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投げっぱなし日記

2014-05-22

はてなブログに移行します!

はてなダイアリーで続けていたこのブログですが、今後は新型の「はてなブログ」の方に移行します!

http://takhino.hatenablog.com/


いずれ、記事の統合を行うかも知れませんが、しばらくは別ブログとしてこちらの記事はこちらにそのまま残します。

統合を行う際はリダイレクトされるようにするので、あまりお気になさらず!

新しい記事は、はてなブログの方に掲載される予定です。

2013-07-01

ちょっと尾道行ってくる!(その4)

その1/その2/その3/その4】


しまなみ海道

さて、今回の旅行は尾道観光がメインだったのですが、自転車乗りとしてはここまで来たからには「しまなみ海道」も渡らなくては。ということで、ようやく尾道の聖地巡りを切り上げてしまなみ海道に向かうことにしました。


しまなみ海道」は広島県尾道市から愛媛県今治市までを繋ぐ全長70km程度の道です。瀬戸内海の島々に架かる橋を走り抜けて海を渡るコースで、サイクリストの聖地です。

本来なら朝から向かうはずだったこのコース。聖地巡礼に時間をかけたせいで、時刻は14時30分…。

今回は宿が本州側なので四国方向に走ると戻ってこなくてはいけません。そのフェリー最終便がゴール今治港を18時40分出航。時間制限は3時間50分。これは、ぎりぎり…アウトっぽい。

だけど、ここまで来て走らないという選択肢は無い!行けるところまででいいから行ってみたい!

…行ってみよう!


尾道向島(→岩子島

まずは尾道から向島(むかいしま)へ。

尾道から向島へは陸路として尾道大橋があるのですが…、

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▼第1話「青春のいじわる」

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実際は尾道大橋は無料で渡れるものの歩道はワイヤーで埋まっており、自転車を押しての通行は困難。ロードバイクの速度なら車道を走ることもできますが、道幅が狭い上に交通量が多く危険です。

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そこで通常、歩行者自転車尾道向島を移動する場合は渡し船を使います。渡し船は3つ。

尾道(駅前)と向島(富浜)を結ぶ駅前渡し船向島運航」。

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これと交差する航路で尾道(土堂)と向島(小歌島)を結ぶのが「福本渡船」。

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一番東よりにあるのが尾道(土堂)と向島(富浜)を結ぶ「尾道渡船」。

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今回は昨日の聖地巡礼でも回った「福本渡船」を使って島へ渡ります。

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尾道渡し船はどれも大人100円と安いのですが、この福本渡船はさらに安い。大人60円、自転車込みでも70円。破格です。

まあ、安くなくても聖地巡礼的に福本渡船一択ですけどね!!!

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などと言っているうちに向こう岸に着きます。片道3分程度。

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▼オープニング

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▼第1話「青春のいじわる」

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渡し賃は向島側にある料金所で払う仕組みです。


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さて、ここから先はしまなみ海道をひた走ります。このブルーのラインがルートの目印。

向島市街地を抜けると、海岸沿いの道が続きます。うーん気持ちいい!

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先を急がないと行けないのですが、ちょっと近くの岩子島いわしじま)に寄り道。ここにも聖地があるはずなんだけど…。たぶんこの海水浴場だと思うんですが…これまでと比べるとやや確定要素が少ない…。でも、とても綺麗な浜辺でした。

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…いや、これで聖地巡礼は最後です。ここからは真面目に走りますよ!

15時00分。


向島因島大橋因島

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向島に戻り、ブルーラインをまたたどって走り続けます。

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最初の橋、因島大橋です。海抜0mから50mまで登るのですが自転車は車とは別の入り口が設けられていて、緩やかな上り坂になるように橋までのアプローチ部分が設定されています。

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うーん、中々の高さ…。この橋は骨組み内部を通るので、あまり見晴らしは良くありません。

あと、通行券を買ってなかったので現金払いになってしまった…。

橋を渡り追えると、またアプローチを下り、次の島へ。因島(いんのしま)です。


さて因島に入って早々、「うっかり」道を外れてしまいました。いや、行けると思ったんだけどな…。

本来海岸沿いに進むべき所を、島のど真ん中へ。思っていたよりずっと「山」でした。

な、なんだこのプチ峠道…なんで自分ダンシングしてるんだろう…。

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因島水軍城の入り口まで着いたのですが、見て回る気力は無く…。

おかしいなあ…そこまで長い坂でもなし、なんでこんなに疲れてるんだろう…。


因島生口橋生口島瀬戸田

色々な疑念を振り払いながら、島のど真ん中を突っ切って、ようやく対岸へ。距離的にはショートカットだけど、時間的にはトントンだったような気がします。

さて、次の橋は生口橋(いぐちばし)。みかん畑に取り囲まれたアプローチを駆け上ります。

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きたー!

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これこれ!こういうのを待っていた!と言わんばかりのオーシャンビュー!

最高です。

生口橋を降りた先の生口島ツツジ咲き乱れる綺麗なルートでした。道も広くて走りやすい。

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この島には途中にドルチェのお店があります。これがまたおいしい。

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特産のはっさくのドルチェいただきました。補給食としてはカロリーがないけど…美味しいからいい!

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生口島瀬戸田)→多々羅大橋大三島

17時00分。さすがに日が傾いてきました。ちなみにこの日の日没時間は18時58分。フェリーの時間的にも残り1時間が勝負かな…。

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多々羅大橋。ここも綺麗な橋です。そうそう、時間的なこともあってか、橋の上は自転車だけでなくランナーも多かったです。

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大三島(おおみしま)に上陸!なぜかあるヘリコプター

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今治まで34kmを残して18時00分。タイムリミットまで40分。やはり完走はちょっと厳しいペース…。


大三島大三島橋伯方島→伯方・大島大橋→大島(友浦港)

ここから先は橋から橋までの間隔が短い区間が続きます。

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大三島橋。これまでと比べると、とても短いアーチ橋です。そしてこの橋の向こうが、伯方島

は・か・た・の・しお!

伯方島が一番区間としては短く、観光しないとあっという間に通り過ぎることになります。


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伯方・大島大橋へのアプローチに到着。ああ、日が沈む…。

さらにここで、今まで駆け上がることができていたアプローチで息切れ。因島以降ずっと違和感があったけど、なんだか膝が痛い…。

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何とか橋を渡りきり、18時30分。大島はしまなみ海道のルートが島のど真ん中を走ります。

もしリタイアして、フェリーの途中駅で拾ってもらうなら、ルートを外れ海岸を進む必要があります。

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日も暮れてきたし、そろそろ今治から最終フェリーが出るころ。今日はここまでかな…。

残り20km、3連橋を残してDNFを決めました。

さて、そうと決まれば離脱です。大島東岸に友浦港という港があります。ここに今治を出たフェリーが到着するのが19:00。

それまでに着いていなければ。痛む膝をだましだまし、漕ぎ進めます。

ところがフェリー乗り場が見つからない…しまなみ海道を外れてしまっているため、道に看板がない…。

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ん…?これは桟橋のゲート…?

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「友浦待合所」…もしかしてこれ…なの…?

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なんとか5分前にチケットを調達。あ、危なかった…!

いや、せめてあの赤い桟橋ゲートに「友浦港」のような表示があれば良いのですが、このしまなみ海道ルートから外れた場所は、完全にそこら辺の土地勘がある地元民対象のようで、全く表示らしい表示がないのでした。


そして到着した高速フェリー甲板に自転車を乗せてもらい、自分は客席へ。さよなら四国…!ちょっと名残惜しいけど、きっと次は上陸する…!

日暮れの港を離れ、ゆっくりと船が動きだします。

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…!?

…「友浦港」表示、海側に向いてるのかよ!!!!!!


因島(土生港)→因島大橋向島尾道

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帰りは高速フェリーでショートカット

…とはいえこのフェリー、実は尾道まで行く訳ではなく、因島の土生(はぶ)港が終点です。

時間は19時50分。ここからは完全にナイトラン。

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それにしても、しまなみ海道は夜走ることは全く想定されていないらしく、とにかく街灯が少ない…。

今回2灯体制だったからよかったものの、1灯ではとても走る気にならないほど暗い区間も多かったです。

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因島大橋に到着。灯りだー!ところが一番暗い区間がこの先にあったのでした。橋へのアプローチです。

完全に街灯がない真っ暗闇、2灯体制ですら暗い。怖い。そうかヘルメットに着けるヘッドライトってこういう時に使うのか…。

写真を撮ろうかと思ったのですが、あまりに真っ暗なのでシャッターが降りませんでした。

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かろうじて撮れたのはアプローチの終わり、街頭が見えるようになった付近だけでした。


なんとか橋を渡りきり、向島へ。向島は市街地を走るので気が楽です。灯りって素晴らしい!

問題はどうやって尾道に渡るのか。時間はすでに21時20…。

ちょっと心配だったのですが…

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こんな夜中でも、まだ動いていました福本渡船!頼りになります!!!

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21時30分、尾道に無事到着しました。


とにかく夜道はひたすら心細かったのですが、そんな中チリンチリンと音を鳴らしていた御袖天満宮のお守り鈴が、気持ちを楽にしてくれました。

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買っておいて良かった!


…という3日間でした。

そんなこんなで、2日目が終わり。

3日目はほんの少し聖地巡礼の取り残しを…まだやるかと言われそうですが…見て回り、お土産を買い、電車に乗り込んだのでした。デビューしたての新米ローディー整体師さんの輪行を手伝ったり、3日目も楽しかった!

時間に押されっぱなしでしたが、とても満足の3日間でした。尾道、ほんと素敵な町です。色んな人とふれあい、話ができたのが何より楽しかった。縁っていいですね。


しまなみ海道は、いずれリベンジしに行きます。待ってろ四国

2013-06-15

ちょっと尾道行ってくる!(その3)

その1/その2/その3/その4


尾道旅行2日目。ホテルで朝食を食べて、ロードバイク尾道まで実走で移動します。

三原から尾道までの国道2号線は、ほぼ平坦な10kmの海沿いの道。ここにも自転車走行車線を示すブルーラインが所々に引かれています。*1

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夜間走行だとまっくらなのですが、昼間に走ると気持ちが良いですね。遠くに尾道大橋が見える…。

電車の本数がやや少なめなので、時間によってはロードバイクの方が電車より速く移動できます。風を切って海鳥と併走するのが楽しい!海沿いの道の醍醐味です。


そうこうしているうちに尾道駅に到着。

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▼第1話「青春のいじわる」

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右側の坂道を登ると昨日行った土堂小学校です。


神社

さて、今日はここから神社に向かいます。

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かみちゅ!』の舞台設定の上手いところは、観光名所をさりげなく舞台として取り込んでいるところ。普通に観光名所を回っていると、そこで聖地に行き当たるということが多々あります。

回向かう場所の目印は千光寺公園ロープウェイ乗り場が目印。千光寺は尾道を見下ろす山の上の寺院で、街のシンボル。そのためこのロープウェイ乗り場周辺は観光客で溢れています。

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自転車はここでもよく見かけます。日本一周しているらしき人も。


今回はロープウェイには乗らず、その隣にある神社に行きます。『かみちゅ!』の聖地巡礼としては外せない場所の一つ。

「艮神社うしとらじんじゃ)」です。

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▼オープニング

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神社は『かみちゅ!』作中では「来福神社」の本殿として登場します。

境内のくすのきがとても立派で、荘厳な雰囲気を醸し出しています。


そしてこの神社、なんと真上を先ほどの千光寺ロープウェイが通るという、エキセントリックな構造をしています。いいのかそれで…。

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千光寺に行くついでに艮神社を一緒にお参りしていく人も多いようで、参拝客が絶えない様子。


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ちなみに、ここには特にアニメ絵馬などはありません。


招き猫美術館

さて、艮神社の境内で本殿に向かって左を振り返ると通用門が。

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尾道名物招き猫美術館の福石猫です。

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▼「かみちゅ!大全ちゅー!」カバー裏

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作中にも物の怪としてちゃっかり登場していたり。

▼第2話「神様お願い」

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この招き猫美術館、中は古今東西招き猫でいっぱい。残念ながら館内は撮影禁止なのですが、よくまあここまで集めたものだという感じです。

福石猫、買いたかったのですがお値段が…。噂では有名になってから値上げしたとかで…世知辛い世の中です。


御袖天満宮

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次に向かった場所が「御袖天満宮」。

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▼オープニング

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作中の「来福神社」の本殿以外の場所は、ここ御袖天満宮がモデルになっています。

この階段は映画のロケ地としても有名なのだとか。


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かみちゅ!漫画第1巻表紙

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▼オープニング

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ここは千光寺などがある場所から少し外れた所にあるためか、艮神社と比べると参拝に訪れる人はまばらです。

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ですが、境内にはファンが残した絵馬がびっしり!2005年に放送されてもうずいぶんになるのに、今も新しい絵馬がかけられているようで、心が温かくなりました。長く愛される場所って良いですよね。


さて、自分も絵馬を描きたいのですが…社務所はどこなんだろう…。*2

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普通の庭っぽいけど…もしかして…。


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あった!


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御袖天満宮社務所は、ちょっと分かりづらいんですが境内左手、普通の民家のようになっている場所がそれです。庭を通る形になるので知らないと入るのがちょっとはばかられるのですが、軒先に絵馬やお守りが置かれていて、呼び鈴で人を呼ぶ仕組みになっています。

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丁寧に手入れされたお庭で、ツツジがとても綺麗でした。

竹の花挿し、さりげなく天満宮らしい梅の紋があしらわれていて素敵です。


呼び鈴を押すと、がらりと扉が開いて、中から人が。温和な雰囲気の奥様…。

「えーっと、絵馬を1枚と、交通安全のお守りと、あとはどうしようかな…。そうだ、このお守り鈴ください。」

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そのまま軒先で話し込んでしまいました。

東京から自転車をもって来たんですよ〜。あ、折りたたみ自転車じゃなくても分解して新幹線に乗せられるんですよ。タイヤだけ外して、重ねて。」

「ああ、サイクリングロードができたものねぇ。うちの子も昔、今治まで行くって言い出したことがあってね。普通の自転車だったんだけど、帰ってきたら体中痛くなっちゃって。それでお医者さんに見ていただいたら『運動のしすぎです』って。」


昔、旅の大学生二人組が泊めてくれと訪ねてきたなんてエピソードも話してくれました。

「そんなこと今までなかったから私はドキドキしたんだけど、うちの主人も、昔はバイクに乗って旅をしていたらしくってね。それできっと自分も困ったことを色々経験していたから放っておけなかったんでしょうね。境内を貸したの。次の日起きたら、二人は先を急ぐらしくてもういなかったんだけど、その後年賀状が届いてね。『あの時はお世話になりました』って。」


「なんだ。」

「昔の話をしてたんですよ。」

「そうか。」

ご主人…神主さんかな。ちょっとぶっきらぼうだけど、今の話からして、きっと優しい人なんでしょうね。


「ここは『かみちゅ!』派の人もよくいらっしゃるんですよ。皆さん絵がお上手で。」

あ、それ、私もです。

メッセージノートが設置されていたらしいのですが、設置していた人が『もうそろそろ良いかな』と数ヶ月前に止めてしまったそうです。残念。


ゆっくり書いていってくださいね、とのことで、境内で絵馬を描かせてもらいました。絵馬自体、初めて書いたのですが、文字はともかく絵を描くのはなかなか難しい…。木目で滲むし、筆が引っかかる。

そんな所に境内の剪定をしていたらしきご主人が歩いてきました。担いでいるのは切り落とした桜の枝かな?さくらんぼが実っています。

「食うか?」

「いいんですか!…ではお一つ…。」

「おう。」

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ちょっとぶっきらぼうだけど、優しいご主人です。*3


そんなこんなで小一時間

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「できた!」

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しっかり掛けてきました。さくらんぼ、ごちそうさまでした。おいしかったです!


浄土寺〜ゆりえ様邸

御袖天満宮をあとに、最後のポイントへ。

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▼第16話「ほらね、春が来た」

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浄土寺前の参道は見晴らしが良く、尾道水道や尾道大橋がよく見えます。

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この付近は急坂が多く、自転車で進むのは少し骨が折れます。ロードバイクで良かった。

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▼第16話「ほらね、春が来た」

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そんな坂の先にある民家、ゆりえ様邸です。

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▼オープニング

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作中だと向島にあることになっていますが、実際は本州側、東久保町にあります。

うん、満足!


寄り道しているうちに時間がなくなってきました。

いい加減しまなみ海道に行かないと…。急いで駅前に戻り、装備を調えます。

既に14時半、今の時間からだと、しまなみ海道走破は難しそう。でも御袖天満宮で世間話をしたり、さくらんぼをもらったり、ああいうのが旅の醍醐味だと思うので、本望です。

とにかくしまなみ海道、行けるところまで行ってみよう。


「その4」へ続く!

*1呉市から三原市までの国道185号線はマイナーなものの「R185さざなみ海道」として整備されているのですが、ここ三原尾道間の国道2号線はその延長にあります。ここも正式にさざなみ海道に入れてしまって「瀬戸内しまなみ海道安芸灘とびしま海道〜さざなみ海道」の「三海道一周」200kmコースというのを公式に打ち出せば良いのに、と思うのですが、いかがでしょう広島県のエラい人。

*2:実は1日目も一応来てはいたのですが、どこで絵馬を販売しているのか見つからなかった。

*3:しょうちゃんみたいなぶっきらぼうなご主人と、みこちゃんみたいな優しい奥様…おおう、このお二人色んな意味で素敵すぎる…。

2013-06-02

ちょっと尾道行ってくる!(その2)

その1/その2/その3/その4


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すでに日は傾き始めているけれど、何とかたどり着いた尾道

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さあ、尾道観光…もとい聖地巡礼だー!


尾道はとにかく昔から色んな作品の舞台になっているのですが、『かみちゅ!』というアニメもこの尾道を舞台としています。


簡単に紹介すると「神アニメ」です。あ、いや、「神様で中学生」なアニメです。

なんだかよく分からないけど神様になってしまった中学生「一橋ゆりえ」の非日常な日常を描いた青春物語です。ストーリーも嫌いではないのですが、どちらかというと作画…動きが物凄い。そんなアニメです。バトルとかないんですけど、とにかく一つ一つの所作や表情や機微が丁寧に細やかに描かれていて、見ていて楽しい。そんなアニメです。


takhinoこの作品が大好きでして、自分の絵の作風にかなり強い影響を受けています。

この作品の聖地を回ろうというのが、今回の尾道旅行のテーマの一つ。


ガウディハウス

一つだけ想定外だったのは、尾道は「坂の街」と言われていますが、実際は「階段の街」です。つまり自転車ではとてもじゃないけど行けないところが多い!ロードバイクは組み立てたものの、早々に放り出して階段を徒歩で上ることに。

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坂が多いとは聞いていたけど、これはなかなか…。あれ…この景色って前情報にはないけど、どこかで見たような…。

帰ってから調べたら案の定…。

▼第5話「ひとりぼっちは嫌い」

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さて、この階段の右手の木造住宅は旧和泉家別邸、通称「ガウディハウス」。昭和初期に建てられた歴史ある洋風建築で、尾道の観光名所の一つです。坂の街の少ない土地を最大限活かすために家自体が鋭角の形をしている外観が素敵な建物です。鳥居のような門が面白いですよね。

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▼第2話「神様お願い」

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そうか、同じ場所だったのか…。


三軒家地区高台

ガウディハウスを後に、さらに上へ上へ…。

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▼第5話「ひとりぼっちは嫌い」

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ここまで来ると、もう坂というか崖というか。「急傾斜地崩落危険地区」なんて看板まで立っています。

かなり登ってきたので見晴らしも良い。こんな所でも人は結構来るみたい。小さなお花畑もあったりします。

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▼第2話「神様お願い」

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ここにある廃墟が何となく良い感じでした。

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こんな何もない場所、聖地巡礼でもなければ来ないのでしょうけど、尾道を一望できる絶景ポイント。穴場です。


土堂小学校

尾道は「猫の街」でもあります。みんな良く人に慣れていて、なかなかサービス精神旺盛。

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さて、少し場所を移動して土堂小学校へ。

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この学校、尋常小学校時代から歴史を紡ぐ小学校で、「転校生」「ふたり」等の映画や数々の漫画だの小説だのの舞台になっています。百ます計算指導法で一世を風靡した陰山英男が校長に赴任したことでも有名になりました。

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正門の脇には色々な岩石が分類されて置いてあります。

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▼第1話「青春のいじわる」

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裏門。校舎の窓の形がなんだか歴史を感じさせますね。

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▼第5話「ひとりぼっちは嫌い」

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この日は野球チームが練習をしていました。

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▼第1話「青春のいじわる」

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尾道神社仏閣がとてつもなく多いので、観光客用にルートが組まれていたりします。

土堂小学校裏門近くの階段も千光寺という山の上のお寺に通じています。

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▼オープニング

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「だまって俺についてこい」が印象的なOPのカットは実際にはちょっと無理でした。再現できないかな〜とフェンスから体を乗り出してみたものの、無理矢理です。

いや、色々なサイトで「これは無理」といわれていて、どうしてなのか不思議だったのですが、実際に行ってみて分かりました。元々、土堂小学校のフェンスはOPに描かれているような、階段に対して直交する方向には存在しないので、再現のしようがなかったんですね。

完全に不審者な上に、なんだか違うアニメのキャラクターになった気分…なので。*1 *2

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尾道

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土堂小学校裏門近くの千光寺に向かう階段を登っていくと、尾道城に出ます。

城と言っても実はかつて商工会が観光用に造った物で、今は廃墟になっています。

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この付近も眺めが良く、近くのポンプ場は展望台にもなっています。

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生い茂った木々の隙間から、土堂小学校が見える…。

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▼第1話「青春のいじわる」

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中央商店街・福本渡船

駅前の通りと中央商店街の間のこんな小さな路地にもちょっとしたお社が。本当にこの街は神仏がいっぱいです。

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▼第2話「神様お願い」

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ずいぶん日が暮れて、街に灯がともり始めました。今日はそろそろ限界かな…。

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▼第2話「神様お願い」

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▼第1話「青春のいじわる」

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福本渡船のフェリー乗り場。明日は1日目に回りきれなかった聖地巡礼を済ませたら、ここからしまなみ海道に向かいます。

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▼第9話「時の河を越えて」

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そして宿へ

夜の尾道も造船所のクレーンがライトアップされていてなかなか綺麗です。

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尾道ラーメンは有名どころはものすごい列…。

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諦めて少し外れたところの店に入ることに。

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この店はさっぱり醤油味でした。


さて後は宿まで二駅分走るだけ…。せいぜい10km程度なのですが、海沿いの道は灯りがほとんど無いので、ちょっと怖いです。持ってて良かったDOSUN S2*3!特にアップダウンもなく、すんなりと三原駅に着くことができました。

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ビジネスホテルに泊まったのですが、ロードバイクはロビーに置かせてもらうことができました。なかなかそこまで丁寧に扱ってもらえないのでちょっと感激。

一端部屋に入ってからコンビニに買い物に行こうとしたら、ホテルマンさんが2人でしげしげとロードバイクを眺めていて、こちらに気がつきばつが悪そうにカウンターに戻っていき…なんかタイミングが悪かったなあ…。あ、いや、そんなにしゃがみ込んで眺めるほどすごい自転車ではないので申し訳ないのですが、こんなので良ければどうぞどうぞ…。


それにしても驚いたのは、街中の至る所がアニメの背景に使われていて、その再現度が極めて高いので、尾道に初めて来たのにも関わらず「見慣れた」景色があちこちにあるというデジャヴ感。

ただの街並みを歩いているだけで楽しめるので、こういう聖地巡礼というのも旅行の目的として結構良いのかもしれないなあと思いました。


「その3」へ続く!

*1尾道から西に30km…アニメたまゆら」の舞台、竹原にもいつか行ってみたいので。

*2:本当にこんな体勢でないと撮影できない…。

*3:DOSUN S2は真っ暗な夜道でも照らし出せる、小型の自転車用強力ライト。当初予定では夜に走るつもりはなかったのでお守り代わりだったのですが、まさか1日目からナイトランになるとは…大活躍でした。

2013-05-28

ちょっと尾道行ってくる!(その1)

【その1/その2/その3/その4


ゴールデンウィーク…毎年ぼんやりしていると無為に過ごしてしまう貴重な連休。

2013年のゴールデンウィークは4月27日〜4月29日の「前半」3連休と5月3日〜5月6日の「後半」4連休に分かれています。前半は帰省と江の島オフで費やし、田舎ではワイン工房でおいしいワインを飲んだり、新しく買ったミラーレス一眼で遊んだり、江の島を歩いたり…とそれはそれで楽しく過ごしたのですが、5月2日になっても後半の予定がなにも立っていない…。

うーん、せっかくだし自転車でどこかに行ってみたいな〜…。尾道とか行ってみたいな〜…。


…行きますか。


思い立ったが吉日

かくして連休後半直前の5月2日の朝にホテルを取る、というとんでもない無計画さで尾道旅行が決まったのでした。

もっとも、尾道は映画や自転車道で有名な観光地、ゴールデンウィークはただでさえ激戦なのに、この時期にホテルなど取れるはずもなく、二駅離れた三原に4日から2泊で宿を取りました。…いや…今さらですが、こんな直前でよく取れたなあ…。

3日は準備とメンテナンスに費やし、迎えた4日朝、いよいよ尾道に出発…


『お客様にお知らせいたします。ただいま、新宿人身事故が…』


!?

最初からこれだよ!!!!


幸先の悪いスタートを切ることになったのですが、それでもまあ何とか数時間遅れで新幹線に乗り込むことができました。

じゃあ、ちょっと尾道行ってくる!

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新幹線にゆられること5時間ほど、無事に尾道に到着です。

14時回ってしまったけどテンション上がってきた…!

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聖地尾道

さて、広島県尾道市とはどういう場所なのか。

尾道風光明媚な坂の街で、昔から文学や映画の舞台となってきた場所です。作品の舞台巡りを指す「聖地巡礼」なんて言い方がない時代から「舞台探訪」の対象になってきました。あまりにも作品の数が多いので、全てを上げることはできませんが、最近は2010年に放映されたNHK朝ドラてっぱん」を推しているみたいです。

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もう一つ、尾道自転車の街でもあります。本州と四国を結ぶ、海を渡るサイクリングロードしまなみ海道」の起点がこの尾道自転車乗りの聖地でもあります。

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駅前で見ていると、しまなみ海道から帰ってきたとおぼしきサイクリストが続々とやってきます。自分も輪行を解きますか…。

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…と駅前の広場で作業をしていたら「すげー!さすが尾道だ!」とか言われてしまいました。なんかスミマセン…。自転車を組み立てた後で気がついたのですが、実は駅の端っこに輪行作業スペースが設けられていました。すげー!さすが尾道だ!

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さて、それでは尾道観光を始めますか…。

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「その2」へ続く!

2012-12-31

さよなら2012年

今年もそろそろおしまい…。

2012年は春から仕事場が変わったことから始まり、自分にとって「心機一転」の1年でした。

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▲とにかく春からいろいろ気合いを入れていました。


イラストに関しては、2012年後半から意図的に絵柄を安定させようと努めてきました。

だんだん、この絵柄もこなれて板についてきたかなという感じです。

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▲しばらくはこの方向を維持しつつ、クオリティーを上げていきたいなあと思っています。

次の課題はポーズと色気と色塗り…かな…。


さて、takhinoのお絵かきの本拠地「はてなハイク」ですが、今年で5周年になりました。

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▲2007年12月13日がクローズドβオープン、2007年12月15日が一般公開の記念日です。

負の感情が氾濫しやすいWeb上にあって、珍しく行為の方が圧倒的に伝わりやすいシステムを持つこのコミュニティ。本当に今の自分のが力はこのはてなハイクあってのものです。これからも細く長く続いて欲しいサービスです。改めてありがとう!

約1名…いや1匹、新たにハイクに引き込んだので、来年は活躍に期待せざるを得ません。


歌の方では今年も各所をお騒がせしました。

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▲これが2年前は全く歌えなかった人の姿だとは自分でも思えない…。

あらぬ方向に進化した気もしますが、来年も全力ではっちゃけます。


そして今年は、ロードバイクを始めた年でもあります。

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▲初乗り20kmでパンク、いきなり1泊2日の鎌倉旅行、嵐の東京湾1周、極寒の和田峠…。我ながら中々ヘヴィーな1年目だと思います…。

1年目にしてはずいぶんあちこち乗り回した感があります。来年もいろんなところに行きたいなあ…。暖かくなったらまた風を切って海岸を走りたいです。


そうそう…これは記しておかねばなりません。「はてなハイク忘年会」での出来事です。

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以前この絵を塗っていただいたサウジアラビア在住のid:koochinkoさんですが、なんとこの忘年会の時に偶然来日されており、直接お話しすることができました。サウジ絵師さんに直接色を塗っていただいたお礼を言う日が来るとは夢にも思っておらず、あれは本当に嬉しかったです!

サウジアラビア公用語アラビア語。お互いに共通言語は片言の英語だけだったのですが、「話すより描いて伝えた方が早いよね!」状態で、絵を描けば言いたいことはだいたい通じるんですよね。takhinoは時々なかば冗談交じりに「自分にとってイラストは第2言語です。」と言っているのですが、この日ばかりは本当にイラストこそが英語以上に雄弁な第2言語でした。音楽、イラスト…芸術は国境も言葉も軽く越えてゆきます。イラストやっててよかった!本当によかった!このときは心からそう思いました。


総じて、オフィシャルでもプライベートでも、とても、とても楽しい1年でした。

これまでいろいろがんばってきた甲斐があった…!そんな感じです。来年も素敵な1年になりますように!2012年、ありがとうございました!よいお年を!

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