(リトアニア語: Kryžių kalnas)
リトアニア北部シャウレイの北12kmに位置する巡礼地。2001年に『リトアニアの十字架の手工芸とその象徴』の一つとしてユネスコ無形文化遺産に指定されている。
その発祥は分かっていないが、初めてここに十字架が建てられたのは1831年のロシアに対する11月蜂起の後であると考えられている。数世紀を経て、十字架だけでなくイエスの受難像やリトアニアの英雄の彫刻、聖母マリア像、肖像画、ロザリオなどもカトリック教会の巡礼者によって置かれるようになった。十字架の正確な数は分かっていないが、約50,000であろうと推測されている。