「比叡山と東海の至宝展」に

昨日は、まずは朝一でレンタルビデオ店
ビデオの返却に行って来ました。
最近はなかなか平日は見る機会が無く、
どうしても週末にしか見られないんですよね‥
朝10時までに返却すれば、延滞料金は取られないため、
私も10時ギリギリに行ったのですが、
この時間に訪れたのははじめてですけど
慌てて店内に入ってくる客が多かったですね‥(^^;)

  • 各寺の秘仏が続々と‥

その後は、名古屋市博物館で開かれている、
比叡山と東海の至宝展」に行って来ました。
博物館の展示会は、会社で無料招待券が貰えるため、
気軽に行く事が出来ますね‥(苦笑)
普通に行くと入場料1,200円がかかりますから、
それだと少し躊躇してしまうかもしれないですね‥(^^;)
展示はまずまず面白かったです。
十一面観音像を中心として、
各寺の秘仏が続々と公開されており、
(まぁそれほど有名寺院&寺宝はありませんでしたけど)
各寺で訳有りで秘密扱いされてきた秘仏を、
一同に公開しているため、なんだか祟りでも
起きないかと心配になったりもしますね‥(^^;)

  • 最澄直筆の書状もありました

宝物的には、延暦寺から出陳のあった、
最澄の直筆の書状(留学先の中国から
書物を持ち帰るときのものや、最澄自身が
天台宗の教えを記したもの、いずれも国宝)があり、
国宝と聞くと、見ていてなんだか
有難味が増す気がしますね‥(^^;)
最澄の筆跡は、それほど雄大というか
豪快ではなかったという感じですね。
最澄と並び立つ真言宗の開祖・空海は、
書道面でも優れた腕を持っていますけど。

また天台宗密教だけあって、真言宗と同じく、
曼荼羅等も多数展示されていましたね。
しかし、私は結構寺社拝観に行きますけど、
曼荼羅は相変わらずよく理解出来ないですな‥(^^;)
また、昔のものなので、色あせていたりもしていて。
そして、東海地方の諸寺の宝物を集めただけあって、
徳川家康今川義元から、各寺の所領を安堵する
書状の展示もあったりしました。事前に仕入れていた情報では、
特に有名な展示品は無さそうだという感じで、
あまり内容には期待していなかっただけあって(笑)
逆に予想以上に楽しめたかな、という感じですね。

  • 東海地方といえば、円空さんの地元‥

また、東海地方ということで、
荒子観音天台宗)が所蔵している
円空さんの彫仏なども展示されていました。
名古屋市中川区にある荒子観音といえば、
円空さんの彫仏が沢山あるということで有名ですよね。
その円空作の仏は、なんだか柔和な笑みが
癒し系って感じで良いですよね〜。
そういえば相撲の琴光喜に似ているところがあるかも(笑)
以前はそんな円空さんの仏は「下手くそな彫り方だなぁ」
と思っていたのですが(笑)最近は私にもようやく
円空さんの魅力が解って来たかな、という感じがしています。

 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」 (はてな年間100冊読書クラブ 127/100)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

  • なるほど「身近な疑問からはじめる会計学

少し前にベストセラーになった本ですね。
副題の「身近な疑問からはじめる会計学」という言葉が
すんなりあてはまる本だと思います。
会計・経理が苦手とか、言葉自体に拒否反応を起こすけど、
仕事には必要だ‥といったような人にお薦めかなと思います。
標題の「住宅地を流している、売れているとは到底思えない
「さおだけ屋」がなぜ潰れないのか?」
といった理由を、会計学的な面から説明しています。
(ちなみに「さおだけ屋」が潰れない理由は、
「配達の帰りであり、追加のコストはかからない」、
あるいは「高いさおだけを売りつける悪徳訪問販売」だから。)

  • 「キャッシュ・フロー」「連結経営」「在庫回転率」など

また、身近な疑問から始める例として、
飲み会の集金が、皆からお金を集めて
キャッシュカードで支払を済ませれば、
結果的に手元にはお金が残る、という事実に着目して
キャッシュ・フロー」に言及したりしていますね。
あと住宅地の流行っていない、
フランス料理店の商売が成り立っている理由を、
フランス料理教室とのコラボレーション(「連結経営」)
に結び付けるなど、なるほど身近な例を使用して、
会計的な用語・考え方を、上手く説明していると思います。

  • でも「さおだけ屋」さんが読んだら、気を悪くしそうな記述も‥

もっとも、さおだけ屋の例もそうですけど、
あくまでも著者の推測なんですけどね。
まっとうな「さおだけ屋」さんが読んだら、
悪徳商売と結び付けられているので、
少々気を悪くしてしまうかもしれません‥
また、あくまでも身近な例に留めており、
キャッシュ・フロー計算書」などの
実際の財務諸表は出てこないので、
その分抵抗感も少ないかもしれないですね。
もっとも、私のような、経理業務を
仕事にしている立場からしてみると、
まぁ基本中の基本って感じの内容ですけど、
楽しく読むことは出来たかな、と思いました。