日本の心・さいき

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北海道(3)・・・

 6月15日(火)、北海道3日目。「モエレ沼公園」の感動がまだ冷めやらぬ内に、動物にも会いたくなって、(昨日は、歩き過ぎたので、今日はあまり歩く元気がなかった。で、あまり歩かなくてもいいと思って)「円山動物園」に行くことにした。
 「円山(まるやま)動物園」の方が、「円山公園」よりも遠くにあるので、先に「円山公園」に行って、そこから歩いて「円山動物園」に行くことにした。
 宿泊ホテルの近くに出店が出ていたので、それを子どもの心境で見て行った。「中島公園」まで、ずーと続いていた。人人人って感じで、(佐伯の春祭りと比較すると)子どもが多かった!3日間のお祭りなのだ。
 で、そこを通って一つ先の「幌平橋駅」まで行き、そこから南北線に乗り、「大道駅」で東西線に乗り換え、「円山公園駅」で下車した。
 「円山公園」は、円山公園駅から5分もしなくてあった。昨日と同じく、又、テクテク歩いて行った。昨日と違って、少し、暑かった。
 で、歩きながら、・・・→ここも、途中からずーと出店が続いている。それも、多いし、何かおかしい。これは何かあるなと思って、(ホテルの近く祭りの意味も良く考えていなかったが・・・)→市民の祭り「札幌まつり」が、14日(月)・15日(火)・16日(水)とあり、この円山公園先にある「北海道新宮礼祭」で、それが盛大に行われていた。(年1回盛大にあり!!)
 ずっと出店が小道に沿って神宮まで続いていた。この「北海道神宮」、北海道全土の総鎮守、道民の氏神様って存在なのだ。(この時点で、存在の大きさとこの3日間の意味をやっと知る。・・・それに合わせて宿泊日を前もって決めた訳ではなかったのに、極めてラッキーだった!)
 神宮の近くでは、「大道芸猿まわし」があって、しばらく見た(面白かった)。新宮にお参りした。その神前舞台では、催しがいろいろ行われていた。
 何と、着いた時、「能楽」が格調高く行われていた。裏千家淡交会札幌支部が「野点」を催していて、無料で美味しく頂いた。その後、「古武道演武」がいろいろ披露された。神宮の近くでは、「空手」と「弓道」も行われていた。
 「空手」は、迫力ある実際の披露もあったが、バット3本を続けて折ったり、10枚の瓦を一度で割ったりしていて、これも、タイミング良く、(北海道旅行に来る直前に買ったばかりのカシオの)デジカメで高速で録画出来た。「弓道」は、風が吹いていたせいか、的に当てるのが普段よりも難しいと思われた。
 まだ、ずっと、こんな感じでいろんな催しが続いていた。もう、動物園を中止して、こちらを見ようかなとも思ったが、・・・やはり、予定通り、17時まで、動物園で過ごすことにした。
 で、又、テクテクと歩き、神宮から10分程歩くと、「円山動物園」があった。
 「コンドル」が羽を大きく広げる姿を初めて見た。又、日本ではここしかいない「コモドオオトカゲ」を見た。人気者の白クマも、元気に動き回っていた。アザラシの子ども(2ヶ月も経っていない)も、近くでしっかりと見れた。生まれて間もないオオカミの子、オランウータンの子どもも見れた。トドが、ある箇所のみ、決まったひっくり返って泳ぐさまを見て、おかしかった(家内とそれを見てふき笑ってしまった!)。トラとも、(ガラス越しに)楽しく写真を撮った。
 鹿の話が面白かった。鹿の角は、毎年根元から折れて、又、生えてくる。で、角の立派なのがメスの鹿から父親として選ばれることになる。野生では、5年も生きていればいい方だとのことで(鹿の種類にもよるだろうが)、死因の原因としては、飢餓でなくなることが多いそうな。動物園の鹿は、20年程も活きられていて、死因の多くは、老衰とのことであった。
 17時過ぎに再び、北海道神宮に行き、「雅楽」と「福井ばやし」と「人形浄瑠璃」を見た。
 「雅楽」と「人形浄瑠璃」、目の前で見たのは初めてだった。
 「福井ばやし」は、神前舞台でなく神門内向拝下であった。(大人もいたが)子ども中心の太鼓で、楽しかった。ダウン症の大人も、とても上手に打っていて、小児科医として、太鼓を打つ者として、ジーンと来てしまった(涙が出そうだった・・・)。演奏後の拍手も多かったなあ。
 「人形浄瑠璃」、3人で人形を操っていて、頭と右手を操る人(この人が二人の指示を出す)、左手を操る人、足を操る人と、役割がしっかりと決まっていて、男性の歩き方や女性の歩き方の説明もあり、とても面白かった。(これ、正に、日本の文化だなあ!)
 皆、面白かったなあ。