近代と現代の歴史。
もともと「近代」とは、近代になるイベント(例えばフランス革命)が発生してから以降の時代を指す概念であった。よって当然「いまげんざい」も含まれるはずだったが、実際には「現代史」のように、近代と現代を分けることも多い。 この場合に「近代史」と言っても、「近代以降現在まで」か、「近代以降、現代史になるまで」なのかわかりにくい。 よって、「近代以降現在までの歴史」を言うときにこの語を用いることがある。
一口に滅亡すると言っても、実際にするとなるとかなりの大事です。 とても辛く悲しい出来事が大挙して押し寄せて来なければ滅亡しませんから、これからドンドンと押し寄せて来るのでしょう。 けれども、大和民族滅亡の危機ですと誰かがネットで叫んでも、普通は誰も相手にしません。相手にしてくれる人がいても、真面目には聴きません。真面目に聴いてくれる人がいても、次にどうなるかまでは予測しません。日本は豊かで平和な国だと現状を認識しているからです。滅亡の危機説を唱える人と否定する人の違いは、この現状認識の齟齬から生じることが多いです。 日本の現状を、貧しくて文化的にも民度の面でも低い国だと認識している人でも、滅亡…
そうなんです。 今、わたしが持っている情報で考えれば、大和民族は詰んでいます。どう考えても滅亡一直線。再興の為の僅かな兆しすら見当たりません。中国との戦争が直近にあるなら後200年、なくても早ければ後400年で地上から消え失せる運命です(日本の置かれている状況と特殊出生率から勘案し算出した個人の感想です)。 けれども、これはわたしの狭いせまい狭隘な視野で集めた情報を元に、狭いせまい狭量な心で考えたならの話。きっと見えているのだと思います、天照大神様には。ここから民族の栄光を、いや、そこまでは望みません。せめて民族が外的自決を取り戻すまでの道のりが。将来、何が起こるのかが。見えているのだと思いま…
さて、エビデンスのエの字もないわたしの電波情報です。 皆様、眉は唾で濡れていますでしょうか? 始めますよ。 それに拠ると、天照大神様は大したものです。 まず、先の大戦後、即座に神風を吹かせました。中国の共産党革命です。これによって日本はその後、50年も栄えることが出来ました。アメリカが共産圏への防波堤にする為に日本を豊かな国として統治する方針を採ったからです。 それが1991年のソ連崩壊で破れ、宗主国は本気で植民地からの搾取に乗り出しました。元々の予定通り、日本をフィリピン位の経済力の小さな国にして統治するのか、それとも滅亡するまで搾取するのかは分かりませんが、現在、日本では13歳の女の子が売…
当代随一の歴史家によって書かれた新たなスタンダードとなる書と思った。 麻田雅文『日ソ戦争』である。 日ソ戦争 帝国日本最後の戦い (中公新書) 作者:麻田雅文 中央公論新社 Amazon 評価や言及すべき点は多々ある。いくつかのポイントに絞ってここでは記しておこう。 第一に、専門家や研究者にとっては自明かもしれないが、この戦争におけるアメリカの役割と重要性を非常に丁寧に書いているところは、とても重要な論点であると思う。 この戦争を語る時しばしば、「前史」を端折って、「ソ連軍が、突然に中立条約を破って参戦をしてきた」的な言説がなされる(歴史の教科書でさえこのような書かれ方をしているのを見たことが…
これはかなりの力作で、凄い本であると思いました。 スターリンの極東戦略 1941-1950:インテリジェンスと安全保障認識 作者:河西陽平 慶應義塾大学出版会 Amazon 随所に、これまでにない新たな知見がちりばめられており、東アジアの近現代史、1945年前後の国際関係史に関心を持つものに取って必見の本であると思う。 本書は、帯に書いてあるとおり、スターリン率いるソ連は、極東情勢の変容をどのように認識し、いかなる軍事・外交戦略を採用するに至ったのかを、近年公開されたロシア語資料を中心に使って論じるものである。 主に使用しているのはロシア語資料や研究であるが、巻末の文献目録を見ると驚くのは、中…
2006年2月にでた旧版を読んでいた。その時も、これは大変に凄い本であり、現代の古典と思っていた。その後の文庫版は実は読んでなかったのだが、新版がでると聞き、日ソ戦争についてあらためて考えてみたいと思っていたので、すぐに買って読んだ。 暗闘 新版――スターリン、トルーマンと日本降伏 作者:長谷川毅 みすず書房 Amazon そう言えば前に読んでいたっけと思いつつも、改めてこの大作を読むと、もっと深いレベルで、この時代のものの見方などが、知らず知らずのうちに自分が影響を受けていたことがよく分かった。 本書は太平洋戦争の終結を、8月15日を到達点とする日本の「終戦」史として描くのではなく、アメリカ…
イエス WWⅢ、前夜か。 この国は、どうなるのだろう。 _________________________________ _________________________________ 林も居るでよ。近現代史の林講師は、その経緯を、水島社長との対談で、発言してましたね。講座が開設は、その最終より。プロセスが肝要。すなわち、列島が国民に、周知徹底。 わたしは、9.11&3.11。それ以降が、現代史の始まり。そう、思ってますので。 彼が開講が主旨は、その辺に在るのでしょう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ _________________________
今回は、「日本人が誤解している東南アジア近現代史」(2020年)を読みました。 日本人が誤解している東南アジア近現代史 (扶桑社新書) 作者:川島 博之 扶桑社 Amazon 東南アジア各国の人口推移、歴史的な日本や他国との関係、食料・農業事情についてとても勉強になったので、知らなかったことをまとめたいと思います。著者さんは東南アジアの各国の農地を自分の足で見てきて、直接話しを聞いてきているそうで、外国人には(捕まるので)言えない本当の意見や考えなども書かれていてとても興味深いなと思いました。「あの戦争」と大戦のことをハリポタのヴォルデモートのように表現します(多分、本書のこだわり)。 ベトナ…
◆昨年度から実施されている高校の新教育課程では、教科「地理歴史」の場合、1年生で必修の「歴史総合」・「地理総合」を学び、2・3年生で「世界史探究」・「日本史探究」・「地理探究」から1科目選択して学ぶという科目構成になっています。 ◆授業が始まってまだ2年目の「歴史総合」(わずか2単位)ですが、あえて述べておきたいと思います。高校3年間の歴史教育のあり方を考えた時、<「歴史総合」=世界と日本の近現代史>という考え方は適切だったのでしょうか? ◆<「歴史総合」=世界と日本の先史~近世史>(3単位)という考え方もできるのではないかと、「歴史総合」の大まかな内容が公表された時に思いました。いま、その時…
おはようございます。sekaishiotakuです。火曜日は、シリア・パレスチナ編。1900年代のシリア・パレスチナ編。第一次世界大戦直前の中東の様子を見ていきます。 http:// sekaishiotaku.com/country/syr/1900-2/