【いしかわや日誌】は移転しました

これまで1年間、「はてなダイアリー」をお借りして【いしかわや日誌】を
お届けしてきましたが、このたびMovable Typeを導入、引越しすることに
なりました。

【いしかわや日誌】の新ページはこちらです。
http://ishikawaya.biz/blog/

今後も変わらぬご愛読を、よろしくお願いいたします。

(2005年4月末までの日誌は、引き続きこのページで閲覧できます)

ようやく「デビルマン」観ました

去年から何度か話題にしてきた「デビルマン」、この期に及んで、というかよ
うやくレンタルDVDで観た。観もしないで「ネタ」にしてきたことに若干の後
ろめたさのようなものもあったので、ちゃんと観て、感想書いて、それでこの
話題は「終了!」とケジメをつけようと思ったわけ。


ちなみに「完全実写化」の元になったとされる漫画「デビルマン」、私が読ん
だのは中一の時で、友達のお姉さんが持っていた単行本を一気読み、他大勢と
同様軽度のトラウマを残したように思う。
春休みのある日、キッチンのテーブルに座って無言で読みふけったあの日の妙
にひんやりとした空気は今でもよく覚えている。
それ以後、あえて読み返す機会を遠ざけてきた、私の中では「封印」された作
品だった。(この映画を語る場合、原作との「関わり具合」を明確にせねばな
らぬという暗黙の了解がある)


公開直前から、2ちゃんねるなどのバッシング、公開後の映画評サイトの酷評
があまりにも面白くて大いに仕事の邪魔となってきた映画「デビルマン」。


すでに「あーおれデーモンになっちゃったよ〜」とか「ああ、サタンだからな」、
「ほわ〜ん」とか、事前の学習というか心の準備は充分過ぎるくらいしてきた
ので、ビール片手に軽い気持ちでパソコンにDVDをセットした。


えー 結論から言うと、すべてが唐突というかバラバラな映画だな、と。


私の場合原作を読んでおり、チグハグなシーンを脳内補完しながら見ていたの
で、話が判らないという事はなかったのだが、そうすると原作と画面のギャッ
プにクラクラするさせられる。


ジンメンのシーン、「だが、お前も死ぬんだろう!」と悲痛な叫びとともにデ
ビルマンがパンチを繰り出すはずなのに、牛君と「お前と友達になりたかった」
「ああ、忘れないよ」って和んじゃって、なんでそーなるかなー、と。


映画オリジナルのシーンでも、牛君(正確には牛久)が海で描いているのは何
故か海女さん、デーモンが暴れる亀戸ショッピングセンターで、何故か果敢に
もデーモンを羽交い絞めしようとするウェイトレスさん(デビルマンではない、
一般人という設定だと思うんだけど)、とにかくほとんどのカットが「なんで
そーなるかなー」。
2ちゃんのように怒りを覚えることは無かったけれど、失笑のオンパレードで
ある。


決定的なのは、デーモン、サタン、デビルマンの「立場」と「行動原理」が非
常にあやふやなこと。
はじめのシーンでは了が「オレもデーモンに合体された、明、オレを殺して
くれ!」みたいなことを言うので、(原作と異なり)了は最初人間だったのか?
と思ったら、その直後、変身した明に「違うよ、デビルマンだよ」と、すべて
を知っているような落ち着き振り。
同じ場面でデビルマンとなった明は、何の疑問も抱かずに「滅びろ!デーモン!」
と親友の父(であったデーモン)をワンパンチでノックアウト!と勇ましいと
ころを見せた直後に、「オレが殺したんだよな」と急に弱気になり、「あ〜お
れ、でーもんになっちゃったよ〜」という有名な台詞をのたまうのである。
この辺の流れは、原作を読んでいないと訳が判らず、読んでいたらいたで混乱
するんじゃなかろうか。
これは、進行役(?)のボブサップも同様で、日本の街頭テレビで英語放送す
るニュース局という所属不明感が、本来説明すべき「世界観」を逆にブチ壊し
ている。


これ以上書いても、既に先達が突っ込みを入れているので(突っ込まれないカッ
トが皆無という映画なのです)これくらいにしといて、「いい所」も指摘して
おきたい。


ミーコちゃんがいじらしくて(今風に言うと)萌え〜なかんじ。役者さんの演
技も「けなげ」感横溢だし。


ススムくん一家も評判通りの好演、お父さんの目玉がクルクル回るシーンは面
白いと思った。


あと、「ダメ映画としても楽しめない愚作」という評価もあったけど、私的に
は笑えた(苦笑もしくは失笑だけれども)ので、まあレンタル代(250円)の
価値はあったかな、と。
ただ、これはひとりで観ていたからであって、もし奥さんと一緒に観ていたら、
申し訳なくて、途中で消してしまったかも。


あ、それともうひとついいところ。「ビーバップハイスクール」も一緒に観ら
れたようなお得感、私が「ビーバップ」のファンじゃないのが惜しかったけど。

また講演させていただきました

先週の商工会議所に続き、今日は「小松商店会連盟定時総会」で「記念講演」
をさせていただいた。
私はどういうわけか、人前で話すのに抵抗が全然無い、いや積極的に好き、と
言っても良いくらいなので、今回も二つ返事で引き受けさせていただいた。が、
「好き」と「上手」は全然別の話。調子が良いときは自分で思い描いていたこ
とをまあまあ話せるのだが、今日はいつもより緊張していたのか、かなり早口
になってしまい、しかも15分を残してもう喋ることが何も無くなってしまった。
(後になってあれも話していなかった、これも話せばよかった、と気づいて、
二重に後悔することになった)
なまじ先週がまあまあ好評だったお陰で、今回は油断してしまったのが敗因だ
ろうと思う。


この先も、人前で話すことを商売にしてゆくつもりは無いけれど、もしまたそ
のような機会があったら、「聞いている人全員の時間を無駄にしてはいけない」
と強く自覚し、事前の準備を念入りにやろう、と反省しきり。

大浴場でのんびり

23日土曜、朝から快晴。今日もカメラ担いで春の景色を撮りに行きたいところだが
あいにくと今日締め切りの仕事があってカンヅメ。
やむを得ず洗濯と布団干しで気分転換しつつ、朝から夕方までずっとパソコンと
にらめっこ。
16:00過ぎにようやくアップし、久々に近所の温泉ランドに行って一風呂浴びて
きた。
露天風呂、ローズヒップ風呂、ジャグジー、寝風呂、サウナに打たせ湯とたっぷり
1時間堪能。湯上りにビールを一杯、と行きたいとことだが、帰りもクルマ、ここは
グッと我慢我慢。
帰りに寄った酒ディスカウントショップで待ち構えたようにビールの試飲。
いや、ビールじゃなくって、話題の「第三のビール雑酒)」というやつである。
何と1ケース1,980円(税込)、1本あたり82円50銭! こら安いわととりあえず
6缶パックを買おうとすると、ケース買いならティッシュ5箱お付けしますとの事。
さらに缶チューハイ1缶も、とTV通販のような怒涛のオマケ攻撃に、結局ケースで
買うことに。
ちなみにこのお酒、メイドインコリアで味はまずますでした。
 
上の写真右は、21日自宅近くの菜の花ばたけです。

故郷に錦?

22日金曜、私の出生地である石川県小松市の商工会議所で「商業・流通委員会」
のゲスト講師をさせていただいた。
いつもお世話になっている「お店ばたけ」事務局が私を推薦くださったとの事で
「ハイヨロコンデ!」と居酒屋みたいに二つ返事で引き受けたのだった。
お題は「ウェブショップ経営者の体験談」「経営の現状」「ネット販売のコツ」
「今後の予定」などをお話ください、との事。
「販売のコツ」なんて逆にこっちが聴きたいくらいだが、あとの二つなら何とか
なるだろう、ということでいつもの如く、原稿を用意せずにその場のノリでお話
させていただいた。
 ・「カタログ」だけではモノは売れない、パソコンの画面を通して「対面販売」
  をどうやって実現するか−
 ・「【いしかわや】は石川県のお店です」というコンセプトをどのように表現
  するか−
 ・ネットショップ最大の問題、「集客」をどのようにやってきたのか−
などなど、間に質問を挟みつつ(お陰でとても話しやすかった)、40分間お話させ
ていただいた。
最後の質疑が終了後、委員の方から「非常に楽しそうにお話いただき」との寸評。
はは、いつもそう言われるんだよなあ。人前で話すの大好き!の面目躍如、と
喜んでいいものやら。
ありがたいことに、別の委員会でも講演を、と次のお誘いを早速いただいた。
ネットショップはバーチャルな世界、だからこそ、現実世界のお付き合いの拡がり
は何より重要なこと。

【いしかわやライブドア店】では、クレジットカードもご利用いただけます

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佐賀「ふぐ肝特区」不許可へ、無毒化の評価困難

本日誌1月12日にも取り上げた「ふぐ肝特区」
「ふぐの子」にライバル出現か? - いしかわや日誌
ニュースの続き。


  佐賀県と同県嬉野(うれしの)町が、無毒化したトラフグの肝を食用として認める
  よう申請した「ふぐ肝特区」を巡り、内閣府食品安全委員会の「かび毒・自然毒
  等専門調査会」は20日、無毒化フグについて
  「データが少なく、安全性を評価するのは難しい」
  との意見で一致した。
  安全委は調査会が近くまとめる報告書を受け、厚生労働省に答申するが、同省では
  安全確認ができない状況では特区を認めない方針で、「幻の美味」は幻のままと
  なりそうだ。
  トラフグの肝は猛毒テトロドトキシンを含み、食品衛生法で食用禁止となっている。
  佐賀県などは
  「フグは毒を含む海底生物を食べることで有毒化する」
  との仮説に
  基づき、全国8か所で海底の有毒生物から遮断する「囲い養殖」を行い、約5千匹の
  無毒化に成功した。
  しかし、調査会では、毒を混ぜた餌を与えても毒化しないフグもあることから、
  「毒化のメカニズムが解明されていない」
  などの意見が相次いだ。
  佐賀県の担当者は
  「慎重論が多かったが、求められれば、新たなデータも提出したい」
  と話している。
  (引用終わり)


私個人としても、是非食べてみたかったので、残念。でも地元の人々はまだまだあきらめ
てはいらっしゃらないようなので、今後も動向を見守ってゆきたい。
石川県能美市(旧美川町)で作られている「ふぐの卵巣糠漬」のページはこちら
美川町特産糠漬(ぬかづけ)粕漬(かすづけ)<加賀能登伝統の珍味<【いしかわや】