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美徳の不幸 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-05-21

[][]逆五月病2018年

新年度が始まって少し経ち、講義ルーティーンも落ち着き、予算下り5月頃には大体毎年「あれも読もう、これも買おう」といういわば「逆五月病」みたいなのに罹患するのが常だが(すぐ息切れするけど)、今日届いたものの一部をご紹介。

昔、玉川さんとは研究会でお会いしたことがあるはず。この本も僕の担当編集者だったYさんがご担当。

新聞書評で知り、購入。日本宗教植民地布教は、僕の研究対象でもあるしね。もう一つ、台湾のものとして

台湾に渡った日本の神々

台湾に渡った日本の神々

を購入。この人、以前に『台湾旧神社故地への旅案内―台湾を護った神々』というのも出していて、積ん読でした。

潜伏キリシタンは何を信じていたのか

潜伏キリシタンは何を信じていたのか

宮崎先生キリシタン本は取り敢えず購入するよな。

はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)

はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)

知り合いの岸さんの新刊。僕が最初に読んだ彼の本も、彼の沖縄研究のものだった。

歴史と永遠――江戸後期の思想水脈

歴史と永遠――江戸後期の思想水脈

大昔、黒住真先生のゼミで多少江戸時代思想は囓ったのだが、全くものにはならなかったが、ある意味未練もあって、目につく新刊は買っている。藍さんはその黒住ゼミの後輩。

近世仏教論

近世仏教論

西村さんは僕と同世代研究者だったが、惜しくも早世された。その遺稿集。

僕の知り合いとしては、大先輩にあたる林淳先生、元同僚だった上島享先生がご執筆

知り合いの山本圭さんが編集されているので購入。

東南アジア」という視点は僕もうっかり忘れがちなので、早瀬先生のこの本で鍛え直してもらおう。

2018-04-05

[]Yuka & Chronoshipの新譜

久々に買ったCDのことでも。

SHIP

SHIP

元々「プログレ」好きな僕がはまったバンド。このバンドのベーシスト田口俊さんは、僕からしてみれば数々の斉藤由貴ちゃん名曲作詞者、という位置づけ(最初、同一人物とは思わなかった)。

ずっと研究室で、以前の2枚のアルバムと共にリピートしている。

PVもいくつかあがっている。

D

D

音楽に関しては「一度訊いてみて」としか言いようがありませんので、上記のPVを聴いて「これは良いなあ」と思われる方は、迷わずゲットして下さい。

2018-03-23

[][]映画史/オタク文化/宗教研究など

これで2017年度の予算は使い切ったかな。この数ヶ月で出た、興味深い本を慌ててゲット。

動く墓──沖縄の都市移住者と祖先祭祀

動く墓──沖縄の都市移住者と祖先祭祀

このところ毎年沖縄に行っていて、向こうの立派なお墓も数え切れないほど見ているが、その変容はよく知らないので、これで勉強しようと思う。

阿片帝国日本と朝鮮人

阿片帝国日本と朝鮮人

阿片というと「アヘン戦争」がすぐに思い浮かぶだろうが、実は日本は阿片を作り売っていた帝国であったのだ。友人の吉澤文寿さんも翻訳者の一人。

制度としての宗教 (南山大学学術叢書)

制度としての宗教 (南山大学学術叢書)

大学院の大先輩で、著名なエリアーデ研究者の奥山先生最新刊最近は日本近代のことをやっていらしたとは、寡聞にして知らなかった。

オタク文化と宗教の臨界

オタク文化と宗教の臨界

筑波大学博士論文が、こうして刊行。おめでとう、今井君。彼のような存在がいるおかげで、僕がこっち方面にしゃしゃり出ないで済んでいる(笑)。彼の神社の「痛絵馬」や「聖地巡礼」についての論文コメントしたりしたこともある。

最後は映画史の研究を2冊。共にみすず書房から出た浩瀚なもの。面白そう。

2018-03-22

[][]知り合いの編著を中心に

3月は年度末。ということで、予算の使い切りも兼ねて、知り合いが関わった本を中心に何冊か購入。

知り合いの石原俊さんも執筆しているので購入。他にも編者の飯塚先生とも昔科研でご一緒したし、朝鮮史研究仲間の石川亮太さん、水谷清佳さんも執筆している。広瀬玲子先生の「植民地朝鮮における愛国婦人会」も僕には興味深いな。

これも、編者お二人が知り合い(後輩)。あと、伊達聖伸君(フランスのライシテ研究)や嶋田英晴君(駒場の同期。中世ユダヤ史)も執筆。古代から現代まで、広くカバーしている。こういう類書は少ないと思う。

2016年夏に逝去された飯田先生の遺稿集。僕は飯田先生の前著『在日コリアンの宗教と祭り―民族と宗教の社会学』を書評したりして仲良くしていただき、ご葬儀にも参列した。その遺稿集を娘さん(今は僕の大学院の後輩)がまとめられたもの。

話題になっている本。僕の興味ともばっちり合う。というか、ここ十数年、ある意味「戦ってきた対象」を分析してくれていると言った方が正確か。

待望の邦訳水子供養商業主義的な側面を鋭く照射している。アメリカ人日本宗教研究者による水子供養研究の金字塔。故ウィリアムラフルーア先生の『水子―“中絶”をめぐる日本文化の底流』と並んで検討するべき書。

戸籍と無戸籍――「日本人」の輪郭

戸籍と無戸籍――「日本人」の輪郭

昨年のサントリー学芸賞を取った2冊も購入。遠藤さんの研究は、前著『近代日本の植民地統治における国籍と戸籍―満洲・朝鮮・台湾―』から気になっていた。

2018-03-04

[]まだ30周年の女は〜鈴木祥子ソロライブin京都拾得

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一気に春がやってきたような陽気の休日、僕は京都の伝統ライブハウス「拾得」に鈴木祥子さんのライブを見に行って参りました。ここでのライブは、去年の10月以来、約5ヶ月ぶり。僕を含めた関西ファン遠征してきた人も多かったですが。一番遠くからはなんとロサンゼルス!)が再び集結しました。今回の客入れのBGMは昨年の今日東京音響ハウスで行われたレコーディングライブ音源でした。僕は残念ながら行けなかったので、素直に嬉しかったですが、いきなり「3月のせい」という曲が流れてきて、思わず笑ってしまいました。

ではいつものようにセットリスト感想などを挟んでいきたいと思います。

先程言ったように、開演前には昨年のレコーディングライブ音源が流れていたわけですが、「Angel」という曲が流れていたあたりで祥子さんが登場し(スカートがグレー地の着物のような花柄のものでした)、そのままその曲の続きのサビをアップライトのピアノで熱唱するというスタート。ということで

1)Angel(P)

でした。立て続けに

2)もう一度(P)

3)ステイションワゴン(P)

となりましたが、この「ステイションワゴン」の途中、恐らく似たコードなのか、「You're my everything」に一瞬移行しました。

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4)危ない橋(P)

5)センチメンタルラブレター(P)

6)ローズピンクチーク(P)

この曲は、祥子さんが京都に住んでいる時、八坂神社四条通を一人で歩いている時、周りの家族連れやカップルを見て少しだけやさぐれ(笑)世間並みの〜」という歌詞メロディが浮かび、自宅の留守電携帯から吹き込んで、帰宅後に作ったそうです。

7)Do you still remember me?

祥子さん曰く「この“Do you still remember me?”という曲は、70年代の頃の女性シンガーソングライター、例えば金延幸子さんとかを意識して作ったんですよね。で、今日の前髪も70年代っぽい前髪にしてきました(笑)。」

8)愛は甘くない(P)

9)A型恋人

「これはアメリカンなノリの曲ですね。」「これから気持ち悪い語りが入ります(笑)」と間奏部分での語りの時におっしゃいました。

ここで一段落付いて、祥子さんが今回のライブについての説明をはじめました。祥子さん曰く「今日のライブのテーマは私にとっての70年代、というものなのですが、今回のセットリストも、私の中で70年代を感じる曲を意識して選んでみました」「やはり、60年だ、70年代生まれの違いというか、物心ついて見たもの、聞いたものの違いというのはあって、70年代はふわっとしたフィーリングで押し通せるというか、それまで理由ちゃんと述べてきたようなことをフィーリングで言っちゃう、という面があったような気がします(大意)」「で、70年代は名だたる作曲家作詞家が「歌謡曲」というのを作って、それに対抗するフォークニューミュージックなどがあり、お互いを高めていたと思います」

そして70年代の祥子少女に深い印象を与えた曲を3曲連続カバー。まず一曲目は「私が家庭用のカセットレコーダーに初めて吹き込んだ曲」という

10)赤い風船浅田美代子)(P)

披露されました。

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僕は残念ながら反応できなかったのですが(当方71年生まれ)、60年代生まれの観客は大喜び(笑)。

11)ぼく(松本ちえこ)(P)

祥子さん曰く「僕、という自称女の子というコンセプトは非常に斬新で早かったのでは」「松本ちえこさんは、隣にいそうで、でもやっぱりいなさそうと言う身近なアイドルの先駆けだったのでは」。

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12逃避行麻生よう子)(P)

祥子さんが好きな「70年代の白眉」とまでプッシュする曲。

D

取り敢えず70年代カバーはここまでで、祥子さんのオリジナル曲に戻ります。

13)ラジオのように(P)

14)sweet serenity(P)

これはリクエストから。

15)sickness (P)

これもリクエスト。リクエストした人、ナイス!僕も好きな曲です。

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16)月とsnapshots(P→D→P)

これは知り合いのRさんのリクエスト。これを聞いた祥子さん「出たよ、これ!(会場爆笑)」でもノリノリで演奏して、ピアノの横に設置してあったドラムセットに「あら、こんな所にドラムが」などと言いつつ移動。ドラマーとしても祥子さんが大好きな僕は、真っ正面で拝見でき、感無量。

17)ノースバウンド・アイランド急行〜リミのテーマ(新曲)(P)

祥子さん曰く「たまたまですが、さっき歌った「月とsnapshots」の2018年度版というか、女がどこかに生きたがる、という曲ですね、これ」

18)星のたばたき(P)

何度も聞いていますが、早くCD化してください、と懇願したくなる美メロの曲です。

祥子さんは少ししんみりとしながら「デビューしてから20年経った時、その時もう10年続けられるか、自分でモチベーションを保っていけるのか正直わからなかった。でもこの30周年に至ることができたのは、間違いなく(目の前にいる)皆さんのお陰です。ありがとうございます」と言うようなことをおっしゃったので、こちらとしても有難いというか、「いつもプレゼントをもらっているのはこちらですよ!」と言いたくなりました。

本編はここまで、以下はアンコールです。

e1)二人の願い(新曲)(P)

これは祥子さんが沖縄旅行中、安座真で着想した曲だそうです。

e2)恋のショットガン(懲りないふたり)(P→D→P)

慌てて控室から戻った祥子さん、靴も履かずにどかどかと最高のドラムを聴かせてくれました。これにてライブは終了。

僕は今回祥子さんが歌った70年代はリアルに感じることができない世代なわけですが(70年代末期なら何とか)、僕にとっての80年代などは、まさに色んな僕の趣味の基礎を作っているよなあ、と改めて考えたりしました(あとの打ち上げで、ファン仲間で斉藤由貴ちゃんの話題で盛り上がってしまいました(笑))。そして次はデビュー30周年の記念ライブが京都と東京で7月に行われることも正式発表。僕は恐らく京都会場に駆けつけることになるでしょう。

2018-01-24

[][]偽史トラウマ安楽死など

今年に入って初めての学術書の注文。

近代宗教オカルトと偽史は「相性が良い」ので、僕も何となくは気にしていたが、知り合いを含めた皆さんでやったシンポの結実がでたので購入。

中村さんのお名前は聞いていたが、とうとう鶴首して待っていた博士論文刊行

安楽死を遂げるまで

安楽死を遂げるまで

これはドキュメントだが、生命倫理専門家お勧めしていたので購入。

早世してしまった山根さんという方の遺稿集。友人の板垣竜太君たちが編集

何度か学会でお会いしている金さんの本。似たテーマでは、小野容照君の本『帝国日本と朝鮮野球 - 憧憬とナショナリズムの隘路 (中公叢書)』もあるが(去年彼からもらった)、朝鮮の近代スポーツ史も徐々に分厚くなってきているな。

一応僕も大谷派門徒だし、あと「内部からの告発改革」にも注目しているので、購入。

幼なじみ」って、確かに深く考えたことなかったんだけど、重要な「属性」だよな。

こういう「近代が古代神話にどういうイメージ投射したか」というのは常に僕も気にしているテーマ。

原発事故と科学的方法 (岩波科学ライブラリー)

原発事故と科学的方法 (岩波科学ライブラリー)

Twitterも時々拝見しているが、牧野先生最初の本に戻って「復習」したくなったので。

2017-12-19

[][]映画史韓国研究生命倫理系)を中心に

先週頼んだ学術書が届いたので、取り急ぎのご紹介。ここ数年で「映画史」卒論で扱おうとするゼミ生に刺激され、彼らの為でもあり、自分の興味もありで映画史の本と、あとは本職である韓国関係の本をまとめ買い。

以前植民地期についての本も出されていた(それは既に購入済み)李英載さんの本。

もう、こういうのが学術書になる時代なんだなあ、と感慨深い。

論文集。いくつか台湾満洲華北に関する論考もあり、参考になる。

日中映画交流史

日中映画交流史

表紙の山口淑子さんが色っぽい、というのはともかく(土門拳写真だそうな)、戦後高倉健山口百惠の人気についても書かれていて、面白そう。

最近出た概説書の翻訳。図版が多いのが気に入った。

知り合いの株本さんの博士論文。出ていたのを今まで知らなかった。申し訳ありません。日韓ホスピス比較という、これまで類書のない分野。

これまた知り合いの澤野さんの博士論文。女性の韓国研究者(生命倫理依り)の博論が2冊今年は出たわけだ。めでたい。

済州島の特徴の一つである海女スポットを当てた研究書。

Twitter情報が回ってきたので、購入。Twitterって、本当はそういう方面活用したかったんだけどね(遠い目)。

アメリカ創価学会<SGI-USA>の55年

アメリカ創価学会の55年

研究者仲間の秋庭先生の本。以前、学会でも発表を拝聴したことがある。

ジョン・ダワー先生の新刊原題も「The Violent American Century」というのね。そのまんまや。

ひきこもりの国民主義

ひきこもりの国民主義

超久々に酒井直樹先生の本に手を出した気がする(言っていることは鋭いと思うけど、何せ悪文なので敬遠していた)。

以前、池内先生の漂流民に関する論文を読んで面白いなあと思ったことがあり、その手の話をまとめて読めるか、と思い購入。