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漁書日誌ver.β このページをアンテナに追加

2017-02-24

ぐろりや会

ぐろりや会古書展、初日。初日といっても会場到着は閉場40分前。まずは注文した矢野目源一の翻訳詩原稿2枚4000円のハズレの確認。まあ外れるよね。シャルル・ドルレアン「春」「夏」という二つの詩稿なのだが、矢野目の署名などが入っているのかどうかもわからない。ただ、短い詩の原稿というのは飾れるし、矢野目ならなあと思っていたがそうは問屋が卸さない。同時に別に店だが乱歩年賀状が5000円で出ておりこれも気になったが、どうせ全面印刷だろうし金もなく注文もしなかった。

で、ザッとまわって買ったのは以下。

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フリードレンダー「ナチズム美学」(社会思想社)カバ600円

槌田満文「著者と装幀者」(こつう豆本)300円

こつう豆本はある棚に1冊300円でズラッとあって、江川野田本のとかもあったのだが、まあこれくらいかなと。

それから右側の鏡花研究の本は、ネットオークションで落札したもの。

田中励儀「泉鏡花文学の成立」(双文社)カバ帯520円

以下のものも同じくネットオークションで落札

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ゴールトン「天才と遺伝」上下巻(岩波文庫)揃500円

トインビー「世界と西欧」(現代教養文庫)カバ250円

「天才と遺伝」入手は嬉しい。これで岩波文庫の古いとことで欲しいものはなにもない。

漱石印税帖」は文庫で買って面白く再読中。前に細長の元版を入手して表題作だけ読んでいたのであるが、同じく収録されている贋作の話だとかスコブル面白い。

2017-02-08

三島由紀夫未発表テープ発見

先月12日、読売新聞ほかで報道された三島由紀夫の未発表対談テープ発見のニュースですが、恐縮ながらワタクシもTBSテレビへの出演やら読売新聞への寄稿などといった得がたい経験をさせていただきました。恐縮ついでに、来る3月1日18時よりTBSラジオでの三島特番にも出演致します。よろしくお願いします。

で、今度はその発見されたテープが抄録ではありますが活字化されることになり、2頁分のみですが解説めいた文章を書きましたのでお知らせします。

群像 2017年 03 月号 [雑誌]

群像 2017年 03 月号 [雑誌]

群像」3月号、2月7日発売です。表紙は「太陽と鉄」をイメージしたそうです。本号は、「太陽と鉄」も全編併録。お得です。

「太陽と鉄」単行本は講談社から刊行され、むかしは講談社文庫で「太陽と鉄」のほか、「絹と明察」「剣」なども出ていましたが、「フライデー」創刊時にどこからか流出した三島の生首検死写真を掲載したことで未亡人が激怒、全て版権を引き揚げたというのもいまは昔の話。講談社文芸文庫で「三島由紀夫文学論集」ほか、「対談・人間と文学」「中世・剣」、関連として「東文彦作品集」も出ています。

2017-02-07

年末あたりから気になっている新刊書

永井荷風

永井荷風

異端の映画史 新東宝の世界 (映画秘宝COLLECTION)

異端の映画史 新東宝の世界 (映画秘宝COLLECTION)

二人の天馬 電力王桃介と女優貞奴

二人の天馬 電力王桃介と女優貞奴

メーゾン・ベルビウの猫

メーゾン・ベルビウの猫

ゾンビ論 (映画秘宝セレクション)

ゾンビ論 (映画秘宝セレクション)

木版口絵総覧

木版口絵総覧

住友銀行暗黒史

住友銀行暗黒史

汽船の時代と航路案内

汽船の時代と航路案内

2017-02-04

窓展+扶桑

金曜日。窓展初日である。いつもならば、朝イチで列ぶのであるが今日は仕事で行けない。仕事どころか、いろいろと原稿の〆切などもあって徹夜状態でフラフラ。なんとか午前中の仕事を終えて、お次は外苑前へ。13時より映画「美しい星」の試写会。ちょっと話には聞いていたけれども、こういうアレンジでの現代化か、そうきたかという感じで興味深く見た。その後、今度は神保町に向かう。窓展会場に着いたのは16時過ぎ。ザッと会場を見て回り、3冊ほど購入。

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尾崎紅葉三人妻」(春陽堂)後篇袋欠明治25年12月23日初版貸本印400円

西谷啓治ニヒリズム」(国際日本研究所)重版凾200円

田中浩「ホッブズ」(岩波新書)カバ帯200円

三人妻」は今回買ったのが下巻だけなので、あとは上巻か。多色刷木版口絵はついていることはついているのだが、折り目で切れてしまっている(断片はある)。その後友人と落ち合ってお茶などしていたら、さすがに眠気が襲ってきてグラグラであった。

で翌日である今日。

先日届いた扶桑書房目録速報で注文した本が早速届いた。「留女」初版凾付12000円とか安いなあと思いつつ注文はせず、他にこれはと注文したものが以下。

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水上滝太郎「その春の頃」(籾山書店)大正2年1月20日初版凾欠3000円

泉鏡花菖蒲貝」(三陽堂出版部)大正7年5月25日5版凾欠3500円

川端康成「感情装飾」(金星堂)大正15年6月15日初版凾欠4000円

滝太郎は、これで胡蝶本の2冊は揃った。「菖蒲貝」はまあ後版で、もともとは植竹書院の現代傑作叢書として出ていたもの。これは三陽堂出版部に移って重版が出ていたのである。川端は、というかモダニズム関係はもういいかなと思ってはいたが、サスガに初期のこれは安いなあと行ってしまった。吉田謙吉の装幀

かなりお金を使って仕舞った。

そういえば、金曜日に購入した紅葉の「三人妻」だが、奥付を見ていたら、どうも発売当時はふろくとして木版多色刷の栞がついていたようなのである。ここに明記しているということは、欠けているのは不良品ですよということであったか。どういうものなのだろう。

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