岡村日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016-09-30

[] 入院 8日目  入院 8日目を含むブックマーク  入院 8日目のブックマークコメント

昨夜はその後点滴で少し胃は楽になったが、代わりに胃がバクバクしだす。

それでも気を失うようにして寝る。

午前3時頃目を覚まして眠れなくなる。

胃が張ってきたときにさするとわずかにゴロゴロとする。

それでずっと朝までさすっていた。

後で妻に聞いたところでは、膵臓や脾臓などの臓器を摘出した人は

急な膨満感になりやすいのだそうだ。

ああ、まさにそれだ。

俺はいったい何をやってたのか。


熱を計ると38℃近く。

本を読む気になれず。音楽を聞く気にもなれず。

日中は横になって眠って過ごす。

膨満感の再来が怖くて食事はとらない。

胃がロックされているように感じる。


朝の回診で、採血の結果白血球が増えていると。

血栓ができていると考えられるため、CTスキャンを撮ってみることになる。

しかし急な割り込みなのでなかなか順番が回ってこない。

ベッドでずっとぼんやりしながら待つ。


呼ばれて1階に下りるが、フラフラして辛い。

手術翌日とどっこいどっこい。

レントゲンの後、CTスキャン。


夜の回診でやはり血栓ができていますと。

胃から脾臓に伸びている動脈だったか、肝臓につながる動脈だったか。

昨年のように放射線科の手術かと思いきや、

血液をサラサラにする薬をしばらく飲むのだという。

それは裏を返すと怪我や打ち身の際に出血しやすくなる。

うかつに日常生活で飲むことはできない。

これから先、毎日薬を飲んで、採血して様子を見るという繰り返し。

最短で3日(月)に退院ということになっていたけど、おそらく伸びるだろう。


夕方からの点滴がよかったのか熱が下がる。

胃もゴロゴロ言い出して、ガスも出るようになる。

今思うと膨満感と血栓はたまたま重なっただけの別の事象だったか。


妻が見舞いに。

脾臓摘出後の血栓や血小板・白血球の増加についてのメモを見せてもらった。

先生も言っていたし、妻のメモにもあったが術後血栓はできやすいのだという。

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2016-09-29

[] 入院 7日目  入院 7日目を含むブックマーク  入院 7日目のブックマークコメント

昨晩は久しぶりにぐっすり眠れた。

何度か目を覚ましたが、すぐにまた眠った。

6時半に起きる。

体温を測ると30℃台。血圧を測ってもらうと上が引き続き130台。高いまま。

体重はこのところ変わらず。いろいろ体に管が刺さってるからか。


本もだいぶ読めるようになってきて『幻のアフリカ』に戻る。

午前中で100ページ。


朝食は柔らかめのフランスパン(いや、コッペパンか)、クロワッサン

サラダ、オレンジ、チーズジャム牛乳

ゆっくり全部食べきる。

途中に回診が来て背中の麻酔を外す。

これで残るは右手の点滴と足のストッキングのみ。


点滴はベッドが右側に開いているのでどうしても利き手となってしまい、不便。

思わず伸ばそうとして引っかかってギャッとなったことが何度かあった。

午後時々ジクジクと傷む。


頭を洗ってもらい、体も拭いてもらう。すっきりする。

たぶん今回は看護師見習いの子か。制服が違う。

時々、本当は美容師志望だったんじゃないかと思うぐらい上手な子がいる。


昼、焼売、入り豆腐カリフラワー酢漬けお粥、すまし汁。

今回も無理なく全部食べた。


さくらももこさくらえび』を読む。

さすが面白い。手練れを感じる。

続けて村上春樹旅行記を読み終える。

トニー・パーカー『殺人者たちの午後』に入る。

イギリスの殺人犯たちのノンフィクション。訳は沢木耕太郎


夕食。和風ミートローフ、茶わん蒸し、春雨炒め。

食べていると夜の回診。

順調に行けば3日月曜に退院となる。お粥ごはんへ。

うれしくてバクバク食べていたら異変が。まさに胃変。

途中おなかがきつくなったかな、というのを無理して食べていたら

食べ終えた頃急に腹の調子が。

吐き気はなく、痛みもなく、ただただ大食いチャレンジにしっぱいしたときのような胃の圧迫感が。

妻が見舞いに来る。

さすがにやばいとナースコール。今回の入院で初めての。

看護婦の方に腹を診てもらう。やはり急いで食べ過ぎですと。

担当の先生からも、今回胃を切ってはいないけれど、

胃と膵臓を結ぶ血管を切っているので今、動きは鈍くなっていますと。

今日の夕方を最後に点滴がはずれたのであるが、痛み止めをつなぎ直す。

明日はゆっくり食べてくださいよと言われる。

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2016-09-28

[] 入院 6日目  入院 6日目を含むブックマーク  入院 6日目のブックマークコメント

手術の翌日から点滴に捕まって歩き回ったからか

漫画とは言え本を読んだからか疲れ切って熱が出たようになった。

昨晩は食事を終えて、妻の見舞いの後は何もせずに眠って過ごした。

ここが我慢のしどころだろうと。

19時半から最初のうち、いくらか眠れた。

しかし22時に目を覚ますとそこから案の定眠れず。

5分うとうとして25分目を覚ましているような。

それでも午前4時には眠れただろうか。

8時頃までだいたい寝て過ごす。

おかげでだいぶよくなった。

立ち上がるとまだ少しフラフラするが、歩くのに力を振り絞るというのでもない。


朝食は重湯から粥食へ。

黒パンのようなものにマーガリンバナナ、ジョア、ハンバーグ

水菜ブロッコリー、玉ねぎのサラダ

パンを半分残したが、それ以外は全部食べた。


回診。ドレーンを抜いていいということになり、その場で抜いてもらう。

看護婦が日勤に替わってから尿道カテーテルも抜くことになった。

だいぶさっぱりする。

あとは背中の麻酔と点滴だけ。

髪も洗ってもらった。

レンタルガウンを着替える。点滴を外して、背中の麻酔のコントローラを貼り付けて、

準備ができたところでガウンの紐がないということに気付く。きれてそのままになっていた。

やり直し。看護婦の方もさすがにイラッとする。


ナンシー関『秘宝耳』を読む。

青森市という同郷なのに意外と初めてだったりする。

テレビ批評なんだけどその観察力、洞察力の高さに驚く。一気に読んでしまう。

その後北大路公子というエッセイストの本。

酒好きなダメな女系。半分ぐらいは他の人のエッセイで読んだことあるような。

残り半分は面白い。


昼はお粥麻婆豆腐大根鶏肉の煮つけ、もやしナムル

お粥食は通常のをごはんからお粥に変えただけなのか。

ありがたくいただく。お粥は半分残す。

昨年の腎臓の時は手術の翌昼からお粥、夜から通常のメニューで全部食べたけど、

今回はそこまで食欲がない。

そうか、脾臓も消化器なのだな。胃のすぐ側にある。

腹の調子もよくない。何回も大の方に急ぐ。ゆるいまま。

これも昨年はそうではなかった。


昨日火曜に何人か退院して、入れ替わりで何人か入ってくる。

その中の一人の方がずっと「うんうん」うめいている。

通りがかりに見ると奥さんがずっと足を揉んでいた。

夕方には疲れ切って椅子に座りながら眠っていた。

話している会話が漏れ聞こえてきて、もしやと思って奥さんに聞くと八戸の方だった。


夜、エビチリ、メバルの生姜焼きブロッコリーソテー

17時を過ぎて急に熱が出る。38℃を超える。

元々予定していた抗生物質の点滴を打ったら下がった。


19時の面会時間終わりギリギリに妻が到着。

昨晩本屋で面白そうと買ってきてくれた西原理恵子の本を持ってくる。

ミネラルウォーターを下に買いに行ってもらう。

昨晩光が丘 Livin の辺りに救急車野次馬が。

しかし炎は見えなかったらしい。


村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』を読み始める。


昼、ヨドバシから iPhone 7 plus black 256G が入荷したと留守電あり。

しかし受け取りに行けない。

今日から三日以内に行かないと自動キャンセルとなってしまう。

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2016-09-27

[] 入院 4日目午後(手術後)、5日目  入院 4日目午後(手術後)、5日目を含むブックマーク  入院 4日目午後(手術後)、5日目のブックマークコメント

エコノミー症候群防止のストッキングを履く。

12:25 看護婦の方が迎えに来る。

歩いてエレベーターに乗って二階へ。

待合室のようなところで執刀医、麻酔医、看護師の顔合わせ。

ドアの向こうに手術室が並んでいる。

一瞬開いてそのうちのひとつの中が見える。

何人かで手術台を囲んでいる。


顔合わせが終わってドアをくぐる。

廊下はたくさんの機械を積み上げた工場と屠畜場とが一緒になったかのよう。

しばらく歩いて5番目の手術室へ。

さっそく手術台に横たわる。

左右の手の甲に点滴。右腕に血圧計。おでこに眠りの深さをモニターするシールを貼る。


左を下にうずくまって、脊髄の麻酔を入れる。

これが昨年もそうだけど、痛みはさほどないもののかなり違和感あるもので。

ほんと細い管が入っていってるような。

脊髄を損傷しないかというのがとても怖い。


昨年の手術では手術室に流す音楽を選べて、ジャズにしたけど今回は聞かれない。

オルゴールのようなものが聞こえてきた。

全身麻酔を入れる。フラフラと眠くなる。


目を覚ます。日本のロックが、…という夢を見ていたように思う。

吐瀉したものを管が空いとる。

この管が喉にずっと入っていたからか、風邪を引いた時のように喉が腫れて痛い。

病室に運ばれていく。

大部屋は酸素吸入器がないからとこの日だけ1人部屋となる。口元は酸素のマスク

血圧を測る。採血


やはり尿道カテーテルが極度の違和感あり。何度か尿を吸い出してもらうが、変わらず。

何度もそればかり主張したため、その後来る人来る人皆が気にする。

一晩我慢してようやく慣れた。


立会いの妻が呼ばれて来る。時間を聞くと17:25

当初2時間ぐらいと聞いていたのでかなり難航したものと思われる。

腹帯をして脇腹にドレーンが刺さっている。

妻は摘出した脾臓を見せてもらったという。

握り拳ぐらいの大きさがあって、普通はその2/3の大きさなのだとか。

つるんとしていた。


こちらの病室では一晩安静となっていて、本が読めず。

暇で気が狂いそうとテレビを見る。

世界の果てのこんなところに日本人が、というやつの3時間スペシャル。

エボラ出血熱がようやく治った最貧国リベリアで働く74歳男性と

石油と天然ガスで潤うアゼルバイジャンで暮らす40歳ぐらいの女性

入院して身動き取れない時、こういうバラエティ番組のあることをありがたく思う。


その後元宝塚で今、自由が丘でメロンパン屋を切り盛りする女性の話。中国のネット事情について。

チャンネルを何度か変える。

そのうちにウトウトする。

看護婦の方が定期的に点滴の様子を見にきて、都度起きてしまう。

結局浅くウトウトしたまま、朝になるのを待つ。


8時半ぐらいか。主治医の先生をはじめ何人もの医者が回診。

腫瘍は透明なゼリー状だったという。

酸素マスクが外される。

尿道カテーテルは背中の麻酔を抜かないと外せないと。残念。

ドレーンも今日か明日か。


アサイチを見る。

日本のいろんな島がテーマ。小さい島を代々所有している一族や五島列島の民泊

ペットボトルの温灸。香川の寂れた小さな島。

その後看護婦の方が胸のモニター、左手の点滴、エコノミー症候群にならないようふくらはぎマッサージする機械を外す。

身体を拭いてくれる。


麻酔科の先生が来て様子を聞く。

痛みがあるかというのであまりないというと痛みに強いんですねと驚かれる。

そういえば去年もそうだったな。


ベッドの外に出てフロアゆっくり歩いてみる。

少しふらつく。腹に力が入らず、猫背となる。

ゆっくり一周してナースステーション体重を測る。

トイレで歯を磨く。

その後車椅子に乗せてもらって一階でレントゲン。

終わって元の病棟に戻る。

なんだか暑い。今日の最高気温は30℃

血圧は高い時は140を超え、体温は38℃となる。

アイスノンを持って来てもらう。


昼食を持って来てもらう。

採血の結果がよかったので昼から流動食。

重湯、コーンスープヨーグルトゼリー

さほど腹が減ってないが、急いで飲み込んでしまう。

無理をしたかなと横になる。

音楽聴くドビュッシーピアノガムランのうち、穏やかなやつ。

そしてこんな時はいつも欠かせない、The PoliceSynchronicity

その後ベストアルバム。心に染みる。


尿道カテーテルの周りは雑菌が入りやすいからと個室のトイレに設置された簡易シャワーを使って洗ってもらう。

戻って来て『四月は君の嘘』の続きを読む。

管が刺さっていて寝返りをうてないのが辛い。

一気に読み終える。ラストに号泣

恋愛漫画王道

しかし友人に聞くと『いちご同盟』という元ネタがあるらしい。


婦長の方が挨拶。

夕食を運んで来てもらう。重湯。ヨーグルト風味の飲料とゴマのプリン

片付けは自分で持っていく。

点滴のあれをガラガラ押して洗面所。歯を磨き、水の不要なシャンプー

一気に疲れて、ベッドに寝込む。

先生が来て経過は良好だと。明日からお粥となる。

しかし血圧は150を超え、体温は38℃近い。

無理をしたか。抗生物質の点滴が増える。


妻が見舞いに。

ゆるいエッセイをもってきてくれるように頼んで、さくらももこナンシー関が届く。


本を読まず、安静に過ごそう。

熱もあるので早く寝る。

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2016-09-26

[] 入院 4日目午前(手術前)  入院 4日目午前(手術前)を含むブックマーク  入院 4日目午前(手術前)のブックマークコメント

昨晩佐藤貢の旅行記を読み終える。

中国からネパールを経てインドへ。

様々な人との出会いを経て、様々な悪い流れに導かれて、

いつしか単独日本人観光客には無理と言われていたチベットへ

フラフラになりながら目指すようになる。

ラスト驚愕の展開。本当だろうか?

この人の文章に嘘はないことを感じる。

これは本当のことなのだろうと思う。

素晴らしい本。出会えてよかった。

『ジャップロックサンプラー』と並んで今年読んだ本の中ではベスト。

他は『かくかくしかじか』『アイアムアヒーロー』などの漫画か。

『ジャップロックサンプラー』の愛情と熱意。しかも言葉を知らない国の。

同じだけのものをもって日本ロック史を書ける日本人はいるだろうか。


22時消灯、割とすんなり眠る。

6時起き。体温と体重を測る。

もうこの時間から水分の摂取が不可。

後から尿道カテーテルを指すことを考えると水は飲まない方がいいだろう。

8時の朝食も僕の分はない。

水の不要なシャンプーで髪を軽く洗って、洗面所の水で洗い流す。

『幻のアフリカ』の続きを読む。


昨日選り分けておいた手術に必要なものを確認する。

前空きのガウン、昨日買いに行った腹帯歯ブラシトランクス、箱ティッシュ

今日は曇。

手術後に読む本も選り分けて枕元のテレビ台に置いておく。

老子』『ラオスにいったい何があるというんですか?』など。


四月は君の嘘』の一巻と二巻を読んでみる。

少年漫画でもなく少女漫画でもなく成人漫画でもない。

これが少年マガジンに連載されていたのか。


8時過ぎに主治医の方をはじめとして何人も。

午前に予定されていた手術がなくなって早まるという。

しかし妻の到着が12時なのでそれを待つことになる。

妻には早まったことを伝える。


『幻のアフリカ』日課の100ページを読み終える。

自由に動けるのも最後かと一階のローソンに水を買いに行く。

戻ってきて手術着に着替える。ボタンは左肩の後ろ側になるようにする。

下はいつもの短パンでもよさそうだ。

妻には一応スエットの下を持ってきてもらったけど。

エコノミー症候群防止のストッキングは後で看護婦の方にやってもらおう。

あとは点滴か。『四月は君の嘘』を読みながら手術を待つ。

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