マイカー(死語)の突然の不具合(症状としてはオーバーヒート)発生で即レッカー、その後約2週間ほどかけて整備工場にて入念に原因究明と対策、ロードテストを行っていただき、無事不具合が解決し、クルマを引き取りに行きました。
その際、整備工場に超目を引く1台のオールドカーを発見。なんとBMW M1でした。1970年代後半から80年代前半にかけて生産されたM1は、そのイタリアンテイストなスタイリングも全体の設計もBMWとしてはきわめてユニークな存在でした。低い車体にリトラクタブルライト、そして駆動系はミッドシップ。ランボルギーニとの共同開発、製造だったと聞いていますが、エンジンはBMWの直6を載せており、いまとなっては希少な存在です。
なぜM1がそこにあったのかというと、雑誌「CAR GRAPHIC」(通称 "カーグラ")の撮影のために所有者から持ち込まれ、保管されていたことが理由だそうです。エンジン音を聞いてみたかったのですがさすがにそれはかなわず、外からの眺めを楽しむにとどまりました。
このフードの下には直6のド出力エンジン(公道用モデルでも300馬力弱)がミッドシップに置かれています
リアにはBMWのエンブレムが左右にひとつずつ置かれている珍しいデザイン
ここまでレトロなモデルだと普段使いで乗り回しているとは思えませんので、ご自宅で大切に保管、メンテナンスされているのだと想像します。粋ですね、というかスーパーリッチ!?