猛暑の北陸紀行(富山&福井)/3日目/えちぜん鉄道・旧三国町・勝山市
最終日は、えちぜん鉄道とレンタサイクルを利用。午前中は東尋坊など旧三国町をめぐり、午後は勝山市に移動して白山平泉寺跡へ向かいました。
しかしモーレツな暑さの中のサイクリングで疲労困憊。計画も緩めにしたし、水分も大量に補給していたのですが・・・それでも熱中症気味に(>_<)
(8/7更新完了…冒頭写真は東尋坊)
えちぜん鉄道三国芦原線(福井→三国港)
JR駅舎の東隣にえちぜん鉄道の福井駅はあります。細い通路を通って改札へ。
改札で1日乗車券(800円)を購入して、6:17発の始発列車に乗り込みます。
駅のベンチに何かいる・・・白衣を着た恐竜。恐竜博士だ!
勝山にある福井県恐竜博物館をPRしているのでした。
さて、列車は福井駅を出発し、福井平野の田園地帯をトコトコ駆けていきます。
終点の三国港駅に7:08到着。
えちぜん鉄道三国芦原線(三国港→三国)
折り返し7:11発の列車で1駅戻りました。えちぜん鉄道では無料レンタサイクルを実施しており、当駅で借りて東尋坊へ向かいます。
ちなみに三国港駅も無料レンタサイクル設置駅なのですが、取り扱いは有人時間帯のみで、残念ながらこの時間はまだ借りられません。なお、早朝は福井と三国駅のみ有人でした。
東尋坊
快調に自転車を飛ばして15分ほどで到着。まだ気温もそれほどではなく、ここまでは気持ちの良いサイクリングでした。
そして東尋坊の海の蒼くきれいなこと。でも、恐ろしくて崖際まではとてもとても。これくらいが精一杯です(^^;
入り江に停泊中の遊覧船。まだ空いていたので、乗ってみることにしました。約30分の航行で1200円です。
さあ出発。
絶壁に囲まれた入り江を出て、
沖合から見た東尋坊。
岩礁には釣り人の姿。
船は東尋坊から北の雄島へ。
この雄島の岸壁も東尋坊に負けず劣らず凄いものがあります。
再び東尋坊へ。
入り江のひとつに接近。凄い迫力です。
朝は逆光になってしまうのが難点。撮影するなら午後3時ごろがオススメだそうです。
次に来るときは・・・そして夕日を拝めれば最高ですな。
再び自転車にまたがり、雄島へ。しかし現在は老朽化した橋の工事中で通行止めになっています。
三国港(旧阪井港)突堤
帰りは海沿いを走らず、ショートカットして内陸部を進んだら、延々と続く登り坂。途中からは逆に降り坂が続きましたが、猛暑の登坂で体力を大幅に消耗しました(x_x)
さて、ここは九頭竜川河口に築かれた防波堤兼導流堤。重要文化財です。
突堤は釣り客、北側に続く浜辺は海水浴客で賑わっていました。
滝谷寺
三国最後の目的地はこちらの名刹。拝観料300円。
境内は下界が嘘のような涼しさ。滝のようにしたたり落ちていた汗も、あっという間に引っ込みました(^^;
ただ、汗が急激に冷えたため、お腹を壊してしまいましたとさ(x_x)
国指定名勝の庭園。
重要文化財の鎮守堂。
燈明寺畷新田義貞戦歿伝説地(新田塚)
国指定史跡。江戸時代、この地の水田から出土した兜が福井藩の軍学者によって新田義貞のものと鑑定されて以後、新田義貞はこの地で討死したとされています。
ただ、その兜が本当に新田義貞が着用していたのかどうか。また、仮にそうだとしても、義貞クラスの人物の兜が、死後そのまま江戸時代まで放置されていたというのは考えにくいところです。
白山平泉寺旧境内(白山神社)
午後の陽差しはきつくて、ヘロヘロになりながら麓に到着。長い長い参道の坂道を自転車で進むのは無理なので、歩いて向かいます。
ハッキリ言って、炎天下に自転車で来るところではありません。昨日、レンタカーで立ち寄れば良かったorz
20分ほど登って、ようやく石鳥居が見えてきました。
平泉寺は泰澄大師が開いた白山信仰の拠点で、延暦寺の末寺となり隆盛を誇っていましたが、戦国時代に越前一向一揆の攻撃を受けて灰燼に帰し、その後に復興するも、明治時代には神仏分離令で白山神社となって現在に至っています。
まずは旧玄成院庭園(国名勝)へ向かいます。
50円を払って、木戸口から庭園へ。
越前に滞在した管領細川高国が作庭したという庭園。
日影と日向のコントラストが強くて、あまりいい具合に撮れず。
仕方がないので参道へ戻り、先へ進みます。
境内奥にある本殿。
拝殿周辺の苔庭は、大原三千院のような風景。
でもどうしたって、しっとり美しい姿を手鞠さんのブログ(白山神社平泉寺 : 徒然彩時記)で拝見した後では見劣りしますよねぇ(^^;
ともかく、疲労困憊状態でしたので、駐車場近くの蕎麦屋で昼食休憩。何とか息を吹き返しました(^。^;)フウ
ちなみに、麓には勝山城博物館がありますが、史実の勝山城とは全く無関係の模擬建築物です。
特急はくたか25号(金沢→越後湯沢)
18:23発の越後湯沢行き特急に乗り換え。
帰りももちろんグリーン車。
夕飯はサンダーバードの車販から購入した駅弁「鯛の舞」でした。
列車は快調に飛ばしていたのですが、六日町辺りまで来たところで突然停車。線路に人が立ち入って安全確認のためだとか何とかで30分も足止めをくらってしまいました。
新幹線たにがわ428号(越後湯沢→大宮)
お陰で21:09のMAXとき350号には間に合わず、21:34のたにがわ428号に押し込まれることとなりました。
グリーン車はそこそこ余裕があったので助かりましたが*1、普通車指定席の無い列車なので、もし「北陸フリーきっぷ(グリーン車用)」でなく「普通車用」にしていたら悲惨なことになっていたでしょう(;^_^A
*1:MAXときよりグレードダウンしましたが。