59年目「慰霊の日」

沖縄で日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる日。


沖縄、慰霊の日 摩文仁で追悼式 小泉首相も出席(asahi.com)

小泉首相の出席は3回目。前回出席した02年には、有事関連法案が国会に提案されていた時期だったことから、会場から反発の声が上がった。

「社会」カテゴリ。
朝日だけ「戦艦大和」関連の刻銘が「177人」と他と違う。


沖縄戦慰霊の日:47回目の県主催の追悼式 沖縄・糸満(MSN-Mainichi INTERACTIVE)

対テロ警備により、参列者を金属探知器でチェックするなど厳重な警戒の中、正午に黙とう。その後に首相があいさつに立つ。

「社会」カテゴリだが、トップページからは「政治」でのリンク。


戦艦大和の死者ら185人、沖縄「平和の礎」に刻銘(YOMIURI ON-LINE)

沖縄戦への途上で撃沈された戦艦大和の艦隊の戦没者3721人のうち185人の名前が今年、初めて沖縄県糸満(いとまん)市摩文仁(まぶに)の「平和の礎(いしじ)」に刻銘された。
世界最大最強、連合艦隊旗艦として戦歴を重ねた大和は沖縄参戦のため、10隻の艦隊で沖縄へ向かったが、4月7日、アメリカの雷爆撃によって沈没した。
大和の艦隊の戦没者は3721人にのぼり、大和2740人、軽巡洋艦矢矧(やはぎ)446人などとなっている。

「社会」カテゴリの昨日の記事。
戦艦関連の刻銘が中心で、ハンセン病などで亡くなった人々については無視。


産経新聞サイトでは「沖縄」で検索するも該当すると思われる記事なし。
あったあった、「慰霊」で検索しなくちゃね。
悲惨な地上戦から59年…沖縄「慰霊の日」(Sankei Web)

戦没者を刻銘する同公園内のモニュメント「平和の礎(いしじ)」には、県内の国立ハンセン病療養所で亡くなった患者ら新たに672人の氏名が追加され、刻銘総数は23万9092人になった。

こちらは「戦艦大和」をムシか?
「社会」カテゴリに掲載。


きょう慰霊の日 恒久平和へ誓い新た(琉球新報)

イラク多国籍軍への自衛隊参加問題をはじめ14日には有事関連七法が成立するなど、日本を取り巻く環境が大きく変わる中、改めて平和の尊さを考える1日となりそうだ。
戦争体験者が減り、遺族の高齢化による沖縄戦の風化が進む中、若い世代への戦争体験の継承も課題となっている。


稲嶺知事(談話-要旨から)
戦争の悲惨さと、幾多の犠牲があったことをあらためて心に刻み、その教訓を次の世代に語り継ぐとともに、世界の恒久平和の確立に努めることが、わたしたちに課せられた重大な責務だ。

地元だけあってきめ細かい記事内容。


も一つ関連記事、項目のみ。
戦場の記憶いまだ鮮明 なお進まぬ戦後処理(琉球新報)

  • 不発弾/見えぬつめ跡2500トン/かさむ処理費10倍に
  • 戦時遭難船/遺族補償の動き鈍く
  • 遺骨収集/戦争体験者減り場所特定困難に
  • 旧軍飛行場/意向一本化難航か/地主会 個人補償の声根強く
  • 平和の礎/刻銘 前年度の4倍/多い遺族や関係者の要望

不発弾。対馬丸。遺骨収集。接収地補償。刻銘。


「平和の礎(いしじ)」の追加刻銘は今年672人で総数23万9092人。

前戦では銃後を守れない

つねづね思うことで、これから先も何度も書くこと。


「ただただ『反戦』を叫ぶグロテスク」だとか「自国のみの平和でいいのか」とかいろいろ言う人がいるのだが、よくわからない。
この人たちは一体何を言っているのか、言いたいのか。


戦争の本質とはいったい何か。
言うまでもなく「殺人」と「破壊」に他ならない。
他に、認めることのできる項目を思いついたり目にしたりしたことは、残念ながらまだない。


例えば「目の前で自分の家族や友人が殺されていっても、それでもまだ銃を取らないのか」と問う人がいる。
答えは「否」だ。
「戦争」という手段で解決しないのは明白だ。
個人的復讐ということであれば、ギリギリ理解する余地もないではない。
しかし、その場合でも、対象がその行為に関わった人間の「同胞」になることは決してない。
なぜなら、「同胞」をいくら殺したとしても、決して復讐を遂げることはできないからだ。


銃を持ち、目の前の「敵」を否応なく殺すとき、それは自分と自分の家族、友人を殺すことに他ならない。
前戦にいるとき、どんなに銃後の家族や友人を想っても、彼らを守ることはどのようにしてもできるはずがない。


2月に母が死んでから父と戦時の話も遠慮なくできるようになり、尋ねたことがある。
父は予科練にいてそのまま終戦となったが、終戦直前に、友人の多くは結局のところ自らの命も落とし、銃後の家族も守ることができなかった。
父の「やっぱり、守れないんだよ」の一言は、この上なく重いものとなった。


こうしたことどもに、たとえ多くの人が耳を傾けなくても、もうイヤだとは言わない。

マルちゃん「ホットヌードル 海鮮カレー」

マルちゃんのサイトは、古い情報はどんどん消すっ!主義らしい。


「ヌードル」なので納得する。
「ポーク・チキンエキスをベースにホタテエキス」はよくわからないが、「スパイシーなカレースープ」はけっこう辛めだけどアッサリしているのでなんなく飲める。
タコとエビにミンチなので「海鮮」というには少し寂しいが、ま、それなりに。
で、「中細の細麺」っていうんだけどさぁ、太い細いの基順って、ないに等しくない?


タコと思ったらイカらしい。

59年目「慰霊の日」(2)

夕刊時になって記事の追加あり。


沖縄「慰霊の日」新たに刻銘672人…首相ら参列(YOMIURI ON-LINE)

礎には今年新たに、遺族側から申請があった戦艦大和の沖縄水上特攻の戦死者ら672人が追加刻銘され、刻銘者総数は23万9092人になった。
差別と偏見のため、まとまって参列する機会のなかったハンセン病回復者も、県内2つの国立療養所から計12人が出席した。

戦艦大和」と「ハンセン病回復者」の扱いは上記の通りで、ハンセン病などで亡くなった人々の「刻銘」には触れていない。
「社会」カテゴリ。


平和の誓い世界へ 追悼式に7140人(琉球新報)

小泉純一郎首相
「(米軍施設・区域が集中する沖縄の現状について)県民の負担軽減に向けて誠心誠意努力していきたい」
「私たちは悲惨を極めた戦いの歴史を後世に伝えるとともに、平和を守り、二度と悲惨な戦争を起こしてはならない責務を負っている」
「(米軍普天間飛行場辺野古沖移設に向けたボーリング調査が反対運動で計画通り進んでいないことについて)地域住民の皆さんとよく話し合っていきたい」
「(地位協定見直しには)運用改善で対応していくように努めたい」


伊良皆高吉沖縄県議会議長
「二度と悲惨な歴史が繰り返されないよう、恒久平和の構築に努めることは私たちの責務」


の座喜味和則沖縄県遺族連合会会長
「世界各地で紛争は絶えず激化している。二度と悲惨な歴史を繰り返さぬよう平和を希求する『沖縄の心』を発信し続ける」


稲嶺恵一沖縄県知事
「沖縄が恒久平和の発信拠点となるよう、県民の総力を傾注する」

戦没者追悼式 鎮魂 平和 祈り深く(琉球新報)
こちらは市民の声を。
糸満での平和祈願大会の様子も。