週刊受けループvol.4

レンツカ日記:第2回わふおふ、第7回北大阪オフ小オフレポ
受けループ舐めてんのか?ぶっ殺すぞ:鉄の拳ローブシン非解禁環境受けループ総決算


レンツカ日記:第2回わふおふ、第7回北大阪オフ小オフレポ

11月24日に行われた第2回わふおふ、25日に行われた第7回北大阪オフに参加したので、その結果を書きたいと思います。

第2回わふおふ:千歳グループ 9-6-3 グループ1位 決勝トーナメント2回戦負け ベスト8
第7回北大阪オフ:悪グループ 6-2-4 予選落ち

んん...関東では予選抜けられますが、関西(大阪)では予選抜けたことありません;;
これからは関東勢名乗りますw

わふおふでは2回目の関東遠征ということもありいろんな人から声をかけてもらえて楽しいオフでした。
そのまま高速バスで大阪に向かう予定だったので2次会に行けるとは思ってなかったのですが、IKUさんたちのグループが僕の都合に合わせてご飯に連れて行ってくれたので2次会も楽しめました。ありがとうございました!
そして、夕食の席で、僕が明日までにめざ格ラティを積もらなくてはいけないと言っていたら、快く提供してくれたにゃんさんもありがとうございました。大切に使います!

北大阪オフはいつもどうりって感じでした。関西のオフも4回目にもなるんでね(1回も予選抜けてないorz)
ただ、ざるさんに会えたのが新鮮でした!

次回は12月22、24日に複数のオフがあるので、どれかに出ようと思います。ええ、クリスマスとか暇なんで。


受けループ舐めてんのか?ぶっ殺すぞ:鉄の拳ローブシン非解禁環境受けループ総決算

鉄の拳ローブシンが解禁され今までの受けループ(クレセ入りでない)は改変を迫られていますが、その前にこれまで僕が考えた受けループの案をまとめたいと思います。
僕のパーティの組み方に基づき、それぞれの構築の長所と短所を上げて行こうと思います。


(i)ラキムドーバンギラティ

最初は、僕が考えるテンプレのこの4体から組むパターンを紹介します。
まず、この4体での後出しからの処理が困難なポケモンを上げる。

ローブシンバンギラスメタグロスドリュウズパルシェンテラキオン

もちろん、この6体のみが対処不能であるというわけではないが、現環境のKPを考え、無視できるものは切っています。例えばバシャーモなど。
次に4体で対処できるが、KP上位であるために柔軟な対応が望まれたり、そのポケモンに対しより強い駒がほしいと思うポケモンを上げる。

キノガッサハッサムカイリュースイクンナットレイボルトロス

キノガッサスイクンについては必須のレベル。毎度言っているが、これらのポケモンラティオスでみている以上、バンギラススイクンorキノガッサの並びには2体での対策が必要となる。
ハッサムについてはエアームドが最高の対策枠であるが、腐りやすいポケモンであるため必ずしも選出できないので、もう一匹対策枠があることが望ましい。だが、こちらにラティオスがいることで相手のハッサムの選出を強要できるため、2体でみるかは個人の好みで良いと思われる。
ナットレイに関してはムドーでの処理の面倒さを考えて、ボルトロスに関しては受けループ対策枠に採用されやすいため、カイリューに関してはなるべく相手したくないので強く選出を縛りたいためそれぞれここに挙げた。

これらのポケモンについて残りの2体で処理できるように選びます。
また、耐性に関しては、この4体では岩、電気、(格闘)の一貫性が気になるので、このことも考慮します。
ここでは2つの例を挙げます。


1.ローブシン、ヌオー

内容に関してはこちらの記事をご参考下さい。http://d.hatena.ne.jp/o500220204/20121126/1353934649
内容が重複しますが、再度言及するところもあります。
ローブシンが対ドリュウズパルシェンテラキオンバンギラスナットレイ、ヌオーが電気、岩への耐性、対バンギラスメタグロスパルシェンローブシンドリュウズボルトロスを担当する。
バンギラススイクンの並びには、ラッキーでスイクンを素眠りまで追い込んでからローブシンで処理、バンギラスキノガッサにはエアームドで対策(バンギラスエアームドでみるわけではない。)している。
上記の理由からの選出のしやすさや、ボルトからの崩されにくさ、カイリューへの縛りの強さなどが魅力的。

欠点としては、寝言ムドーの後続負担の少なさ。挑発やステロを持っていないと、やることがなさすぎる。有利対面で相手の無償降臨を許すのは痛すぎる。
ムドーの挑発でカバを対策できないためラティにトリックが必須となります。
他には、ローブシン入りにヌオーの選出を強要されることが欠点です。

意見が二転しますが、ローブシンのスペックの高さとムドーでのしわ寄せにより、より柔軟な構築になっているとも言えます。


2.ドクロッグ、ヤドラン

この構築に関しては、第7回北大阪オフで使用したものを紹介します。

・ラッキー@進化の輝石
325-10-62-*-150-77
卵産み/ステルスロック/地球投げ/電磁波


エアームドゴツゴツメット
172-100-198-*-90-103
鉄壁/ドリル嘴/羽休め/挑発

挑発ムドー。後出しされたポケモンに挑発をいれることで危険な技を未然に防ぎ、安全にサイクルを回せる。エアームドの中ではこの型が一番強いと思う。
挑発によりハッサムナットレイに対し回復を許さないので、鈍いでAを上げる必要もなく、ワンチャン受けられる範囲も広がるので鉄壁を採用。


バンギラス@カゴの実
185-165-131-*-135-121
ストーンエッジ/噛み砕く/竜の舞/眠る

この構築もミラー対策がしにくかったので採用したが、他の型でもいい。
本当にミラー対策したいならASラム竜舞挑発バンギでいいんだけど、竜舞搭載型とサイクルに参加しやすい型のハイブリットというのが好きで入れてる。ハイブリットという言葉に弱いw


ラティオス@拘り眼鏡
175-*-101-162-130-177
流星群/サイコショック/めざめるパワー格闘/寝言

この構築ではバンギラスエアームドの並びがどうしようもなかったので、vanさんからの勧めとぺやんぐさんの記事に触発され、めざ格ラティを採用した。
この構築ではバンギラススイクンの並びにも明確な対処法がないため、ラティをバンギで崩されにくくすることに合理性が感じられる。
また、エアームドに挑発があるため、カバルドンにラティでトリックを入れる必要もなくなっているので、一応無理なくめざ格を採用できている。
しかし、トリックがない場合スイクンに押されることも事実なので難しいところ。


ドクロッグ@黒いヘドロ
177-126-113-*-85-135
毒づき/ドレインパンチ/ビルドアップ/寝言

BL★CKさんやぺやんぐさんの使っていた寝言ドクロをそのまま拝借した。
テラキオンバンギラスローブシンorキノガッサ枠。
「低種族値だとしても、そのポケモンが相手の2体に一貫すれば有利対面から技を撃てる機会が多くなるので、スペックの低さは無視できるようになる。」というのが僕の机上論であり、その典型であるこのポケモンについては高く評価していました。
実際、上記の組み合わせに対しては1体で相手でき、良い活躍を見せた。
しかし、テクニガッサが減り、ガッサを拘り寝言という不完全な対策でむかえ討ちたくないので相手にバンギラスがいない場合(=相手の2体以上に一貫しない場合)も積極的な選出が多くなり、サイクルで相手に負担を与えづらくなってしまっていた。
他にも、ウルガモスキノガッサという組み合わせには、ガッサにドクロを後出しした次のターンにガッサがウルガモスに引き、こちらがドレパンを撃って炎の体を発動させてしまったときにはその時点で詰みになってしまう。キノガッサ+霊に対し、ドレパンを透かされて回復できずにサイクル負けしてしまう。
など、サイクルを回す上での欠点を抱えています。


・ヤドラン@オボンの実(食べ残し、ラムの実でもよい)
201-*-171-128-100-50
サイコショック/瞑想/トリックルーム/波乗り

メタグロスドリュウズパルシェンテラキオン。そして一応、ローブシンスイクンの相手もできたり。
上記5体での穴を埋めるのに最適なポケモンと思い採用。この枠はヌオーも考えたが、低種族値が2体並ぶのがどうしても受け入れられなかったのでヤドランを選んだ。そのため、電気の一貫性を消すことには失敗している。
技は極めて特殊なものになっている。その理由はというと、トリックルーム、瞑想それぞれについて

ドリュウズに対し後出しから1匹で勝つことは不可能なため(無振りドリュウズでも波乗りで乱数+襷考慮)、後続処理できるようにS逆点要素が必要となる。しかし、ドリュウズは電磁波が通らないことから、別の技が要求されたため。
バンギラススイクンの組み合わせに対し明確な処理方法がないので、その方法を作っておきたかったため。具体的にはラッキー+ヤドランを使い、ラッキーでスイクンを素眠りまで追いこみ、素眠りのターンにヤドランを合わせる。その後

ヤドラン:瞑想  →瞑想  →ショック →ショック→ショック→ショック→ショック
スイクン:眠り状態→眠り状態→熱湯(火傷)→熱湯  →眠る  →眠り状態→眠り状態(倒れる)

と動くけば、零度スイクン以外に勝てる。計算は以下のようである。

C2段階アップヤドランのサイコショックでB172スイクンに67〜81ダメージ(32.3%〜39.1%)乱数3発(99.02%)なのでどんなスイクンでもほぼ確定3発。
C6段階アップC110スイクンの熱湯でD2段階アップヤドランに50〜59ダメージ(24.8%〜29.3%)。
最初の熱湯で火傷してもダメージ総量が59×2+25×4=218。オボン込でヤドランのHP総量は251なのでそれを上回っている。

となっている。
実践でも面白い動きをしてくれたが、無理にヤドランで抜き体勢に入ろうとして負けることもあった。そこらへんは僕の経験不足ですが;
ヤドランは技や持ち物の自由度が高いポケモンなので、このような技構成でも上記の役割対象には役割を遂行できるが、トリックルームとラッキーの電磁波とのアンチシナジーや、トリックルームはサイクルで複数回打たなくてはいけないことなど、扱いは難しい。
ただ、トリルには

テラキオンの身代わりを無視しS操作が行える。
・電磁波では、麻痺させたとしても抜けなかった殻を破るパルシェンが抜けるようになる。

という利点もある。
単に零度スイクン以外を相手したいならば、トリルを抜いて怠けるを入れればいいだろう。


以上、長くなりましたが、ドクロッグ、ヤドラン入りの構築でした。
全体としての特徴としては、ムドーに挑発を入れる→ガッサ対策枠に1つ費やす→6体目で無理なしわ寄せが発生した。という感じです。
構築の穴は埋めきることができたと思いますが、個々の役割の範囲が狭まったため、1の構築より選出ゲーになりやすく、扱いが難しいという印象でした。
ローブシンに関しては対面で勝てる駒は多いですが、後出しに関しては交代読みを受けると不可能なので、立ち回りがサイクル的になりづらいです。
こちらはまだ煮詰めどころと可能性のある構築と思います。



(ii)ラキムドーバンギクレセ

こちらもテンプレのひとつであると思いますが、僕は使ったことがなく低評価です。
使用感も書けないので、今回は(i)と比較しての長所と短所を述べるにとどめます。主にラティorクレセの違いについてです。この構成にクレセリアを入れるならば眠カゴ瞑想ショック型だと思うので、その方向で考察します。

長所
ローブシンに後出しが安定する。
・受けループミラー対策が自然に取り入れられる。
・流行の馬鹿力身代わり化身ボルトロスに勝てる。
・汎用的な受けができる。
・スターミーや毒守ドランといった定数ダメを利用した戦法に対し、ラッキー+クレセで回復と交代を繰り返せば勝てる。

上の2つが大きいですね。
ラキムドーバンギラティの形では、受けループミラー対策が本当に難しいので、クレセの存在は大変ありがたいです。
ちなみに、バンギローブには立ち回りを気をつけなければ勝てないですね。

短所
・Sが高いラティを失うことになるので、剣舞ジュエル文字ガブ、悪巧み霊獣ボルトロスなどのメタに対応しにくい。
・対面ではスイクンキノガッサに勝てそうだが、サイクルを回すことは不可能なので、残り2枠でガッサ、スイクン対策をしなければいけない。

これは割と致命的で僕の評価を低くしている原因です。
スイクンに対しては何度か後出しできますが、火傷した時点で眠らなくてはいけなくなり、サイクルでスイクンより早く素眠りに追い込まれることが懸念されます。
剣舞ジュエル文字ガブ、悪巧み霊獣ボルトロスを考えると、補完にはヌオーが入りそう。


一応サンプルを紹介しておきます。

・ラッキー@進化の輝石
325-10-62-*-150-77
卵産み/ステルスロック/地球投げ/電磁波


エアームドゴツゴツメット
172-100-207-*-90-94
燕返し/羽休め/鈍い/寝言

無理やりのガッサ対策。


バンギラス@拘りスカーフ
189-174-130-*-120-123
追い打ち/ストーエッジ/馬鹿力/冷凍パンチ

クレセリアの採用によって落ちたパーティ全体のSを補うためにスカーフ。バンギヌオーの形も自然に取れて美しい。
非拘りガブ、テラキオンを上から殴るときの有効打がほしいので噛み砕くは切る。


クレセリア@カゴのみ
223-*-147-105-151-136
サイコショック/瞑想/眠る/めざめるパワー格闘

配分は適当ですw 前使ったやつ。
めざ炎個体の実数値をそのまま書いたので、めざ格ではこれよりは低くなりますが突っ込まないで下さい。


ドクロッグ@黒いヘドロ
177-126-113-*-85-135
毒づき/ドレインパンチ/ビルドアップ/寝言


・ヌオー@オボンの実
202-105-150-*-86-55
地震/冷凍パンチ/鈍い/自己再生


解説適当ですが、まじめに組んでいます。受けループの構築案については一通り研究したので。


今回の考察は以上となります。一番上の構築以外は、鉄の拳ローブシンが解禁されてもマイナーチェンジ程度で乗り切れると思っています。
今までは統計的な情報から受けループを使う上でのサポートをするというようなコンセプトでしたが、今回は良い区切りとなるような機会だったので、僕の考えた構築案について触れ、直接受けループというものを語る内容としました。
非常に長かったですが、最後まで読んでくれた方ありがとうございました。