1912年(明45)東京に生まれるが、2歳で岩手県花巻に移転。 1925年(大14)13歳で聴力失う。2年後兄が贈った油彩具で絵を描き始める。 1929年(昭4)兄・母とともに上京。太平洋画会研究所に通う。 1931年(昭6)後世「池袋モンパルナス」と呼ばる地に転居。靉光と知る。
34年頃から作品発表をはじめ、雑誌も発刊するなど、非常に活発な人だった。戦時下にはその雑誌で時局批判をしたため、ときに「抵抗の画家」と呼ばれることがある。
1948年(昭23)肺結核がもとで36歳にて没。
未明起床。曇。 早起きして腹がへったので、自室に備え付けの小さなバタークッキーを三個食べる。 NML で音楽を聴く。■ハイドンの交響曲第九十六番 Hob.I:96、第九十七番 Hob.I:97 で、指揮はヘルベルト・フォン・カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(NML、CD)。 ●バッハ:鍵盤楽器のためのパルティータ第2番 BWV826 | マルタ・アルゲリッチ、ピアノ | YouTube 2008年、ヴェルビエ音楽祭での録音。結構ムラがあるし、たぶん、本人が意図するとおりには、指が回っていないところもあるけれど――それでもさすがはアルゲリッチだ。聴かせる。終曲カプリッチョは指も温まっ…
深夜起床。 早く起きすぎて腹がへって気持ちが悪いくらいなので、暗い台所の冷蔵庫からリンゴとプリンをもってきて、自室で食う。ふぅ。(04:37) NML で音楽を聴く。■ハイドンの交響曲第九十四番 Hob.I:94 で、指揮はヘルベルト・フォン・カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(NML、CD)。いわゆる「驚愕(びっくり)交響曲」。1982年の録音。■メシアンの 八つの前奏曲で、ピアノはイヴォンヌ・ロリオ(NML、CD)。さすがにわたしでも、この曲集がドビュッシーを強く意識していることくらいはわかる。録音はかなり古い筈で、少なくとも1963年以前であり、モノラル録音かも知れないが、イヴ…
毎日オークションにスゴいのでてる。ロット100 https://www.my-auction.co.jp/schedule/details/787/100 www.my-auction.co.jp 日本の美術館に頑張ってもらいたい。 画商経由でもいい、個人なら寄託してくれ!
【小熊秀雄との出会い(2)】 原田「昭和10年代になると戦争のほうへ引きずられていくんですね。だから小熊さんの文章も悲しげな調子なのかもしれません。戦争の機運を盛り上げていこうということで、帝展は大流行します。国が在野の団体からいい作家を引き抜いて帝展の審査員にして、帝展を国家の中心的文化政策の基軸にしてしまう。そういう中での帝展は小熊さんから見ると何たるこっちゃというふうに見えたんだと思います。結局、以後の帝展は戦争ばっかり掲げる展覧会をやるようになっていった。そういう中で池袋モンパルナスを考えるとしみじみいいなと思えてきますね」
コロー『ラ・フェルテ・ミロンの風景』(大原美術館蔵) 西洋絵画に興味を抱き始めたころから、コローの画がどことなく好きだった。最近になって理由に思い当った。 ごく鈍感な高校生だったから、ゴッホとピカソを凄いと思っていた。好きなのはユトリロだった。デ・キリコもジャクソン・ポロックも知らなかった。 文学にもっとも熱心だった三十代後半は、ロートレックと松本竣介のファンだった。孤独だの孤立だのという問題を、自分なりに考えていたのだろう。そろそろ坂本繁二郎とも熊谷守一とも出逢っていたころだ。 それらの時代にも一貫して、コローの画には気持好い感じを抱いていた。 コローの描く農場風景も田園風景も雑木林風景も、…
オンライン英会話の講師と話していて、美術が好きなので英国の美術館を巡ってみたい……みたいなことを私が言ったら、英国の画家・L. S. Lowry(ローレンス・スティーヴン・ラウリー)を紹介してくれました。私ははじめて知ったのですが、マンチェスターの有名な “The Lowry” というアートセンターは彼の名前から取られているんですね。www.wikiart.org私はレッスンのあとで短いお礼をチャットに書き込むようにしていますが、その返事にも “I thought you might like to see a Lowry painting as he is very well known, …
*基本データ 場所:群馬県桐生市 行った日:2023/3 美術館URL⇒okawamuseum.jp 坂の上、見晴らしが良いです。(画像多数、WiFi推奨) 1999年には両陛下もご訪問され楽しまれたそうです。 有名建築家の大きな美術館も素晴らしいですが、個性的な私立美術館も魅力満載です。大川美術館は、もとは企業の社員寮だったそうで、山の斜面を利用して建てられており、入り口が5階で鑑賞しながら下に降りていく構造になっています。(最後に館内図があります) ラグーザ玉《水辺白鷺図》1933~39年 最初の作品で心を掴まれます。ラグーザ玉は明治期にイタリアに渡り活躍した女性画家。工部美術学校の講師と…
癸卯年二月初六。気温摂氏1.7/12.9度。晴。かねてから桐生の大川美術館を訪れてみたいと思つてゐた。地元桐生の出身で三井物産経てダイエーで中内功社長の直近の部長としてダイエー急成長に貢献した大川栄二(1924〜2008)は美術品の蒐集家でもあつて1988年に郷里にこの美術館開設。なか/\桐生まで足を運ぶなかつたが先日の朝日新聞にこんな記事あり。 大川美術館4年超の松本竣介アトリエ再現展示6月終了:朝日新聞 しかも長期的に取り組んできた松本竣介の企画展で最後の「デッサン50」は3月12日迄。その間だと今日しか来る機会なし。すわ桐生だが乗り鉄のアタシでも水戸から桐生だと水戸線で小山まではまだ良い…
雨は今日も降り続く。乗っている東海道線(東京~熱海)の下り電車が横浜駅に停車しようと減速した。並走する京浜急行の赤い電車は誰も乗せていない回送電車だ。私はこの写真の右方向へと走りもうすぐ停まる電車に乗っている。写真を撮ったときに赤い電車が停車していたのか、右へ走っていたのか左なのか、覚えていない。写真では赤い電車のすぐ左に向こうの道を歩く傘をさして立っている人が3人くらい写っている。写真のさらに左、中央より少し左にも傘をさして左へ歩いている人が写っている。私の乗っている15両編成の4号車はいま高架になっている高速道路の下をくぐろうとしている。写真は私が見ていたある一瞬の光景だが、電車とともに私…
ARTISTS' FAIR KYOTO 2022を見る。知り合いの現代美術作家から招待状をもらった。 35歳までの若い作家の展示会だけあって、盛況だった。 ただ、51歳の僕にはすでに見えている世界が違うらしい。会場の騒がしいさと展示の仕方もあってか、面白味はあっても伝わって来るものがピンとこない。 もちろん流行りっていうのもあるだろうけど僕にはそれに乗ることも出来ないし・・・・ていうか、この歳で追っかけようとも思わない。引いて眺められることが、歳をとる特権だもの。 会場を出てから、腑に落ちない何かを解消したくて、悶々と写真を撮り歩きながら道中、真鯛のラーメンを食べ、次いで「ドトール」で久々にモ…