メモ
・相撲の異形性について。
チカラビト。規格外、異様、逸脱←神事→定型化、伝統、国技、
高砂部屋の伝統『力士漂泊』
高砂浦五郎、男女ノ川、前田山、朝潮4、朝潮5、小錦、高見山、前の山、富士錦、水戸泉、闘牙、朝青龍、(曙、高見盛 東関)「見世物」←→「相撲道」双葉山、貴乃花の伝統
しかし、双葉山・貴乃花も規格外、異様、逸脱に当て嵌まる。
北の富士、千代の富士などの九重勢は、高砂一門にうつった。
・内舘さん、やくさん、デーモン小暮の異様性。
保守のなかの徹底した逸脱。
朝青龍などを巡ってのバトルそのものが規格外、異様、逸脱であり、ある意味両者ともそれを(論戦を)楽しんでいるかのようだ。
「保守派の見世物」。彼らは「相撲道」を称揚しつつ彼ら自身はすすんで「見世物」である。
・双葉山もしくは貴乃花といった「相撲道」派力士。「見世物」的意識から極端に遠ざかることで、<見世物>になる。
・相撲のあいまい性・矛盾性について。複合的要素。→歴史や伝統、変遷からの曖昧さ。
コロニー、団体、擬似家族、部屋制度、一門総当り制度、八百長、死に体←番付、とりなおし→真剣勝負、白星黒星(痛み分け)
国技館からの「国技」。
明治期、パトロンの変遷。衰退→近代相撲としての復活。高砂浦五郎。
常陸山の存在。
明治になっても髷をおとさなかったこと。
大名のお抱え勧進相撲から、天皇のお墨付きのものへ。(明治天皇、昭和天皇)
1648年、「風紀を乱すため」勧進相撲禁止令→1742年、凡て解禁
・明治初期の美術の歴史と相撲の歴史との対比。
(その他歌舞伎や能などの芸能のところまで一応さらう?)
岡倉天心・黒田清輝たち。高砂浦五郎・常陸山・双葉山・出羽の花。
・文学との対比。
言文一致、私小説、自然主義、翻訳、造語・・。
本所回向院での興行。「寺」での興行。寺と神仏。習合的だが、江戸は、より寺的。
「ナショナリズム」
「国技館」。吊り屋根が神明造へ。神事よりのもの。より神事色が強まる。
彦山光三。国技としての国家称揚。相撲道の誕生。双葉山の特異な位置。
新田一郎『相撲の歴史』
双葉山、常陸山、貴ノ花、高見山、小錦、貴乃花、朝青龍の「思想的・象徴的意味」。
天竜・大ノ里 春秋園事件
・昔は、相撲取りはずば抜けて巨体であった。
・横綱の何人かは、その中でも非常にずば抜けて巨体というか、威容を誇って、明らかに他の力士とは違う、一目瞭然なるものがあった。その魁偉たるや、どの程度であったか。まさに横綱も異形の人なのだ。
・横綱の地位・称号問題。吉田司家というもの。
・大坂相撲・京都相撲・そして東京相撲。合併の経緯。実力差。
天竜の試みは何故失敗したか。
・一門別・部屋別総当り制度、東西で別れての対抗戦。その辺の仕組みを今一度検討。