花山信勝(1898年 - 1995年)は、仏教学者、浄土真宗本願寺派の僧侶。東大名誉教授。
金沢市生まれ。東京帝国大学印度哲学科、大学院で日本仏教史を専攻し、東洋大学教授、東京大学文学部教授、國學院大學教授等を歴任する。1935年、『聖徳太子御製法華経義疏の研究』で学士院恩賜賞を受賞。1946年2月から巣鴨拘置所の教誨師となり、東條英機ら七人のA級戦犯の処刑に立ち会い、その時の模様を『平和の発見−巣鴨の生と死の記録』(のち中公文庫『巣鴨の生と死』)に記した。
『A級戦犯者の遺言』 青木 馨 法藏館 A級戦犯者の遺言 法藏館 Amazon すごくこの本について書きにくい。 歴史的な資料として後世に残すということではものすごく価値のあるものだというのは理解している。 死刑執行直前の東条英機を始めとするA級戦犯の面々の言動に心揺さぶられながら読みつつ、どうしても湧き起こる気持ちがあった。本当にこんなに非の打ち所のないきれいなものだったのだろうか。 自分は特に戦時中の日本軍に傾倒したり、第二次世界大戦後の日米の関係について確固たる自分の意見を他者に開陳したりするようなタイプではない。歴史上の人物として東条英機は知っている。なんかそういうのではなくて、ただ「…