10
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- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/11/10
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- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/12/10
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これこそ今さらな感もありますが、いやでもおもしろかったし!
なんというか、うん、これぞ「ライトノベル」って今思っています。電撃文庫が出たての頃の、自分が中学校くらいだった頃だったらもっと単純にハマってたに違いないと思います。
キャラクターの魅力とそれを支える世界観がマッチした良作です。
まとめ
今年は以上3作品でした。いやまだいろいろ読んでるんですけど、今年の一押しはこの辺だったかなあって思って。はい。
来年は今年よりは更新できるようにしたいなと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。
それではよいお年を。
2011-12-08
次回も書くって言ったので、ちゃんと書きました。
■[マンガ]テニスマガジン10月号の「ベイビーステップ」特集からベイビーステップを読む - 2

テニスマガジン10月号の「ベイビーステップ」特集からベイビーステップを読む - 1 - 明日はきっと。の続きです。
前回を簡単にまとめると、「テニス専門誌が『ベイビーステップ』のリアリティに迫る記事をちょっと前に書いてたのを紹介しているよ!」というものです。
で、前回の記事ラストにも書きましたが、この特集記事はあと4ページ分あって、今回はその残り4ページのうちの2ページを中心に取り上げたいと思います。具体的には、「『細部のリアル』のリアリティー」という検証記事と「『ベイビーステップ』の秘密」という記事のうちの後者のほうです。
なお、前者のほうはテニスプレイヤー向けの記事に近しい内容ですので、もし今テニスをしている、という方はぜひご一読ください。なんでも、このテニスマガジン10月号の巻頭特集は「ミスを減らす最新トレーニング」で、エーちゃんが単行本2巻(#14)でやったコントロールトレーニングは、「現代の理論に即した実践的なトレーニング」だそうです。
ベイビーステップの4つの秘密
ということで本題であります。テニスマガジン10月号のベイビーステップ特集では、「ベイビーステップの秘密」と題し、次のようなキャプションをつけていました。
最後に勝木先生と千葉さんにお話しをうかがうなかで「おおっ!」と思った『ベイビーステップ』の小ネタ、裏話を大公開。「”テニス的視点”なんてどうでもいいでしょ、楽しく読めれば!」の精神でお届けいたします。
ということで、知りたいことがきっとあるに違いない!と思える4つの小ネタを、主に勝木先生と千葉さんの発言を引用しつつ紹介していきたいと思います。
タイトルの秘密「作者が知ったときには決まっていた!?」
『ベイビーステップ』というタイトルの名付け親は、作者の勝木先生でもなければ担当編集の千葉さんでもない。「迷っていたら編集長に提案されて、あ、それいい」と千葉さん。勝木先生に至っては「知ったときには決まっていました(笑)」
ΩΩΩ<な なんだってー!モリタ隊員がタイトル案だして、そのまま編集部で決めちゃうだなんて、びっくりだぜ!
あたしはてっきり、フロリダから日本に帰るときにフロリダでできた仲間たちからメッセージが書かれているところで、アレックスが「Baby steps to Giant strides」って書いてたから、てっきり勝木先生自身が書いているのかと思っていました。
ら、その点について鈴木さんがこう言っていました。
「その中でアレックスというキャラクターが書いたのが『Baby steps to Giant strides』という言葉。それを見て、『あ、勝木先生、すごくタイトルを気に入ってるんだな』って思いました。」
このフレーズ、実際こういう言い回しがあるそうですが、主人公たるエーちゃんのキャラクターに、そしてそのエーちゃんが紡ぎ出す物語にぴったりなものですね。森田編集長…やるな……
テニスノートの秘密「勝木先生もつけていた!?」
勝木先生はコツコツ型だ、という話題があり、その中で勝木先生は次のように述べられたといいます。
「自分としてはコツコツ型じゃないんですけど、テニスノートをつけたりとか、自分に足りないところを書いて、それを手に入れるためにはどうすればいいか、ということはやっていたので、考え方は丸尾と似ているかもしれない」
実体験キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!テニスノートをつける(しかもあんなにたくさん!)、なんて発想はそうそう出てこないんじゃないかと思ったりしていましたが、実体験があってのこととは…。もっとも、エーちゃんほどは書いていないようですが…。
ただ、ふと思い返すと、「書いたことは覚えている」ってことはよくあったんですよね。そういう意味では、「書いておく」ということの意味は大きいんだろうなあと納得したり。
もっとも、勝木先生自身はエーちゃんノートにには不満があるとおっしゃっていたそうです。
「あの大きさのコート図だと、ラリーが長く続いたら軌跡を書ききれないな、とか、あとから気づきのメモを書くスペースがあった方がいいな、とか、改良の余地はたくさんあると思います。」
いやいやそもそもそんなに長く続いたラリーの軌跡って覚えきれるんですかね…?エーちゃんなら不思議じゃない気もしますけど。この勝木先生のコメントを読んでいると、あのノートも、ひょっとしてちょっとずつ内容がアップグレードされてたりするのかもしれない、とか思ったりしてそれも楽しいなあ。
キャラクターの秘密「あのキャラのモデルはあの選手!?」
テニスマガジン誌は、「難波江→フェデラー、荒谷→ナダル」というモデルをぶつけてみたところ、勝木先生から
「確かに難波江はフェデラーをモデルにしてますし、荒谷はナダルなんですけど、そこに取材をしていた藤沢翔稜高校の選手たちの要素がいろいろと入ってます」
との回答を得ました。また、池に関しては、状況設定を錦織圭に合わせたとのことで、なるほどなと思いました。
そういえば今週のマガジン掲載のベイビーステップでは、池が世界ランク50位をうかがうところまで来たという話が出ていて、錦織の今年の飛躍を考えるとうまくリンクさせているなあという印象を覚えました。
じゃあ、タクマとか、神田とか、井出とか、あるいはなっちゃんはどうなんだろう…?とか思っても追求しない、追求しないよ!
『ベイビーステップ』誕生の秘密「山本哲弘プロがすべての始まり!?」
最後に明かされた秘密は、勝木先生がテニスマンガを描こうと思った理由でした。勝木先生は、マンガを長く描くためにはテーマも大事だがジャンルも大事だと考え、そこで昔かじっていたテニスを、と思っていたといいます。ただ、最初はいろいろなアイディアがあったところ、山本哲弘プロから高校の取材の誘いを受けたのだそうです。
「山本プロと同じマンションに住んでいて、母親同士が友達だったんです。山本家の末っ子が藤沢翔稜高校テニス部のキャプテンで、その取材にこないかと誘われて。最初は軽い気持ちだったんですが、いつの間にかのめり込んで1年くらい追いかけ続けちゃって。これはもう(テニス漫画を)やるしかないなと思って。縁があったんですよ、すごく」
藤沢に住み、その住んでいたマンションにテニスプロがいて、そのプロに取材の誘いを受け―――。こういった人の縁、そして勝木先生の発想と力が、あたしたち読者に、地味と言われつつもとてもおもしろい、リアリティのあるテニスマンガ「ベイビーステップ」を届けてくれた、そう思うとちょっと感動を覚えます。
どんなマンガにも、きっとこういうエピソードがあるんだろうな、と…。いつもありがとうございます。
実は11月号にも特集ががが
ここまでで今回のご紹介はおしまいです。いかがでしたでしょうか。前回も書きましたが、バックナンバーはまだあるようです。結構端折ってますし、今回ほとんど触れなかった細かなリアリティーの部分は、テニスを今まさにプレーしている人にとっては示唆的な記事だと思いますので、ぜひぜひそちらをご覧ください。
そしてさらに、この特集はその次の11月号にも続いていまして、そちらでは「ベイビーステップにみるテニスの始め方」と題して、初心者・エーちゃんがいかにテニスにハマりそして強くなっていったかを、実際のプレー写真も交えながら解説しています。また、ベイビーステップのアドバイスを行っているコーチのインタビュー記事もありますので、よろしければそちらも!
2011-12-06
iMac買いました。えへ☆
■[マンガ]テニスマガジン10月号の「ベイビーステップ」特集からベイビーステップを読む - 1

まさかのエイプリルフール以来の更新、きよです。
ご無沙汰しております。
ずいぶんサボり続けてきましたが、少し前(といっても10月号だから2ヶ月以上前)の雑誌記事でベイビーステップ特集がありまして、その内容を今になって確認できたのでご紹介をば、と思います。
(長くなったので2回に分けたいと思います。)
「”リアル”テニス漫画にみるテニスの本質」
雑誌「テニスマガジン」は(株)ベースボールマガジン社が発行する、通算で約650号が発行されている月刊のテニス雑誌です。
その10月号で、「『ベイビーステップ』の魅力 ”リアル”テニス漫画にみるテニスの本質」と題されて週刊少年マガジンにて連載中のベイビーステップが取り上げられました。
その記事は、作者の勝木光先生、そして担当編集の千葉さんへの取材をもとに、構成されているものです。あたしは知りませんでしたが、担当編集は中学から大学までテニス部に所属し、大学時代にはキャプテンまで務めたプレイヤーとのことで、なるほど勝木先生の取材だけではなく、経験者が編集にいたことがベイビーステップをよりリアルにできている要因のひとつなんだなと実感しました。
さてさて、そんなイントロダクションからいよいよ本題へと入っていくのですが、多くのテニスプレイヤーが読むこの雑誌をして”リアル”と言わしめるベイビーステップの魅力、そしてリアリティとはなんなのか。そういった分析がこの記事の白眉でありました。
「『ベイビーステップ』のリアル」という項の中で、テニスマガジン誌は次の3点を挙げています。
- 地道な練習でしか成長はありえない
- 「勝つ」ためには理由が必要
- 「細部のリアル」の積み重ね
では、各項目のひとつひとつを見ていきましょう。
地道な練習でしか成長はありえない
エーちゃんは地道に努力を重ねることで、テニス選手として成長していく。逆に言えば、努力なしには強くならない。
この項冒頭のこの一文がそれこそベイビーステップという作品の本質じゃないかと思います。そして、エーちゃんがテニスを始めてからの練習は、「これぞまさにテニスを始めた人たちが踏むべきステップ」といえるもの。そういう細かなところのひとつひとつにリアルを感じ、そしてその「ステップ」を、地道にコツコツと進んでいくエーちゃんに共感を覚えさせるのです。また、エーちゃんの性格設定が「地道な練習」のリアリティを増している、とテニスマガジン誌は指摘します。
この点を勝木先生と担当編集がそれぞれコメントしているので、全文引用します。
勝木先生は、「ずっと努力を続けたり、毎日同じことをコツコツできたりする人って実際にはあまりいないと思う。でも、もしそれが本当にできたら強くなれるんじゃないかって」
また千葉さんも「コツコツやるというのは、誰でもできそうな気がする。時速250kmのサービスを打つよりも、コツコツやることの方が『自分にもできるんじゃないか』と思ってもらえるし、読者に夢を与えることができる」
時速250kmのサービスを打つ選手を主人公に据えるよりも、コツコツ努力するエーちゃんを主人公とする方が、読者が主人公に自分を置き換えることができる―――夢を与えられる。確かに、あたしの身近なテニス好きの方は、このベイビーステップというマンガを読んで大きな共感を覚えている、と話していました。そういったところが、ベイビーステップのリアルを支えるところに間違いないのです。
「勝つ」ためには理由が必要
2点目として挙がっていたのは『「勝つ」ためには理由が必要』というものでした。そういえば、エーちゃんは当初なかなかシードの壁―――3回戦を勝つことができませんでしたし、フロリダではしばらくまったく勝てなくてついには負け癖がついてしまったし、結局タクマにも勝てないままだし、荒谷にも難波江にも勝てていないのでした。
彼らとの戦いを振り返ると、確かに「勝てる理由」がその時々で不足しているように思います。テニスマガジン誌では、その象徴としてエーちゃん3年生の神奈川ジュニアテニスサーキットの決勝(VS荒谷戦)を挙げています。地区大会の決勝というあまり大きな舞台ではないところで主人公を負かす(しかも理由は体力が限界)点が象徴的だとしていますが、あたしはちょうど先月発売になった単行本第19巻に収録されている関東ジュニア準決勝(VS難波江戦)こそ「理由のない勝利はない」というものがわかりやすく描かれていると考えます。
この試合中、試行錯誤を重ねることでエーちゃんは「難波江に勝つビジョン」を見つけますが、それを実行できたのは結局1ゲームでした。そしてエーちゃんは、「勝つビジョン」を実現するために自分に不足しているものは何なのかを勝利をつかむことができない中で気づくのです。
しかし、この作品は少年マンガ。主人公が勝てない、というのはリスクを背負っているように思いますが、勝木先生はこのように述べています。
「取材をしていたときに会った強い選手たちは、当然小さいときから練習をしていた。だから作中で出てくるライバルの選手たちも、それぞれ小さいときから頑張ってきたという背景がある。そんな選手にあっさり勝ってしまうのはイヤだと思ったし、勝つには勝つだけの納得いく理由が自分の中で必要だと思って」
イヤだ―――その感覚こそが、リアルであることにつながっているのだと感じます。そしてそこが、抗いがたい魅力なのです。
「細部のリアル」の積み重ね
いくらリアルだと言っていても、エーちゃんの成長速度や能力は特異的です。そこを補強するのが細かいディテールであり、だからこそ根底の部分ではリアリティーを損なわないように気を遣っている、と勝木先生はコメントしました。
練習法や戦略・戦術やノートや「STC」の様子、テニス大会の雰囲気―――そういったディテールにこだわることで、少年誌であるが故のカタルシスのための「嘘」、すなわちフィクションを補強し、現実に即したテニスマンガであることを保証しているのでしょう。
テニスマガジン誌は、この項を閉めるにあたり次のように記述しました。
そういったディテールに、ていねいにリアルを宿すことで、『ベイビーステップ』の空気感は、テニスの現場の雰囲気と乖離しないリアリティーを生んでいる。
テニスをしたことがないあたしのような読者でさえ、テニスの世界に引き込むことができる魅力を支えるものはなんなのか。そこをテニスマガジン誌はしっかり読み取って、勝木先生や担当編集のコメントを交えて提示してくれました。
次回へつづく。
まだバックナンバーを入手できるようですし、ベイビーステップ好きには一読の価値がある記事です。よろしければ、ぜひ元記事をご覧くださいませ!
長くなってしまったので分割しますが、テニスマガジン10月号の特集記事はもう4ページあって、「細部のリアル」の検証記事とベイビーステップの小ネタを集めた記事が載っています。次回は「小ネタ」のほうを取り上げる予定です。
2011-04-01
■[ネット][ネタ]4月1日だから

今日のお昼頃に、こんなことを呟いてみたのです。
はっ、そうか…エイプリルフールだからこそ、明日はきっと。を通常更新するという案が…。
http://twitter.com/kiyolive/status/53663335299809280
で、何かネタはないかと思ってとりあえず最近読んだ本だと米澤穂信の<古典部>シリーズかなあと考えて帰ってきたのですが、ようやくアリアンロッド・サガ・リプレイの新刊を買うことができたのでやっぱり通常更新は無理でした、という残念なお知らせでした。
今年に入ってから更新しようと思ったけど結局やってないネタシリーズ
読みたいものがありましたら、善処したいと思いますのでご一報ください。
poyow
2011/04/02 08:39
でも一応更新してるあたりきよさん可愛い
2011-03-22
■[お知らせ]娘が産まれました。

もう1週間たってしまうし、twitterでは明らかにしていたので今さら感もあるのですが、こちらでも改めて。
先週、3月15日の午前1時14分に娘が産まれました。母子ともに健康で、昨日退院したところです。
幸いにも、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による被害が軽微だったこともあって、ライフラインも早い段階で復旧していました。自宅の停電が回復した段階で、産院に確認をとって、問題なく出産に臨めるということがわかっていたので、大地震の直後とはいえ、安心して嫁を出産に送り出し、誕生を待つことができました。
まだ丸1週間がたったばかりで、僕も嫁もまだまだ慣れないこと・新しいことにとまどっています。これからしばらくは慌ただしい日々が続くでしょう。
毎度のことながら、めっきり更新が減っている当ブログですが、さらにさらに更新が減ることも予想されます。ですが、今のところはこれからも細々と続けていこうと思っております。もしよろしければ、また2ヶ月後くらいにでも見に来ていただければうれしいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
余談として
まさかの第三弾に笑いが止まりませんでした。れろさんありがとう!マリアさんはさておき、忘れてないよ!
2011-03-13
■無事ですです

東北地方太平洋沖地震が発生してからまもなく丸2日。
盛岡市内にあるあたしの家では、今日午前10時頃に停電が復旧して、地震後から問題なかったガスと水道をあわせ、基幹となる部分はすべて復旧しました。
嫁の出産予定日が15日(火)とせまる中、無事嫁を産院に連れて行けるか、とか、産気づいたらどうしよう、といった不安もありましたが、産院も含め盛岡市内は順次復旧しているようで、余震の心配はあるにせよ、ある程度安心して嫁と我が子の誕生を待つことができる状況になりました。
おかげさまで無事に生活できることをとてもありがたく思っています。
twitterやメールで、いろいろな方から心配の言葉をいただきました。本当にありがとうございました。
元気ですので、ご安心ください。
以上ご報告まで。
2010-12-28
■[本]2010年読んでよかった本まとめ

マジメに更新することも必要ですよね(挨拶)
きよです。
もうすぐ2010年も終わりますし、今年いろいろ読んだ中でよかった本、オススメしたい本を紹介してみたいなと思います。
なお、近年あたしは文庫ばっかりなので、文庫化されてから読んでいるものが多いことをご了承くださいませ。また、最近長文を書いていないので実は文章がつながってないとかはご愛敬でお願いします(←図々しいお願い)。すいません。余裕があればちゃんと長文書きたいなとは思っているんですよ?
辻村深月「名前探しの放課後」講談社文庫
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: 文庫
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- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: 文庫
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丁寧な人物描写とオチの返しが綺麗な辻村深月先生の最新文庫。デビュー作の「冷たい校舎の時は止まる」と似た雰囲気(中で扱われている現象は「超常的な」現象である、高校生たちが主人公であるところ、など)ですが、丁寧に描写を積み重ねて違うところに着地したのはさすがだと思います。分量が結構多め(辻村作品は基本的に量が多い)でちょっと苦手意識を持つ人はいると思いますが、その分量をさして感じることなく読めると思います。
辻村作品は今のところ、「ぼくのメジャースプーン」が一番にオススメしたいところですし、リンクもあるので本作を読まれる前に「メジャースプーン」を読まれるのがいいかな。
伊坂幸太郎「砂漠」新潮文庫
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/06/29
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一昨年の本屋大賞を取った「ゴールデンスランバー」が年末に意外な早さで文庫化されてて、やっぱりおもしろかったのですが、今年文庫になった伊坂作品ならあたしは「砂漠」を押したい。
というのも。大学生が主人公である本作ですが、本作では事件もぽつぽつ起きる中で中心に置かれているのはあくまでも主人公たちがつるんで「何かをする」*1ことにあるのです。そして、読み終わる時、1冊の本の中で主人公たちが過ごしてきた時間の経過に驚きと親しみを感じるんじゃないかな、と思います。主人公が大学生だからこそ描ける世界がそこにはある。
なんてことは、まるでない。
あ、あと鳩麦さんラブです(←
小野不由美「ゴーストハント(1) 旧校舎怪談」幽BOOKS
- 作者: 小野不由美,いなだ詩穂
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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悪霊シリーズが全面リライトされて2ヶ月に1回刊行される、という話を聞いたときには驚きのあまり箸を落としてしまうかと思いました。
小野不由美先生が1989年から足かけ5年にわたって書いていた「悪霊シリーズ」はすでに絶版になっていて読みたくても読めなかったのですが、それが読めるとなればちょっとお値段があっても買ってしまうのが人情というものです。
少女小説特有の「普通の少女」の一人称でありながらしっかりとホラーテイストミステリー、というこの作品の骨格がおよそ30年前に書かれていたというのはやはりすごい話です。そして、その骨格を残しながら「今の」小野不由美という作家が送り出してきた「新しい」悪霊シリーズ。続刊に目が離せません。
※2巻「ゴーストハント(2) 人形の檻」は1月14日発売とのこと。
庵田定夏「ココロコネクト ヒトランダム」ファミ通文庫
- 作者: 庵田定夏,白身魚
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/01/30
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ラノベをあまり読まなかった今年のあたしですが、カームくんが絶賛してたので買って読んでみたら確かにおもしろかったな、という作品でした。
「青春群像劇」以外の言葉が見つからない感のある作品ですし、設定も単発向けなように思えるので、3巻まで出てる現状でこういうのも何ですがあまり長くは続けられないんじゃないかな、とは思います。そうはいっても、ここまで明快でしっかりしたジュブナイルを読ませてくれるというのはなかなかないんじゃないかと。
主人公たちの関係性、会話、そういったものがまぶしい、そんな1冊。
野村美月「“文学少女”見習いの、卒業。」ファミ通文庫
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/08/30
- メディア: 文庫
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ラノベからもう1冊。「“文学少女”」の正編が完結してから始まったこの「見習い」3部作は、正直蛇足なように思えてならなかったのですが、傷心、そして卒業と3冊の中でしっかり心葉が、そして菜乃の成長がしっかりと描かれたことで、正伝のラストの像がより鮮明になったような気がします。
今月発売された「挿話集4」、そして春発売の外伝「半熟作家と“文学少女”な編集者」でシリーズ完結とのことで、楽しみにしています。
おしまいに
以上5冊でした。
浅田次郎先生の「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」、上橋菜穂子先生の「精霊の守り人」シリーズや、アリアンロッド・サガのリプレイ全般なんかも楽しく読んでいたのですが、紹介しやすかったあたりをラインナップしてみた次第です。
今年は結婚後のバタバタもあってめっきり更新もできませんでしたが、来年はもっとできないかも…?いやひょっとしたら…?とか思ったりしています。
定期的に見に来てくださる方に申し訳ないなあと思いつつ、やれる範囲で引き続きやっていきたいと思いますので気長にお待ちください。
2010年もお世話になりました。2011年もどうぞよろしくお願いいたします。


