:芸術家 Ben Shahn(1898年-1969年) 20世紀前半の美術を代表する芸術家の一人で、アメリカ美術を代表する画家。 リトアニア生まれ、アメリカ育ち。 日本では第五福竜丸事件を扱った"Lucky Dragon"シリーズで知られる。 カメラマンとしても活動し、アメリカの貧しい生活を写してまわった。
ベン・シャーン (現代美術1)
オンライン英会話の講師と話していて、美術が好きなので英国の美術館を巡ってみたい……みたいなことを私が言ったら、英国の画家・L. S. Lowry(ローレンス・スティーヴン・ラウリー)を紹介してくれました。私ははじめて知ったのですが、マンチェスターの有名な “The Lowry” というアートセンターは彼の名前から取られているんですね。www.wikiart.org私はレッスンのあとで短いお礼をチャットに書き込むようにしていますが、その返事にも “I thought you might like to see a Lowry painting as he is very well known, …
The Photographic Eye of Ben Shahn / Ben Shahn 著 Davis Pratt 編 / Harvard University Press / 1975年 / 242×268mm / 147ページ / 英文 / hardcover / 9,500円+950円=10,450円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp ベン・シャーンは社会派リアリズムの画家として、 戦争、貧困、差別、失業などを テーマにした絵画を描きました。 そんな彼の1930年代撮影の写真集。 まるで彼のイラストよう。 そこには、 彼が目を向けるべき光景…
ベン・シャーン 展 図録 1970 / 東京国立近代美術館/ 東京新聞 / 東京国立近代美術館/ 東京新聞 1970 / Softcover 240x258mm 182p / 3,000円+300円=3,300円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp 細い線は、 太い線は、 ベン・シャーンの線。 かすれる線は、 ギザギザの線は、 ベン・シャーンの線。 筆のような線は 揺れる線は ベン・シャーンの線。 語る線は、 重なる線は、 ベン・シャーンの線。 曲がる線は、 消えそうな線は、 ベン・シャーンの線。
ベン・シャーン グラフィック・アート / James Thrall Soby Ben Shahn: His Graphic Art / James Thrall Soby / GEORGE BRAZILLER / 1963年 2版/ 282x222mm / 142p / Hardcover / 6,600円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp 細い線、 太い線、 かすれる線、 ギザギザの線、 筆のような線、 揺れる線 重なる線 消える線…。 ベン・シャーンの線。 情がそこに宿り、 心に沁みるのです。 ベン・シャーンの素描、ペン画、本の挿絵など、 グラフ…
ベン・シャーン / Bernarda Bryson Shahn 著 / ABRAMS / 1972年 / 英文 / ハードカバー / 360×350mm / 373ページ /9,900円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp 線が遊んでいます。 線が震えています。 線も泣いています。 線は高揚しています。 線が祈っています。 線も生きています。 ベン・シャーンの線、 凄いのです。 20世紀アメリカを代表するユダヤ系リトアニア人画家 Ben Shahn /ベン・シャーンの画集。 本書はベンの死後、1972年にABRAMSより出版。妻によって記された文章と、…
Ounce Dice Trice / Alastair Reid (文) / Ben Shahn ベン・シャーン(挿絵) / NYRB 2009 / 197 x 262 mm /64ページ / hardcover 英文 / 2,500円+250円=2,750円は「本まるさんかくしかく」で販売中です。 「言葉」 詩人 アラステア・リードの「言葉」についてのテキストに、大好きなベン・シャーンによる91のドローイングを添えた画文集です。 意味からはなれた時、言葉はそれぞれのアウラ、外観、音を持っています。 幼年時代、私たちは言葉の意味を知るまでの間、純然たる楽しみとして、その音と形で遊びました。(序…
ベン・シャーン 展 図録 1970 / 東京国立近代美術館/東京新聞 / 東京国立近代美術館/ 東京新聞 1970 / Softcover 240x258mm 182pは「本まるさんかくしかく」で販売中です。 1970年に開催された展覧会のカタログです。 油彩/テンペラ48点、水彩/グワッシュ31点、素描26点、版画58点ほか、カラー・モノクロ図版170点。 数あるベン・シャーンの展覧会図録の中でもナッバーワンですね。サイズ感、その収録された作品やそのレイアウトと大事な扱われ方は他の図録を圧倒しています。 お付き合いしているデザイナーから「彼の線が好き」と聞いたのがベン・シャーンとの出会いでし…
「無名で一生を終えたであろう自分たちが アナーキストとして後世に名を残すことができたことを 検事と裁判官に感謝する」 原題は「Sacco e Vanzetti」(サッコとバンゼッティ) 「エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2」 にて鑑賞 エンニオ・モリコーネの代表作のひとつに数えられ 活動家で歌手のジョーン・バエズが主題歌「勝利への讃歌(Here's to you )」と 挿入歌「サッコとヴァンゼッティのバラード」の2曲を歌います 邦題は映画より主題歌よりですが、甘すぎ ベン・シャーンの絵でも有名な 1920年のアメリカ・マサチューセッツ州で…
精米して事務仕事。といきたいところだが、事務仕事はこれから。ああ。 村上春樹『デヴィット・ストーン・マーティンの素晴らしい世界』(文藝春秋)読了。そうか、そういうイラストレーターというかデザイナーだったんだ、デヴィット・ストーン・マーティン。「まえがき」によるとcrow quill pen(丸ペンですよね?)を使っているようですけど、わりとシンプルなペン画に単色の色を使ったイラストレーションですな。素晴らしいです、たしかに。私の好みそのものです。ベン・シャーンの影響が強いんじゃないか、って村上春樹も書いてますが、私もそう思いました。というかペン画のイラストというと、どうしてもベン・シャーンにな…
ビキニ事件70年(2024年3月1日『高知新聞』-「小社会」) 20世紀の米国を代表する画家の1人にベン・シャーン(1898~1969年)がいる。世の不正や不条理をテーマにした作品で知られ、創作のため日本にも訪れている。 日本の美術館でも時折、企画展が開かれるが、残念ながら小欄はまだじかに作品を目にしていない。ただ没後数十年がたってから、日本で絵本が出版され、手にしたことがある。「ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸」。 遺作にあの水爆実験と第五福竜丸の関連作がたくさんあり、米国の詩人アーサー・ビナードさんが文を付けてまとめた。重い問題を力強い絵と流れるような文で分かりやすく表現している。 …
12月の研究会のテーマがフォークナーの『八月の光』についてに決まる。 久しぶりに原書と翻訳の両方に挑戦しようと考えています。実行するかどうかは・・・ ただ対面かZoomかまだ分からない。対面だと市立大学のサテライト・キャンパス(アスティ45)か、北海学園で懇親会の場所が違うし。一応僕が幹事なので気になります。 茅ケ崎は中学の仲間のツアーと、小津安二郎が定宿にしていた茅ケ崎館に泊まりたいなとも思っています。でも別な機会でもいいか。本当は小津安二郎の生誕120年の今年にしたかったけど。北海道文学館の関連する催しにも、体調のせいもあり参加できなかった。 そう言えば、昨日山本周五郎原作の『折鶴』のテレ…
by Pat Zietlow Miller illustrated by Jill McElmurry 語数 316 あらすじ 感謝祭(Thanksgiving Day)の日。 ママは大きな鍋を取り出して、 パパはかまどに火をくべて、 おねえちゃんはパン生地をこねて焼き、 おにいちゃんは… おじいちゃんは… おばあちゃんは… おばさんは… おじさんは……。 家族がそれぞれ働いて、 七面鳥の丸焼き、かぼちゃパイ、 パン、赤いベリーのソース、マッシュポテト、 りんごジュース……。 神様にお祈りをして、 おいしいご馳走をみんなでいただきます。 感想 Thanksgiving Day(感謝祭)を描いた…
都市化が進むにつれて、反都市化的な地方主義(regionalism)が台頭してくる。リージョナリスト(現在の地方分権を唱える人たちではなく)という中西部(アメリカのハートランド)の特徴を描く作家たちは地方の特徴を称揚し、普遍的な中央の大都市文化に対抗する、一種の田園主義者であった。時代は大恐慌。ヨーロッパではモダニズムの時代だけれど、新大陸では「アメリカン・シーン」と呼ばれるリアリズムの画家たちが活躍した。 その中ではベン・シャーンやチャールズ・シーラーなど都会派はモダニズムに通ずる部分もあるが、それは両面的な文化的傾向でもあった。 つまりハドソン・リバー派に発するアメリカ的風景から宗教色を減…
○「[館蔵]近代の日本画展」(五島美術館) (会期:2023年5月13日(土)〜6月18日(日)) ○「河野館長傘寿の祝「饒舌館長ベスト展」」(静嘉堂文庫美術館) (会期:2023年5月20日(土)~5月28日(日)) ○「麻生三郎展 三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン」 (会期:2023年4月22日(土)~6月18日(日)) ○「ミュージアム コレクションⅠ 山口勝弘と北代省三展 イカロスの夢」 (会期:2023年4月22日(土)~7月23日(日)) (世田谷美術館) ○「第3回 FROM -それぞれの日本画-」(郷さくら美術館) (会期:2023年5月20日(土)~6月18日(日)) ○「…
東京砧公園の世田谷美術館で麻生三郎展「三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン」が開かれている(6月18日まで)。以前、美術評論家の針生一郎氏の講演を聞いたとき、自分は戦後の画家で優れていると思うのは、松本峻介、麻生三郎、鶴岡政男だと言われた。麻生三郎はときどき数点くらいはあちこちの美術館で見ていたが、まとめて見たのは初めてだった。 ちらしには、展示室内の混雑を避けるため「日時指定券」を発売します、とあった。私は連休初日の4月29日の午前中に行ったのだったが、入場者は少なく館内はがらがらだった。混雑とは程遠い状況だ。理由は簡単だ。麻生三郎の作品はみな暗く、一般の絵画愛好家たちが好む印象派のような明る…