いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。

takuzemi2015-06-14

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。「しつもん! ドラえもん」の質問は「プロやきゅう編」で「2013年に1シーズンの本塁打記録がぬりかえられたよ、何本かな。」と有り、さっぱり分かりませんでした。新聞を開いて答えを探したら「60本」と有り、解説には「ヤクルトのバレンティン選手が記録したよ。カリブ海キュラソー島出身。それまでの記録は王貞治選手や近鉄のローズ選手らの55本だ。」と詳しい解説が有りました。それから鷲田清一さんの「折々のことば」に目を通しておきます。今日はトム・ケリーの「人類学者は「ヴュジャデ」を通じてひらめきを求める。」と言うもので、解説には「はじめて見るのに、かつてどこかで見たことがあるように思うのがデジャヴュ(既視感)。ヴュジャデはその逆で、見なれたものをまるではじめて見るかのように見ること(未視感)。駄洒落である。偉大な発見はたいてい、ありふれたものを新しい目で見るところから生まれる。米国の経営者による「イノベーションの達人!」(J・リットマンとの共著、鈴木主税訳)から。と有りました。「文化の扉」欄には「はじめてのシュールレアリスム」の記事が載っていて、アンドレ・ブルトンの「私は、夢と現実という、外見はいかにもあいいれない、二つの状態が一種の絶対的現実、いってよければ一種の超現実のなかへと、いつか将来、解消されていくことを信じている」と有りました。
 朝から細かい雨が降っています。傘を差して散歩に出掛けました。7時調度に家を出て散歩に出掛けました。先ずはプチ・パワースポットの沼影観音堂を目指します。六地蔵様を拝んでから本堂の銅鑼を叩いて合掌をしておきました。武蔵浦和の駅まで引き返して別所沼を目指します。駅前の自動販売機で冷たいお茶を買い一口飲んでそのまま散歩を続けます。別所沼に着いたらランニングやウォーキングを楽しむ市民が市民が大勢居ました。長谷川かな女の句碑「曼珠沙華あつまり丘をうかせけり」を味わってから、埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌し別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打っておきます。風の神エベーカトル・ケッツアルコアトルに挨拶をしておきました。自宅に帰って能率手帳改めNOLTYに別所沼3000歩と書いておきました。

帰路は東京ステーションギャラリーで「鴨居玲 踊り候え」を観賞しました。

 午後は12時1分の快速新木場行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『屋根ひとつお茶一杯』(講談社)を読みました。その中にこんな言葉が有ります。「永久なものは何もない、すべてが変化していく」このことは決して忘れてはならない知恵です。考え方が柔軟であればあるほど苦しみは軽減されます。変化に順応できることが良く生きるためのポイントです。あきらめてはなりません。その後「行動に移すこと」が重要です。」と有りました。赤羽で下車して東京に向います。東京で下車して山手線外回りの電車に乗って有楽町に向います。有楽町で下車してビックカメラの前を直進します。帝国劇場9階に着くと出光美術館が有ります。出光美術館で「東洋の美中国・朝鮮・東南アジアの名品」を観賞しました。様々な壺が展示してあり「青磁神亭壺」は壺の上に高層の楼閣状建築と奏楽人や、たくさんの鳥がとまる多嘴壺が乗り、肩部には貼花装飾飾りによる猿や猪、魚や蟹、亀などの動物やちいさな仏像があしらわれています。「火焔型土器」は燃え上がる火焔のような透かし彫りの装飾が施されています。別室に入るとジュルジュ・ルオーとエドヴァルド・ムンクのコレクションが有りムンクの「犬小屋にて」が有り画面中央には大きなセントバーナード犬が描かれていてこちらを見据えています。ジュルジュ・ルオーの「受難」は「墓場はすべて怒りと不安の巣窟である」と言うタイトルが付いていて墓が描かれれています。帰路は東京ステーションギャラリーで「鴨居玲 踊り候え」を観賞しました。先ず3階の会場に入ると「夜(自画像)」が有り19歳の自画像で、厳しい顔をしています。「夫人像」は柔らかな筆遣いと色調を持った作品で黒とバックの白とが絶妙な雰囲気を醸しています。「パリ郊外の協会」は小さな協会を描いたもので、寂しそうに建っています。周囲は赤で塗り潰されていて黒い木立ちも見えています。「廃兵」は、戦争で負傷し、肢体を失くした傷痍軍人を描いたもので、上着の袖を結んだ廃兵の心に沸き上がる怒り・悲嘆・孤独が良く描かれています。「踊り候え」は酔っぱらいが、ありえない姿でステップを取っています。「酔って候」は酩酊という異世界に行ってしまい、自己を日常から放り出してしまった酔っ払いが描かれていて、パネルに寄ると自画像の流れにあるものと考えられるものだそうです。「旅」はバックを手に歩み出そうとする人物が描かれていて鴨居玲の人生が重ね合わされているとおもったことでした。