酒徒行状記

民俗学と酒など

上方めぐり

 7月アタマ、親戚の結婚式で大阪へ行く。
 初日は家族で新幹線で大阪入りし、京橋のホテルに宿泊。
 温泉付のホテルであった。夜、親族一同で宴会。
 実は昼に知人の招待をうけて食事を取ったのだが、たまたま夜の親族宴会も同じ店となり苦笑する。
 とはいえ高い店なので、二回も食えてありがたいことではある

 翌日は、大阪城の近くのウェディング専用のレストランで式と披露宴。
 新郎友人の、冬のソナタペ・ヨンジュンの格好で挨拶をし、「ペ・ヨンジュンではなくペ・ロンチョンです」といって、冬のソナタの替え歌で「寝ているかみさんの口をぺロンチョ〜、もひとつあそこもぺロンチョ〜」と猥歌を歌い、最後に破いたズボンから「祝」と書いた尻を見せるという芸に爆笑する。 
 関西人のノリはスゲーや。

 式の後、明石に住む遠縁の親戚にところ久々に挨拶をしに行き、その後、関西に転勤となった呑み仲間S氏の奈良の家に泊まりにいく。
 本来はS氏の家に直接行く予定であったが、S氏を含めた関西の職場で飲み会をやっているというので、奈良駅まで行って飲み会に加わる。
 場所は猿沢の池の近くのダーツバーであった。

 最終日はS氏とサントリーの山崎ウイスキー工場と長岡京のビール工場を二人で見て回る。
 サントリーウイスキーは今まであまり好きではなかったが、工場で飲むと実にうまかった。また行って半日をつぶしてもいいと思う。工場見学の案内のレベルも高い。聞けば、案内専門スタッフを採用し研修しているとのこと。わかりやすく・客の興味をたえず引く説明というのは見習わなければと思った。

 一日で二箇所も酒の工場を回るとさすがに酔いが回ったので長岡天神近くの公園の東屋で寝て、暫時休息をとり、〆の京都先斗町へ向かう。
 ふらっと入った町屋風な居酒屋だったが、なかなかに旨いおばんざいを食わせてもらえた。
 バイトだと思うのだが、むちゃくちゃかわいい店員さんがいたのでS氏と大いに盛り上がる。
 二軒目はやはり先斗町でロシアウォッカを専門に扱うバーを発見したのでウォッカを飲み、とどめに京都タワーのバーでギムレットを一杯飲み、東京の夜行バスへ乗り込み帰路についた。
  

鹿島合宿

 上方紀行の翌週に行く。
 今まで、流派には見習いとして参加していたのだが、今回、正式入門の免状(切紙)を頂く。
 精進せねばと緊張したのかどうか、夜の懇親会では少しの酒で酔ってしまい、あまり酒を飲まなかった。
 外国の支部外人部隊が旨いテキーラを持ってきてていたので、呑んでみたかったが、油断してたら先に空にされてしまった。

 帰りは流派のYさんの車に乗せていただいて、途中、香取神宮に寄る。
 神事で使う行器(ほかい)や香取神道流の武具を見る。
 鹿島神宮よりも小規模だが、門前町の様子などが昔ながらという感じで好感が持てた。

長浜第4次調査

 鹿島の翌週に行く。考えてみると三週連続で旅に行ったことになる。
 
 今回は主に論考編で使う、香典帳の撮影と切符の話を聞く。
 自転車を使った広範囲の調査を行ってみるが、途中雨に降られてしまい、自転車による調査は半日くらいしかできなかった。
 でも、久々に自転車に乗ったが、天気がいい間はものすごく気持ちがよく、このままどこまでもいけそうな心持になった。
 調査終了後、やはり関西のS氏と長浜市で落ち合って観光。
 夜は例のbar<梵>に行く。マルガリータが絶品。4杯もお代わりしてしまう。