赤いきつねと緑のたぬき

緑の左翼:ブントの場合
左翼や右翼の転向はよくあることだ。とくに、最近の傾向としては、「赤から緑へ」の動きが顕著になっている。例えば、日本でも共産主義者同盟(ブント)は市民団体のブントへと改称し、環境運動へ軸足を移し活動を行っている。環境問題に対する世論の意識の高まりに乗じて、新左翼はうまくその波に乗じたようだ。地球にやさしいエコな左翼の誕生だ。ただ、そのキレイ事から全体主義はいつも始まるのだ。


赤い資本家の系譜
ゴア・シニアによる「地球温暖化防止」ビジネス
今やアル・ゴアは環境問題に熱心な政治家としてお馴染みの存在だ。彼の実父であるアルバート・ゴア・シニアは上院議員の政治家であった。ゴア・シニアは原発開発委員会の中心メンバーとして、火力発電による「地球温暖化防止」のために原発推進キャンペーンを行い、同時に核兵器開発も推し進めてきた。ゴア・シニアはオクシデンタル石油の副会長も務めている。

このオクシデンタル石油の創始者アーマンド・ハマーは熱烈な共産主義者であった。*1アーマンド・ハマーはレーニンスターリン、その他のボルシェヴィキとも親交があった。特に、レーニンとの信頼は厚く、ソ連その他の周辺国との赤い貿易*2の中心的な存在となり、莫大な収益を上げ大富豪となる礎を築いた。*3

もちろん、ハマーはアル・ゴアとも親密な間柄にあった。ゴアは家族二代に渡って、御用政治家として活躍するだろう。赤い資本家のマリオネットとしての心構えは、赤いきつね(アーマンド・ハマー)から緑のたぬきアル・ゴア)へと連綿と受け継がれるのだ。今度はゴアが、マッチポンプの火消し役として、三都主なみの一流のシミュレーションをするであろう。*4


親子二代にわたる「地球温暖化防止」
現在、原油価格が急騰し火力発電は採算が合わなくなり、米国では原子力発電所の建設ラッシュへと向かっている。今こそ、親子二代に渡り、「地球温暖化防止」のために煽動を行うのだ。アメリカにとって「地球温暖化防止」のプロパガンダ原発・ウラン業界にとって絶好の追い風となる。ゴアのプロパガンダ映画「不都合な真実」は、どれだけ国益*5という名の利権を潤したか計り知れない。

ゴアの活動資金はマフィアのマーク・リッチ*6に大きく依存してる。マーク・リッチは、国際鉱物資源マフィア(メタル・トレーダー)として、ウランそしてレアメタル*7を販売している。原発や環境エネルギー開発は国際鉱物資源マフィアの利権にも直結するのだ。

民主党シンクタンク、ワールドウォッチ研究所は環境保護問題を専門としており、民主党の選挙キャンペーンとしてしばしば環境保護問題を宣伝に使うが利権のしがらみからは逃れられない。アメリカも族議員によって国益が吸い尽くされるであろう。アメリカは軍需産業から脱却できなければ、第二第三のJ.F.K.のような生贄を必要とするであろう。ゴアにその勇気はないだろう。偽善者として生きなければ、J.F.K.のようなリベラル野郎は消え去るのみだ。これからもグローバリストの手のひらで踊り続けるのだ。


ゴア元副大統領の映画「不都合な真実」の不都合な真相

*1:ちなみに、「アーマンド・ハマー」の名前は、共産主義のシンボル(アーム・アンド・ハンマー)からきている。

*2:ちなみに、オクシデンタル石油は、ロシアでウラン鉱山の開発も手がけている。

*3:アーマンド・ハマーはソ連の最高勲章であるレーニン勲章も受賞している。ちなみに、キューバカストロレーニン勲章を受賞している。

*4:シミュレーションはサッカーの反則行為である。三都主アレサンドロはシミュレーションの名手であり、華麗な名演技を見せてくれる。これは日本のサッカー選手が苦手とするところだ。

*5:原発・ウラン業界、国際鉱物資源マフィア

*6:マーク・リッチは永らくFBIに指名手配されていたが、2001年、任期終了数時間前のクリントン大統領から赦免を獲得している。アル・ゴアクリントン大統領がモニカ・ルインスキーとの不倫で非難されていた時に、世論の注意を誤魔化すためイラクにトマホーク・ミサイルを撃ち込み、名アシストをしている。

*7:太陽光発電装置や風力発電装置に必要