『ダブルス 二人の刑事』File:001

あれー?なんか期待してたのと感じってかノリが違うわ・・・・・・。
架空とはいえ「新宿」を管轄する署に勤務してる設定だからヤクザとドンパチとか被害者キャバ嬢とウフンアハンとかそういう話(新宿のイメージっぽい事件)を期待してたんだけど、新宿要素ゼロどころか普通すぎて驚いた。初回だけかと思いきや次回は草笛光子をゲストに振り込み詐欺事件のようだし、せっかく伊藤英明坂口憲二という“それっぽいコンビ”を用意したのに結局テレ朝らしい手堅いドラマになっちゃうのかなぁ・・・。それはそれで悪くはないけど、だったらこんな出落ちコンビ(愛をこめてw)ではなくもっとそれに見合ったキャストにすればいいのに。
肉弾アクションも微妙。特別格闘能力が高いという設定ではないとしても、モチャモチャしてるだけでカッコよくもなんともないってどういうこと。このドラマにリアリティを求めてる人なんていないんだから(いないよね??w)英明さんに飛び蹴りさせてフラっとなったところをぐっさんのハイキックで仕留めるぐらいやってもいいじゃないかー!。青木(デカい男)をぐっさん(デカい男)が羽交い絞めし、英明さん(デカい男)が冷却スプレーかけるってなにその地味な画ヅラ。どう考えてもこれは伊藤英明坂口憲二のキャラと関係性に萌えさせるためのドラマだろうに、二人をカッコよく撮らないって意味がわからない。シャワーシーン入れりゃあいいってもんじゃねーんだよ。
そのシャワーシーンもよおー、ただベターっとシャワー浴びてるところを撮っただけとか馬鹿じゃねーのかと。まずは上腕二頭筋や背筋や腰というパーツをじっくりと見せ、そんでもっての全身カットだろうがよ。無駄に入魂だった三浦翔平のシャワーシーンを見習えよと。せっかくの素材なのに全く料理できてないんだもん。裸見せりゃいいってもんじゃねーんだよ舐めんな。
二人のキャラもおんなじようだよね。今回の犯人に対し英明さんは「共感できる」と言いぐっさんは「出来ない」と言ってはいたけど、そういうこっちゃねーんだよ。内面(考え方)の違いを描くのは2話以降でいいんだって。一応、かろうじて、英明さんの方がまだ頭脳派で愛想(外面)よくてぐっさんの方が無口な武闘派って描き方をしてはいたけど甘すぎる。それならそれでもっと突き抜けてくれなくちゃ。演じてるのが誰だと思ってんのよ?英明さんとぐっさんよ??微妙な演技なんて出来るはずがないんだから設定は盛りすぎるほど盛ってやんなきゃダメだろう!。
その点、平泉×橋爪? 橋爪×平泉? どっちだかまだ判断ができないけど(笑)、この二人の距離感は良かった。むしろ主役の二人よりもこっちの関係性の方が気になるもん(笑)。劇中で明確な設定説明がなくてもこれだけの空気感を作れるのはこのクラスの俳優だからであって、英明さんとぐっさんには無理なんだよおおおおおお!。

『家族ゲーム』

最近の子役って上手い子多いけど、この次男は微妙だなぁ・・・。てか「新枠」「嵐主演」なんだからここにジュニアの子押し込まない事務所何考えてんだろ?と思ったんだけど、でもうんこ漏らしたことがキッカケで虐められ不登校になり股間押さえてモダモダし結局またうんこ漏らしちゃう役をキラキラアイドル予備軍にさせるわけにはいかないか(当時のかざぽんにだったら迷わずやらせただろうけどw)。
ていうかイジメのキッカケ=うんこ漏らしだってのに、5日間お風呂も入らず歯も磨かずにいた状態のまんま学校行くってどういうこと(笑)。
あと日中あれだけ派手にガラスの棚ぶっ倒して拡声器でギャーギャー喚いてたら近所が警察呼びそうなもんだろうに夜になってから「だいじょうぶ?」ってメールが届くってのもなー。
てかあの違約金1千万の契約書が法的にどれほどの効力を持っているのか知らんけど、あんだけ家で暴れられたら契約解除するだろフツー。異常者前にして世間体云々言ってる場合じゃねーよ。
もうさ、こういう形で他人を『矯正する』のは現代では難しいんじゃないかなーと思ったり。イマドキの子は学校であそこまで苛められ家庭でもここまで厄介者扱いされ、その上家庭教師の策略にトドメ刺されたら死ぬんじゃないかと思うんだよね。まぁそこは最初の面接で成績を上げたいかって問いかけだったかに“自分の意思で頷いた”ことで、次男の中にある強さなんだか折れてない心なんだか、とにかくそういうものを見出したからこそ家庭教師を引き受けたってことなんだろうし、だからここで死ぬような子ではないってことなんだろうけど、主人公の家庭教師を作る上で“狂気”と“破天荒”という要素が欠かせないとして、その見せ方、描き方ってのはもっと現代風・・・というか櫻井翔風にすべきだったかなぁと。
だって破天荒さで松田優作に勝てるわけないし、狂気で長渕剛に勝てるわけないじゃん?。
だけど腹黒さ、底意地の悪さ、全く笑ってないように見える笑顔、常に人を見下してる感じ、それは前任者たちにはない櫻井翔だけの魅力なわけじゃないですか!(褒めてますからね!念のため!)。だから窓を塞ぎ冷蔵庫みたいな扉を設置するという目に見える破天荒さよりも、おもむろにトラメガでニュースを諳んじるという目に見える狂気性よりも、唯一の希望であるソノちゃんに手を回しあんなベタなメッセージでガキの心を釣るという精神攻撃の方が“らしい”と思うんだよなぁ。また逃げるのかと顔面横の床を連打するのもあんな風にあからさまに感情メーター振り切れてる感じではなく機械のように殴り続けるほうがそれっぽいんじゃないかなーと。
てか一番いらないのは『家庭教師の過去』ですよ。なにあの夜の学校内でのイメージカット(笑)。理解できる理由(事情や過去)がないからこそ変人なのであって、そんなものはいらないと思うの。少なくとも『家族ゲームの主人公』には。
まぁこういう形で接するのは次男だけで他の三人に対してはまた違う攻め方をするんだろうなと期待を込めて継続視聴しますけど。


初回の収穫は神木さんの予期せぬキスシーン。
あと板尾の部下が滋さんで儲けた気分(笑)。

『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』#003「奇襲」

ザンネン5はそれぞれ一部スペックが特に優れてて、かつ生存本能が高い(=ジュリアシステムとの適応力が高いってことだよね?)という理由で選ばれた者たちであると。
そして戦うために結構な予算を賭けて「造られた」彼らは、選ばれる以前の記憶を消されてて、そのことを当人たちは知っていると。
サラっとヘビーな設定説明があったけど(あとGDPサイドはウルガルが何を目的として攻撃してくるのか全く分かってないってことも)、この設定でこの引きで次回タイトル「喪失」って、まさか早くもタマキ殉死なんてことになったりするのだろうか。予告にワンカットタマキの姿があったけど、あんなの回想かもしれないし、それどころか↑の設定+DNAがなんたらかんたらときたら、造られた“次のタマキ”が現れるかもしれないよねぇ。
その展開のためにタマキにあんなアホっぽい言動させてたんだとしたら・・・この作品に対する(今のところの世間の)評価ガラっと変わるわよ!?。
ていうか相葉っちイズルの「タマキーーーーーーーーーーッ!」って絶叫超良くなかったですかっ!?????超が言いすぎならそこは取ってもいいけど良かったよね?ね?ね?ね???。最近の若手声優って総じて叫び演技がイマイチだなーと思うんだけど、相葉っちのこの叫びは文句なしに合格点あげられると思うんですけどどうよっ!???。
ていうか1話から思ってはいたことなんですが、オペ男二人がいい声すぎて二人が喋るとついつい耳が惹かれてしまいます。しかもなんか同期設定っぽいし片や黒髪片や金髪とビズの違いもいいし、妄想が捗るのは俄然この二人なんですけどもっ!!。こっちもなにやら妄想が出来るリンリンとおやっさんのプラベ描写もいいけどオペ男たちのプラベも!ぜひ!!。
・・・とまぁメインキャラでこそないものの妄想力が発動するぐらいには楽しめるようになってきましたがw、相変わらずテンポの悪さと演出の雑さは気になる。全部が全部そうだってんじゃないんだけど、今回で言えば特訓→次の瞬間部屋に戻ってくるイズルの場面とイズルがイケメン執事に突っかかる場面。
前者は一般人が普通にトレーニングしてるジム内に(リゾート地といいつつ)ガラス1枚隔てて軍用の特殊トレーニング室があるというギャップってところまではいいんだけど、次の瞬間部屋に戻るイズル・・・はいいとしてそこほぼ無音であるせいか間延びして見えるんだよねぇ。その「間」がすごく気持ち悪い。
後者は単純に唐突すぎんだろと。絡まれてるように見える→ヒーローとして助けねばならん! ってことだけじゃなく、イズルはあの銀髪姉ちゃんに対し“何か”があるからこそああいう行動に出たってことではあるんだろうけど(記憶操作の話が出た回でのこのエピソード+イズルのみ再検査の可能性が高いってことは、記憶操作に綻びが出てるってことなのかなー?)、それにしたって突撃すぎだろうと。イズルって熱血ではあるけど直情タイプではないと思ってたんで、あのスイッチの入り方は別人のようでちょっと違和感だった。
ていうかあれ絡まれてるようには見えなかったよね。相関図で知ってたからってんでなく、タマキが「彼女いたのかー」って言うようにせいぜい痴話喧嘩にしか見えなかったと思うの。
・・・・・・・・ってハッ!?イズルはDTだから痴話喧嘩などというものが理解できなかったのかっ!?。なら納得!!(笑)。
てかザンネン5は休暇を与えられリゾートに行くよう言われたわけで、どこへ連れて行かれるのかと思ったらリゾートだったってんではなく予め行先を分かってたわけだよね?。てことはそのための準備をしていったのではないかと思うわけですが(でも手ぶらっぽかったけどw)、てことはタマキのスク水はあれ自分で用意した・・・ってこと・・・なのか・・・・・・?。
だとしたら自分の武器であるロリ巨乳を最も引き立たせるための戦闘服としてスク水(名前ゼッケン付き)を用意するタマキって、相当計算高いわよね。確実にそれが刺さる男はいるもんね。ただそれが自分好みのイケメンとは限らない・・・ってかまぁイケメンはゼッケン付きスク水なんてものには引っ掛からないだろう^^ってところがザンネンってことなのでしょうがw。
ていうか予告では水着回と見せかけておきながら本命は検査服とか分かってんだか分かってないんだかw。
ビーチバレーしようよー!って言う前に「やらない」って断られてスゴスゴ引き下がるイズルは可愛い(笑)。


てかさー、ザンネン5のような存在を造らねばならないほど人類ピンチってことなんだろうけど、それはそうとしてもその戦闘力を使って作戦立案するのがこの潰れたシュークリーム顔のようなヤツだ(その程度の人間が軍の指揮官として在籍できてる)ってことが最大の問題ってかピンチの原因だと思うんだけど(笑)。

そうきたかー

溝端淳平佐々木小次郎藤原竜也の武蔵とライバル
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130418-OHT1T00255.htm

 蜷川幸雄氏演出、藤原竜也主演の舞台「ムサシ」が、今年9月から来年にかけて再演されることになり、俳優の溝端淳平(23)が、藤原演じる主人公・宮本武蔵のライバル・佐々木小次郎役を務めることが決まった。

えええええええええええええええええ!?溝端大抜擢じゃねーの!!
しかし竜也のあらゆる意味での『相手役』として小栗→勝地→溝端ってどんどんと小粒になってるのは気のせいか^^。
ていうか溝端だったら坊ちゃまの小次郎の方がみたいんだけどなー。ビジュアル面でも期待できそうだし、なによりも竜也のようなほぼ同年代だけど圧倒的に格上の舞台人に真っ向勝負を挑む坊ちゃまが見てみたい!。

桐野 夏生『ハピネス』

ハピネス

ハピネス

桐野姐さんによる『ママ友』小説ときたらそりゃあもうすこぶる付きのエグさなんだろうなーとワクワクしながら読み始めたものの、視点となる主人公が“根は真っ当な普通の人間”なので妬みや嫉みや葛藤も真っ当で普通なものでしかなく、自分にはないものを持っている憧れであり嫉妬の対象である女たちだってみんな『いろいろある』けどそれぞれ必死にもがき苦しみ見栄張りながら生きているんだと、そういう話なのはいいんだけど、その『いろいろ』の部分もこういっちゃなんだけど全然大したことはなくって、小説(読み物)として面白くはあるけれど桐野さんの作品だと思うと物足りないことこの上ない。
でも桐野さんにもいろいろあって、いろいろ思うところがあって、そういうものが反映されたのがこの作品だと思うととても興味深い。
やっぱりわたしは(作品を通して見える)桐野夏生という女のファン、なんだよなぁ。