- アーティスト: Stevie Wonder
- 出版社/メーカー: Motown
- 発売日: 2008/12/02
- メディア: CD
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つまり、一曲目を飾る「Part-Time Lover」や「Land of La La」というシングル曲からも分かるとおり、全編に渡り打ち込みが多様されている。このアルバムばかりを聴き続けているとほとんど気にならなくなってくるが、他のアルバムの次にこれを聴くと、かなりの違和感がある。
そういう傾向が強すぎるため、古臭く感じてしまうのが、このアルバムの弱点だが、アルバムが発売された1985年という時代が映し出されたアルバムという言い方も出来るのかもしれない。そういう意味では、70年代の音楽と全く異なる作品。
だが、このアルバムには、自分にとってのスティービーofスティービー(意味分かりませんが)、「Overjoyed」がある。これは凄い曲。一曲の中に全てある。起承転結を持ったストーリー展開も、喜びも悲しみも全部ある。通常のアルバム一枚分が、この曲に凝縮されているといってもいいくらい。
その後に続く、ラスト「It's Wrong (Apartheid)」は明るい曲調だが、アパルトヘイトについて歌った曲。何度も書くが、名バラード→明るい曲という締め方は、アルバム構成としてベスト。一曲目があまり好きでないのが残念だが。
シリーズこれまでとこれから
発表年 | アルバムタイトル | 備考 |
---|---|---|
- | 20 Classic Hits/Love Songs | 63〜71年のベスト。日本版は「Stay Gold」(83)収録 |
1972 | Music Of my Mind | |
1972 | Talking Book | 3部作その1 |
1973 | Innervisions | 3部作その2 |
1974 | Fulfillingness'First Finale | 3部作その3 |
1976 | Songs In The Key Of Life | 一般的にも個人的にも最高傑作 |
1979 | Journey Through The Secret Life Of Plants | これは未聴 |
1980 | Hotter Than July | キング牧師に捧げられたアルバム |
1982 | Original Musiquarium | ベスト盤+新曲4曲 |
1984 | The Woman In Red | 「心の愛」収録 |
1985 | In Square Circle | 「Overjoyed」収録 |