色彩感覚というのはとても面白いものだと思います。 ウィトゲンシュタインやゲーテなども「色」についてはけっこう多くのことを述べていますし、何か非常に重要なテーマなのだと思います。 僕たちの世界には、少なくともそのままの形では、数学的な「線」は存在していないとも言えるのかもしれません。「すべて色だ」というふうに。 その面積が完全にゼロの純粋な線という現象にはロマンを感じます。線って何なんでしょうね? とても不思議な概念だと思います。 何かをデザインする時にも、多くの色彩や近似的な意味での線が用いられますが、それらの行為を厳密に論理でプログラムすることは意外に難しいのかもしれません。こうしたことは世…