限界費用とは、生産量が一単位増えたとき、増える費用。 英語ではMarginal Cost。
http://osaka.eco.toyama-u.ac.jp/~osaka/01kogi/all97/node53.html
限界費用とは、生産量が一単位増えたとき、増える費用です /footnote あるいは生産量で費用を微分したものも限界費用と呼ばれます。この二つは厳密には違うのですが、前者は後者の近似として良く使われています。
体温超えの日々。健康に無影響でエアコンの電気代を半分にした方法を一つ。 設定温度を3℃アップ(23度→27度へ)&風力を自動から最強へ→それだけで1日の電気代が約半分になり、部屋全体が極寒に冷えました。(当家比)格段に効きが良くなって電気代が安いならいいけど、音がすごい(^◇^;)音が気にならない昼間ならいいかなと。パワーはサーキュレーターよりも強いのでエアコンだけつけてます。 電力は設定温度の上下の方が風力よりも高く付く風力最大にしたらしっかり冷えました♪ 日光の当たる窓にアルミホイル水張りも鉄板ですかね〜。
カーボンニュートラルの経済学 2050年への戦略と予測小林光・岩田一政日本経済研究センター 編著日本経済新聞出版2021年11月25日 1版1刷 何故、読もうと思ったのか、わすれてしまった、、、。が、図書館で予約していたものが回ってきたので、読んでみた。 日本がこれまで、どのようにカーボンニュートラル(CN)に取り組んできたのか、どんな問題があったのか、そして、今後どうしていくべきなのか、そんなことが、環境庁、内閣府で働いてきた二人によって語られている。日本経済研究センターが編集した一冊。 表紙の裏には、”排出量ゼロへの挑戦は歴史的ビジネスチャンス 温暖化問題への対応は、世界の指導層の間では「…
2021年3月17日 『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』(クリス・アンダーソン,NHK 出版,2011年3月1日)を読了。 20 世紀には,人々がフリーを概念として受け入れはじめただけでなく,そのフリーを現実のものにするための重要な現象も起きた。それはものが潤沢にある時代の到来だ。(位置 No. 867) ものが潤沢にある時代,お金を払わなくても十分に楽しめるようになった。 ビットになるものはなんでも,より安く,よりよく,より速くというユニークな経済特性を持つことになる。(位置 No. 1769) ビット自体には価値はないが,ビットからお金を生みだす仕組みを作り出せば,費用をほとんどか…
『右上がりの供給曲線の非現実的な仮定』で供給曲線が非現実的であることを説明しました。そこで、事実として、供給曲線に対する反証を挙げたいと思います。 各々の供給者は、需要の制約に直面しています。また、企業は限界費用一定と見なせる条件下で活動してます。現実の市場は、小さな独占市場の集まりと見なせます。『右上がりの供給曲線の非現実的な仮定』で挙げた仮定は、何一つ現実には当てはまらないと言っていいほどです。 多くのミクロ経済学者は、各々の供給者における需要の制約を否定しているので、大野耐一の『トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして』やエリヤフ・ゴールドラットの『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何…
2022年発表の本書は、以前「人工知能と経済の未来」「現金給付の経済学」を紹介した駒澤大学の井上智洋准教授のメタバース論。単なるテクノロジー論ではなく、Web3.0の時代に資本主義はどう変わるかが考察されている。旧フェイスブックが社名をメタと改めたのも、この空間を開拓する意志があったから。フェイスブックやツイッター(現X)が、誹謗中傷ツールになってしまったことの反省もある。 Web2.0は<GAFAM>と呼ばれる巨大IT企業のものだったが、Web3.0(*1)はユーザーが巨大IT支配に抗する思想運動だという。その中でメタバースは、コミュニケーションのできる仮想空間として全てのユーザーに解放され…
※以下の書籍の前身記事。詳細はこちらを読んでみてください。 https://amzn.asia/d/5RxMtRb 先日、ベーシックインカムは「アホっぽい」という理由で否定されがちであることを指摘した。 とはいえ、僕はベーシックインカム至上主義者である。BIはアホが思い描く理想ではなく現実的であり、かつ世の中の問題を解決することができるのだと、人々を納得させてみたい。 そこで、本気でベーシックインカムのメリットを力説する記事を書こうと思う。 ■なんのために、ベーシックインカムを実施するのか? まず初めに語らなければならない点がこれである。なんのためにBIをやるのか? 社会保障費を一本化するため…
右上がりの供給曲線は基礎的なミクロ経済学の本の冒頭付近に出てきます。しかしながら、右上がりの供給曲線は反現実的と言えるほど非現実的な仮定の下で成り立っており、現実の経済では、ほぼ成り立ちません。 右上がりの供給曲線は、以下のような仮定の下で成り立っています。 各々の供給者にとって、需要の数量は無限大と見なせる。 限界費用逓増である。 完全競争市場である。 各々の供給者にとって、需要の数量は無限大と見なせる 右上がりの供給曲線が存在するためには、各々の供給者にとって、需要の数量は無限大と見なせければなりません。生産したものが全て売れなければなりません。売れなければ、生産しない方がまだマシです。売…
www.youtube.com 私がビジネス面で完全にこだわっているのは、もし会社を立ち上げるなら、もし創業者、起業家になるなら、常に独占を目指し、常に競争を避けたいということです。つまり、競争は敗者のものなのです。 まず、会社を立ち上げるときの基本的な考え方についてお話したいと思います。何がビジネスの価値を高めるのか?そして、基本的に非常にシンプルな公式があることを提案したいと思います。1つ目は、世の中に「X」ドルの価値を生み出すこと。2つ目は、「X」の「Y」パーセントを獲得すること。そして、この種の分析において人々が常に見逃している重要なことは、「X」と「Y」は完全に独立した変数であり、「…
『デジタル資本主義』(此本 臣吾 監修,森 健・日戸 浩之 著,東洋経済新報社,2018年5月3日)を読了。 トマ・ピケティは『21 世紀の資本』のなかで,長期的にみれば資本収益率が経済成長率よりも高く,この大小関係によって資本を持つ人はより豊かになり,経済的な格差は拡大し続ける,と述べている。(p. 112) 資本を持つことを目指すのは,よい戦略。 私は社会人になってから 3 年で資本を持つことを志したので,資本収益率の恩恵にあずかっている。 市場の参加者(消費者,生産者,政府等)が持っている情報量や内容には違いがあること,そして誰も完全な情報を保持することはできない。そのような現実のなかで…
今回読んだ本は、「世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた」(2020年)です。 世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた 作者:永井孝尚 KADOKAWA Amazon 本書は過去記事「ビジネス書100冊をまとめた本」のように面白おかしくまとめた感じではなく、具体例を交えて理論を分かりやすく説明しています。まとめ系はお手軽に大事なところだけ学べるのが良いですよね。 私がそうだよね〜と納得したものをまとめたいと思います。 顧客体験からのサービス変革 顧客体験を「見える化」しサービスを変革する方法として、カスタマー・ジャ…
商品1個ごとにレジに並び直す?そして同じ商品という大ウソ、個々の需要家は一人の供給者からしか買わないとミクロ経済学の基礎的な間違いを指摘してきました。しかし、ミクロ経済学が間違っている証拠は、まだまだ、見つけられます。 見つけ易いものを三つほど挙げます。 多種多様な商品が売り切れることなく、店頭に並べられている。 熱い飲食物は冬に、冷たい飲食物は夏に、主に売られる。 管理会計上の重要な分析の一つとして損益分岐点分析がある。 上二つは当たり前のことであり、ミクロ経済学が間違っている証拠になるのかと疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、これらは、ミクロ経済学が間違っている証拠です。一番下の損益…
分けて買う必要が無い時、10個の商品を買うためにレジに何回並びますか?10回ですか?5回ですか?1回ですか? 何、バカなことを言っているのだ?と思うかもしれません。分けて買う必要が無いならば、1回レジに並ぶだけのはずです。しかし、これまでのミクロ経済学では、10回レジに並ぶことを否定できません。ミクロ経済学の部分均衡モデルや一般均衡モデルでは、移動等の取引に付随する費用(以下、移動等の費用)を無視しているからです。なお、このエントリーでは、特に断らない限り、時間等も費用に含めます。 ゼロを何倍してもゼロであり、レジに何回並んでもゼロです。レジに何度も並ぶという行動を、部分均衡モデルや一般均衡モ…
<働く>を分解してみたときに、実際にはアプローチは何種類もあるし、最近は中学生だろうが高校生だろうが起業する人だっている。 お恥ずかしい話、というか、今思えばひどく頓馬で呑気な話だが、中学や高校に通っていた頃の私は、将来自分がどのような形で働くのか、全く知識も計画も持ち合わせていなかった。もっと遡った小学生の時分から、なんとなく将来のありたい像としては<物書きをしている人>というのがあり、それが高校に入った頃には<物書きをして、ふらふらしている人>というイメージに、解像度が若干上がっていた。 これも後で気づいたことなのだが、私がそのように頭の片隅に描いていた妄想上の生き方というのは、明治とか大…
経済学・経済政策のチェックポイント(4) 1 独占市場の3つの特徴とは何か 2 独占企業における価格と限界収入の関係はどうなっているか 3 独占企業の利潤最大化条件とは何か 4 独占による死荷重がグラフ上で指摘できるか 5 3つの寡占モデルを見分けることができるか 6 ゲーム理論における戦略決定手順をマスターしているか 7 ナッシュ均衡と囚人のジレンマはどんな関係にあるか 8 需要曲線が屈折することにより限界収入曲線に起きる変化とは 9 長期の独占的競争により何が生じるのか 10 外部不経済の供給はどうなるのか 11 外部性の死加重をグラフ上で指摘できるか 12 ピグー税の効果をグラフ上で示せ…
経済学・経済政策のチェックポイント(1) 1 可変費用と固定費用を見分けることができるか 2 可変費用曲線上で低減と逓増の領域を区別することができるか 3 総費用線上で平均費用の最小点が指摘でき、平均費用曲線を導けるか 4 総費用線上で平均可変費用の最小点が指摘でき、平均可変費用曲線を導けるか 5 ACとAVCの位置関係が理解できているか 6 限界費用が何であり、グラフではどのように表すのか 7 MC、AC、AVCの位置関係が理解できているか 8 企業の利潤最大化条件とは何か 9 損益分岐点、操業停止点がグラフから読み取れるか 10 供給曲線とは何か 11 供給曲線の傾きと供給の価格弾力性の関…
不完全競争市場の内容において、押さえたいジャンルのひとつがクールノー均衡とシュタッケルベルク均衡です。 我々の生活には、さまざまな業界が独自のサービスを提供しています。中には、競合があまりにもいないジャンルも存在するでしょう。 ここでは、2つの会社だけで競争し合う「複占」を前提に説明します。 複占の内容に触れつつ、クールノー均衡とシュタッケルベルク均衡の計算方法を紹介しましょう。 経済学を勉強されている大学生や社会人、さらには公務員試験(上級)を受験される方におすすめの記事です。 不完全競争市場の内容を見ていない方は、こちらのリンクを参照ください。 www.yamatono.info ※アフィ…
年末に様々な雑誌で2024年予測とか2030年予測というような将来を洞察する特集が組まれた。いくつかを斜め読みしたが、今年は大荒れになりそうだ。それは記事を読むまでもなく、既に存在していた昨年後半からの動きが一層加速化するという流れが呼び覚ます直観であり、恐らくほとんどの人が感じていたことだと想像する。 例えば、ウクライナ戦争はロシア優位のまま続きそうだとか、ロシア、イラン、北朝鮮の現状の民主主義国家の秩序拒否姿勢は強まりながら続くだろうとか、アメリカ大統領選挙いかんでは敵対勢力はアメリカの決意(どこまで本気で世界の秩序をアメリカがリーダーシップを発揮して守ろうとするか)を試す行為に出るだろう…
企業は商売で利潤を得るため、日々生産活動に取り組まなければなりません。しかし、生産活動にも一定のコストがかかります。出費を無視してしまうと、深刻な赤字を招くかもしれません。 こうした事態を防ぐべく、生産量と費用の関係を示したグラフが生まれました。このグラフを費用関数と呼びます。 ここでは、費用関数や数式を使った利潤の求め方について解説しましょう。 また、費用にもさまざまな種類があります。各種類を表した曲線についても取り上げます。 ミクロ経済学の基礎となるため、公務員試験を受けられる方はしっかりと押さえましょう。下記の記事で利潤の意味も詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。 www.ya…