魔法少女まどか☆マギカに出てきた「バーチャルレーザーキーボード」の歴史

冬アニメで話題独占中の魔法少女まどか☆マギカ見てますか？
自分も木曜の夜はネタバレ回避のためTwitterを遮断する程度のはまりかたをしています。
それはさておき第６話ではデジモノブログとして見逃せないガジェットが出演していました。

バーチャルレーザーキーボード。ガジェット好きにとってはもはや懐かしい感もあるのですが、いつの間にか色々進化しているようだったので調査してみました。

実は2004年に発売済み

バーチャルレーザーキーボードは試作品が2003年に、その後2004年10月に製品として販売されています(参考)。

なんとインターフェースは有線！しかもシリアルインターフェース（RS-232C）でPalm,PocketPC,Windowsに対応。
価格は24,800円と高いのか安いのかよくわからない値段でした。
開発は中国のi.Tech Dynamic社、この手のガジェットはアメリカ発な場合が多いので、ちょっと意外です。
当時のレビュー記事もいくつか存在しています（参考１・参考２）。
レビュー記事の内容は以下のとおり。

指の陰に隠れたキーが打てないため、本体から放射状に並んだキーの同時押しができない([Alt]+[~]など)
バッテリは連続打鍵で１２０分以上持続
周りの環境が明るくてもそれなりに使える
キーの感覚がないのでタッチタイピングできない
常に手を若干上に浮かしておく必要がある

オモチャとまではいかないが実用性は薄いといった印象。
まあバーチャルキーボードはロマンなので、あまり無粋なことをいってもしょうがないでしょう。

現在はBluetooth用キーボードが発売中

時はうつり2007年。3年経っても無事バーチャルキーボードは発売され続けていました。

Cellon社のCL850（公式ページ）は今風にBluetoothを搭載し、現在も19,800円で販売中。
iPhoneはもちろんAndroid用のドライバも配布されており、スマートフォンでの活用も期待できます。
YouTubeには姉妹製品(?)モデルをiPadで利用している動画が。

しかしこの商品、使用報告が全然見つかりません。
数少ない使い勝手の感想は２ちゃんねるから。

152 ：150：2009/06/06(土) 12:18:05 id:SH7fPfKB
常用はしてないんだが、チャタリングや取りこぼしは無かったかな
特別に遅延を感じるようなことも無かったと思う
少し慣れればタッチタイプ出来る
ただ、センサーから一直線に並ぶキーの複数同時押しは原理的に検出できない
こんな感じかな

というわけであまり7年前と変化はない様子。
電源はリチウムイオンで、利用可能時間は連続可動時間モードで220分、待機時間モードで450分とのこと。
これを長いととらえるか短いととらえるか。
米Amazonではガジェット好きによる絶賛と実用性を重視した人の酷評でレビューがカオスになっています。

ちなみにまどっちが使っているキーボードはJIS配列。
現在製品として存在するのはASCII配列なので、別物のようです。
しかも投射している本体が見当たらないため、薄型のPCに内蔵されているものと思われます。
まどか☆マギカ人気をうけてタブレットに内蔵！…されないかなあ。

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