M-1ではなくM1(生)

イカー(死語)の突然の不具合(症状としてはオーバーヒート)発生で即レッカー、その後約2週間ほどかけて整備工場にて入念に原因究明と対策、ロードテストを行っていただき、無事不具合が解決し、クルマを引き取りに行きました。

 

その際、整備工場に超目を引く1台のオールドカーを発見。なんとBMW M1でした。1970年代後半から80年代前半にかけて生産されたM1は、そのイタリアンテイストなスタイリングも全体の設計もBMWとしてはきわめてユニークな存在でした。低い車体にリトラクタブルライト、そして駆動系はミッドシップランボルギーニとの共同開発、製造だったと聞いていますが、エンジンはBMWの直6を載せており、いまとなっては希少な存在です。

 

なぜM1がそこにあったのかというと、雑誌「CAR GRAPHIC」(通称 "カーグラ")の撮影のために所有者から持ち込まれ、保管されていたことが理由だそうです。エンジン音を聞いてみたかったのですがさすがにそれはかなわず、外からの眺めを楽しむにとどまりました。

 

このフードの下には直6のド出力エンジン(公道用モデルでも300馬力弱)がミッドシップに置かれています

 

リアにはBMWのエンブレムが左右にひとつずつ置かれている珍しいデザイン

 

ここまでレトロなモデルだと普段使いで乗り回しているとは思えませんので、ご自宅で大切に保管、メンテナンスされているのだと想像します。粋ですね、というかスーパーリッチ!?

3G通信サービス終了な件

我が家のクルマのメーカーさんから「3G通信終了に伴うBMWコネクテッド・ドライブ・サービス終了のお知らせ」なるお知らせが届きました。

 

うちの車は9年前のモデルですが、通信機能を備えていて、音声通話、データ通信(遠隔操作等含)が可能です。スマホを持ち歩いてるので音声通話機能は必要ないのですが、データ通信はちょくちょく利用していてとても便利。一番使うのは、目的地をスマホの地図アプリで検索してその位置情報をクルマへ送っておける機能。スマホの方がカーナビで検索するよりはるかに使いやすいので、ちょっと手放したくないサービスです。

で、今回届いたメーカーさんからのお知らせ。タイトルを見た時は、ああ、いよいよこの時が来たか…古いクルマだし、いつかこんな日が来るとは思っていたけど、、、。

 

ところが、メールをよく読むと、車載の通信機器が4Gのモデルであればデータ通信は引き続き使えると書いてある。自分のクルマが3Gなのか4Gなのかなんて気にしたことがなかったので車体番号を頼りに調べてみると、果たして、それは4Gなのでありました!

 

あー、よかったよかった。

 

ちなみに今回のサービス終了は、通信回線を提供しているNTTドコモさんの3Gサービスが終了することにともなうものです。4Gのサービスは日本では2012年から始まっていたようなので、まあ、そろそろ3Gが終わっても仕方なし、ですかね。

小芝風花推しなので

後出しジャンケンにならないように、ひとこと。

 

『べらぼう』での花魁役で役者としての認知度・評価が急上昇している小芝風花さんですが、ぼくは朝ドラ『あさが来た』(2015-2016)での千代(主人公の娘)役以来のファンでございます。

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お笑い番組にレギュラー出演したり、『トクサツガガカ』や『妖怪シェアハウス』などでのコメディエンヌぶりから、その筋で光るタレントとのレッテルが貼られそうになったところに来て、ここ2年くらいですかね、彼女の転換期を飾るにふさわしい良い作品に出合うことができ、そこですばらしい演技と存在感を見せたことによって、もともと持っていた役者としての彼女のポテンシャルがようやく花開いてきた印象で、推しとしてはうれしい限りです。

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あさが来たのときから、この子は良い役者になる!と確信していたものの、強いインパクトのある作品にはなかなか恵まれず、じっと我慢の時間が長く続きましたが、2023年の『波を聞いてくれ』で大爆発しました。若干コメディータッチな作品ではありましたが、何より彼女の滑舌の良さ、発声の良さ、演技のハチ切れぶり、存在感が如何なく発揮された傑作でした。あの役は彼女以外では演じ切れなかったでしょう。「個性的な役」は、彼女のポテンシャルを引き出すために求められていたものでした。

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波よ聞いてくれ小芝風花跳躍の最初の一撃だとすれば、次の一撃は『あきない正傳 金と銀』。時代劇でもその存在感、演技力が高く評価されました。こんな役をしっかりと期待以上の演技で応えられるとは、と唸った人、彼女を見直した人は多いと思います。(シーズン2が2025年春に放映予定!)

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そして今年の大河、彼女にとっての初大河である『べらぼう』での、花魁・花の井〜瀬川。「仕事中」の凛とした立ち振る舞いとオーラや身のこなしと、オフの時のひとりの女性の心の動きを見事に演じ分けています。瀬川バージョンの花魁道中、カッコ良すぎです。CGでもここまで描けないでしょう。

 

まだ若いので円熟期はもう少し先かと思いますが、このタイミングで大河のこの役で評価され、今後の彼女の活躍には期待しかありません!

飲まない人お断りの居酒屋

先日、以前から行ってみたかった都内某所の居酒屋さんへお伺いしました。繁盛店でほぼ満席でしたが空席がないことはなく入店しようとしたところ、店員さんに「アルコールを注文されない方はお断りしているのですが、大丈夫でしょうか」と尋ねられました。

 

飲みに来たわけですからアルコールは頼むつもりでしたが、昨今、お酒類ではなくノンアルドリンクなど代わりの飲み物を注文される客も増えてきていると思うので、「お飲み物」と言わずに「アルコール」とおっしゃったことにちょっと違和感おぼえちゃいました。

 

アルコールを注文する人はお代わりするけどアルコール以外のひとは一杯だけ(場合によっては料理も一品のみで)でカフェのように何時間も粘られちゃうと店としても困るとか、そういう事情が背景にあったりするのかな?もしそうだとしたら客側にも問題がありますが、果たして真相は?

スマホやPCのバックアップについて

iCloudの代わりに手元のストレージ(SSD)をバックアップ先にしてみては?」と提案する記事を見かけまして、ちょっと思ったことを。

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スマホiPhone)のバックアップは、かつては母艦となるPCのiTunesで行っていました。iCloudなどのクラウドサービスの無料枠では容量が足りないので、ケチなぼくはPCにバックアップしておけばいいだろう、と考えていたのです。

 

ところが昨年、バックアップ保管場所であるPCが突如壊れてスマホのデータを取り出すことができなくなり、ああ、形あるものはいつか壊れる、を実体験してしまったと後悔しました。

 

クラウドサービスが100%絶対安全とまでは言い切りませんが、AppleiCloud)、GoogleGoogle Drive)、Microsoft(OneDrive)、Dropboxなどなど、メジャーなサービスプロバイダーであれば、少なくとも自己所有の物理ドライブよりもはるかに安全で安心感があります。

 

先のPC破損の一件以降、いまは各社のクラウドストレージを適当に分散して利用しています。有料サービスも使っています。IT業界に30年以上もいるのに今ごろかい!という冷ややかなご批判の声が聞こえてくるようですが、痛い目に遭わないとわからないこともある〜理屈ではわかっていてもいざ自分ごとになると自分に甘い〜を痛感しています。

 

形あるものはいつか壊れます。クラウドは壊れません、雲だから、たぶん。

セダンを知らない世代

ぼくは見ていないのですが、昭和世代の年寄りと令和世代の若者が登場して時代感覚のズレを笑う、みたいなテレビ番組があるそうで。その番組で先日、クルマの形が話題になったらしいのですが(ソース=うちの奥さん)、最近の若者は「セダン」という呼び名もそういったクルマの型があることも知らない(興味がない?)みたいですね。令和の若者はセダンを指さして「昔の(昭和の)クルマね」と呼んでいたそうです。

 

巷では「プレリュード復活!」とか話題になってるのかなってないのかわからないですが、セダンを知らなければ2ドアクーペなんて謎存在でしょう。もっとも今度のプレリュードは若者狙いではなさそうですが。ちなみに全盛期のプレリュード(3代目 BA4/5/7型)が搭載していた「4WS」、後輪が低速時は前輪と逆向きに、高速時は同方向に舵切りする機能は、ぼくの2台目の愛車アコード(4代目 CB1/2/3/4型)にも搭載されていまして、低速時はまあよく切れる切れる、背中の後ろに軸があってそこを中心にクルマが回転しているような不思議な感覚でした。

 

話を元に戻しますが、セダン。ぼくはバリバリ昭和人てこともあり、セダン派です。学生時代に最初に買ったクルマは軽自動車だったけど、そのあとはセダン5台をじっくり乗り継いできました。正確には、今のクルマの直前はステーションワゴンでしたが、これとて本当はセダンにしたかったけど当時この車種(SAAB 95)のセダンの国内在庫がなく、かつ入荷の見通しも立ってないという不人気車種の悲しい性から仕方なしに、あとは、子供も小さかったし何かと使い勝手が良さそうだからまあいいか、ってことで渋々選択しただけのことでありまして、浮気はこの一回だけ。

 

どうしてセダンなのかっていうのはスタイリング自体の好みも大きいですが、荷室と居室が完全に区切られていないと落ち着かない、という点も何気に効いています。クルマを走らせている時に荷物の存在を感じたくないのかな。空間的にもがらんと広いより適度に締まりのある方を好みます。

 

セダンの王様だったクラウンが今あんなことになっているので、トレンド的にセダンは消えゆく流れなんですかね。EVがこのまま普及しちゃったら、バッテリースペースとの関連でSUVやより背の高い空間的にも余裕のあるクルマが主流になっていくのも必然。寂しいですが。

 

トップの写真は、うちのクルマを夜のBig-A(笑)で撮影したもの。ちょうどいい具合に照明が当たっていて、クルマのシルエット、セダンのみに許されるゆるやかなルーフラン、なめらかな表面の凹凸、メリハリのあるキャラクターラインがきれいに見えます。低い車高、3ボックススタイル、間延びしないデザイン、このあたりがセダンを愛する人々からすると離れられない魅力なのでしょう。余談ですが、この写真見ると短いフロントオーバーハングが見事です。

 

ということで、徐々にマイノリティになっていくセダンへの愛をお伝えしました。

(PRODUCT)RED終了

iPod nanoの時代から愛用してきた「赤いやつ」、(PRODUCT)REDがこの度のiPhone 16eの発売をもって市場から姿を消すこととなりました。現在のぼくの主iPhone、SE3もこの赤いやつです。

www.apple.com

 

売上の一部がAIDS撲滅の支援金にあてがわれるという点ももちろん購入動機のひとつではありますが、何といってもこの「赤」の色合いがぼくは大好きでした。わかる人にはわかると思うけど、「ウルトラセブン色」なのですね。もともと赤という色自体、好きな方でしたが、中でも(PRODUCT)REDの赤がとても気に入っていました。(モデルによって微妙に色合いが違うという説もありますが…)

 

iPhone 3Gがこの世に生まれた当初はiPhone 16eのようにボデイーカラーは黒と白しかありませんでしたが、この赤が登場してからはぼくのiPhoneは赤一択。ぼくはiPhone「裸族」派だったので、生まれたままの赤をそのまま持ち歩いていました。

 

今回その赤が身を引くことになったのは寂しい限りですが、いつの日かまたこの赤に出会える日を夢見て、まだしばらくはSE3を使い続けることになりそうです。Lightningは面倒だけどTouch ID(ホームボタン)の独特の押し戻されるような感触は捨て難いです。