千束軒

mitch-mitch2010-05-01

ゴールデンウィーク、主人は仕事で遠出が出来ない為、特に出掛ける予定もなく。家に居ても、息子のエネルギーは放出されず。さて何処へ行こう・・・ということで、自宅から車で10分弱の洗足池へ。


お花見で来たことはあったけれど。よくある酔っ払いの記憶「ここってこんなだったんだ」な公園。
ここに限らずの話、現在住んでいるエリアは学生時代から網羅しているはずなのに、いざ住み始めたら「昼の顔を全く知らないタウン」だった。自慢げに「こんなお店が出来たんだよ」とユミに話したら「昔からあるよ?」とバッサリ言われること数回。最後には心配された。ここも、昼間に来ると気持ちがいい。昼のスポットひとつ制覇で、スタンプ押したいところです。


そして、ここに勝海舟の墓があることを初めて知る。

かつて、池のほとりに勝海舟の邸宅「千束軒」があったそうだ(戦災で焼失)。現在は勝夫妻の墓が残り、大田区文化財に指定されている。幕末、勝は江戸総攻撃中止と江戸城無血開城西郷隆盛に直談判するため、官軍の薩摩勢が本陣をおいた池上本門寺へ向かう途中、洗足池のほとりで休息した。明治維新後、池の風光明媚を愛した勝が移住し、西郷もここを訪ねて勝と歓談したと言う。勝夫妻の墓の隣に「西郷隆盛留魂碑」が建つ。これは、西郷が西南役に倒れた後、当時の東京府南葛飾郡の浄光院境内に勝が自費で建てたもの。1913年(大正2)に荒川放水路開鑿に伴い、当地に移建された。