昭和54年ころの夕方。 しゃれっ気の強いOと一緒に大学の坂道を下っていた。 O「ああぁぁ~~~、やっと涼しくなってきたなぁ・・・」 私「うん、そうだよなぁ・・・ここからが、いい季節にはいっていくんだよなぁ」 O「いいよなぁ・・・木犀のにおいがしてるよ・・・なにか人を狂わすなぁ・・・・」 私「 ♬ よいやみ せまれば 悩みは 果てなし~ ♪ (『君恋し』作詞:時雨音羽 作曲:佐々紅華)か?」 O「古いよぁ、フランク永井じゃないか」 私「じゃぁ、どんなのだよ?」 O「せめて、 ♬ いのち短し~ 恋せよぉ~ おとめ~ ♪ (『ゴンドラの唄』作詞:吉井勇作 作曲:中山晋平)だろ?」 ・・・・それって、…