日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-09-08

[]はてなブログへの移行

はてな日記がなくなるとのことで、はてなブログへの移行をしています。

はてなブログこちら

新しい記事ははてなブログに書くようにしています。

移行は、こちらをみながらしています。

2018-08-30

[]大家さんと僕

昭和一桁生まれの大家さんと矢部太郎氏の交流。はじめのころの、大家さんが大事に思っている常識が若いものにとっては「へえそうなのか」という感覚、これは私が大正生まれの父と暮らして常に心に浮かぶ感情で、身近なスタートとなった。

なんといっても大家さんのユーモアがべたべたしてなくてなんだかドライでいい。そこをうまく拾って伝える矢部氏も良い。結構軽めの芸能人仲間と大家さんのやりとりなども、自分とは違う存在への眩しさみたいなのもあいまって楽しめた。

大家さんが行きたかった知覧はやはり大正生まれの伯母が身近なひとのことを思って特別の思いで訪れたときいており、そこにも親近感をおぼえた。でもシリアスになって読みづらくなるわけでは決してなく、あたたかいけれど笑える感じにまとめてあるこの頃合いがいい。

絵柄もよい感じ。

大家さんと僕

大家さんと僕

[][][][]エンタツアチャコの新婚お化け屋敷

宮沢章夫さんのカルチャー論を録画していたものをみていたら、「書を捨てよ、町に出よう」から糸井重里の「本読む馬鹿が、私は好きよ」へ移行する、肉体中心から頭脳への時代の流れという中で、チャップリンなどが源流のからだの動きによる笑いとは違うタモリやいとうせいこうのコンセプチュアルな笑いという話があったのだけど、この映画はまさに体を使った笑いの最たるもの。エンタツの体の動きの軽妙さに終始なごまされる。

エンタツの女房役を演じたのは霧立のぼるさん。名前だけはきいていたけれど可憐なひと。

高勢実乗氏、泥棒役で登場。よい味だ。楽しめた。いつもよく拝見している立派なひげはなかった感じ。

2018-08-25

[]サウダーヂ

オフィシャルページ

2011年 冨田克也監督作品。シャッター商店街が増えた甲府で生きる人々をリアリティあふれる空気で描く。高い評価を受けているのがよくわかる、見せかたのうまさ、描き方の腑に落ちる感じ。ブラジル移民であふれる街で、映画「シティ・オブ・ゴッド」が言及されるが、泥にまみれた世界をひきつける感じで描くのはこの映画も同じ。「サイタマノラッパー」の空気も思い出すが、あちらにある微笑ましさというのは一切排除しているのがこの映画の魅力だ。ケン・ローチみたいに世の中で起こっている問題を描きつつも、答えを簡単に出さない、ストイックに提示だけする雰囲気も安易でなくて良い。

2018-08-23

[][][]水無瀬大山崎〜映画「家路」

先日大阪で若い知人に会った時、水無瀬長谷川書店というところに行きたがっていた。時間の都合で回れなかったのだけど、中村佳穂さんという方のCDが欲しかったからだったそうだった。

教えてもらったyou tubeが力強くて透き通っていてとても良く、また偶然同じタイミングで長谷川書店さんの評判を信頼している方のtwitterで知り、CDを買いに行く事に決めた。

知人が求めていたCDは「GATAGOTO SONG NIGHT SONG」というアルバムで長谷川書店さんで収録されたもの。鉄道の高架下で、常にガタゴトという音がしているそこからつけられた名前だそう。長谷川書店におかれたピアノを使われたという。上のCDの説明のところには以前から気になっていたバンド「ザッハトルテ」のヨース毛さんという方のチェロも一緒に入っているそうで、そのつながりも嬉しくなった。

f:id:ponyman:20180823110946j:imageこのピアノで収録

佳穂さんはCDを一期一会として作られるそうで、基本は再版をされないようで、以前のCDなどが手に入りにくいらしい。長谷川書店さんで、佳穂さんがサントラを担当した「家路」という映画のDVDも購入した。

映画「家路」 オフィシャルページ

この映画は「oYamazaki まちのこし プロジェクト」という大山崎エリアの良いところを残していきたい、町おこしでなく、まちのこし、という考え方のもとで作られたそうで、出てくる人もほとんどが演技の経験のない大山崎に住んでいる人々。最近「ハッピーアワー」*1や「さよならも出来ない*2など、俳優でない人で作られた映画を時々みるが、演技のうまい下手を超えた人間性がにじみ出ていて俳優による映画とは違った風合いが出ている。この映画もそうであり、でも、中村佳穂さんのサントラがそのあてどない飛行のような映画をよい方向に導いている。すばらしい才能だ。主人公を演じた中村佳太さんは、経歴をみていると、住みたい町で住もうと決意して東京から移住され、珈琲焙煎所を作られたそうだが、本当にこの映画、大山崎の自然も豊かに感じられ、住みたい気持ちになる。そして、自分の一日一日を考えるきっかけになるような映画だった。

この日は、「家路」のサントラCDも求めて、中村佳太さんのされている「大山崎 COFFEE ROASTERS」も訪れる。こちらもあたたかい空気で、このプロジェクトがとても気になるものとなった。

f:id:ponyman:20180828054345j:image

「家路」のDVDには佳穂さんの上映会時のミニライブも収録されこれがまた力強く楽しかった。「千年たったらみんな死んでいる」といううたがあったのだけど、これ、個性の強い母の介護中に母より浴びせかけられた強い言葉に傷ついた自分に父がかけてくれた言葉と似ていて、はっとした。

話がどんどん広がってしまったが、水無瀬の長谷川書店さん、本当に普通の、気取ったところのないまちの本屋さんでありながら、魂に響く選書を織り交ぜておられ、そのバランスがとても素晴らしいと思った。

佳穂さん関連のものとして求めていたので、佳穂さんの地元の美容師さんが世界中を旅しながら髪を切っているところをナショナルグラフィックスのカメラマンが撮影した写真集なども紹介してもらい、これも散髪されている人の人間性が引き出されているおもしろい写真集だった。(タイトル「TOUCH」

f:id:ponyman:20180827091139j:image佳穂さんの作られたポップ付「TOUCH」

また、佳穂さんの曲「口うつしロマンス」の元になった「さよならのあとで」という詩集もメモしておきたい。

さよならのあとで

さよならのあとで

夏葉社から出ているこれだろうか・・検索していたら長谷川書店さんのtwitterで、姫路おひさまゆうびん舎といって、杉浦さやかさんの姫路の展覧会の時にみた名前もあがっていて興奮がつきない。

後日談として、もともと佳穂さんのCDを求めていた方(つい先日まで岐阜在住)から、長谷川書店さんともおつきあいのある岐阜徒然舎という古本屋さん、そこから話が広がっての、ヨジハン文庫伊東豊雄という方の建築岐阜市立図書館メディアコスモスなども教えて頂き、メモが増えている。

[][]Relish

以前確か新聞に紹介されていて、この本を買っていくつか定番で作っている。大山崎の料理教室Relishが簡単な家庭料理を解説したもの。

大山崎に行ったついでにRelishはどんな場所か見に行こうと訪ねてみた。JR山崎駅のすぐ向かい、カフェtabitabiの2階でこの日も料理教室を開催されておられた。そして、横には、食料品や衣服、小物などの雑貨を売っておられたのだけど、私や家族が取り寄せて買っているhacuの靴下や、新潟のゴムのない靴下(F-styleでも売っておられるが、同じメーカーのものをRelish仕様で販売)など、関西のかばん作家さんの作品などが並べられ、うれしい気分に。大山崎に行くときは立ち寄りたいスポットとなった。

f:id:ponyman:20180828061559j:imageRelishからJR山崎駅をのぞむ

Relishのページはこちら

2018-08-22

[]フェイクと憎悪

トランプ政権の樹立以降だろうか、為政者にとって都合の悪い話はフェイクニュースといわれてしまうような、また多くの人々が裏ドリを一応ちゃんとした既成の報道でなく、ネットをたよってしまうような昨今、どのように現状をよい方向に持っていったらいいかということを各々の立場で一章ずつ書きわけた本。

以前はそれなりにたのしくみていたはずの関西発の放言番組、ここ数年見るに堪えない調子だなと思っていたら、先日大問題を起こした「ニュース女子」との関連もこちらの西岡研介さんの文章に載っていて、そういうことかと納得したり、ほんとに昨今こういう調子よ、と嘆く側の立場で読み進めていたが、ジュンク堂書店難波店店長福嶋聡さんの、自分と意見の違う人間の言葉もきくための棚ぞろえという話に考えさせられる。

また編者の永田浩三さんのあとがきにある、赤報隊事件のあと、三十年にわたって犯人を追い続け、手がかりを求めて会う、ほぼすべてアンチ朝日新聞の人々を相手に、歴史、とくに戦争についての考え方で相手と大きく意見が異なるときは論争をいとわず、その中で右翼暴力団からも一目おかれ、「新聞と戦争」という連載を生んだ樋田毅記者のことも心に残った。朝日新聞が戦争に加担した時代の検証した記事は連載当時気になっていたが、そういう背景があったんだ・・

著者が多数であるということから多角的かつ、全体に読みやすく書かれており、また編者のバランスのとれた視点も好もしかった。