政治問題に関心が無いこと。
「政治に関心が無いほどその社会は満たされている」 「どうせ何も変わらないと諦めている人が多い」 「今のままでかまわないのだろう」 「いや、悪い権力者に洗脳されているんだ」 と様々な解釈がある。
また、押し付けがましい政治マニアの議論には関わりあいたくないという あくまでも表面的なスタイルでもあったりする。
関連: 無関心党 棄権党 無党派層
哲学系YouTuberのじゅんちゃんさんの動画を見ました。れいわ新撰組やNHK党、最近では参政党といったいわゆる「新興政党」はカルト的要素を抱え込まざるをえない土壌があると言っています。「カルト」というと、私的にはどうしてもオウム真理教を思い起こしてしまいますが、しかし、支持者の一部が「信者」の姿に重なって見えるような場面は確かにあります。 6月17日付の動画より一部概要を文字起こしし、引用させてください。 新興政党はなぜカルト化することが避けられないのか - YouTube れいわ、N国、参政党という3つの政党は、政策的にはまるで違う考え方をしていますが、ある一点においては共通しています。そ…
Ⅰ.選挙期間中、いつものことだが面白くなかったのは、ネットジャーナリスト(ネット以外あまり仕事が無いので炎上期待で目立たなければならない記者)が人々(特に若者)の「政治的無関心」を嘆いていたことである。 これは間違いだ、という感触をワタシは持っている。 Ⅱ.民放テレビの開票速報中、事前調査によれば、概して若年世代が自民党を支持し、高齢世代が野党を支持しているという傾向が報告された。 これは興味深かった。 なぜなら大手メディアから、高齢世代は自公政権とつるんで年金や医療費の多くを現役世代に負担させている、だから自公政権を倒すしか現役世代、若年世代は救われないという、反対の理屈がしきりにばら撒かれ…
岩波文庫から出ている丸山真男の『政治の世界 他十編』を読みました。 この中の「政治的無関心」という項目に興味があったからです。 解題を見ると、元々は平凡社の『政治学事典』の執筆項目として1954年に書かれたものであるということが分かります。一読して、およそ70年前に書かれたものであるにもかかわらず現代にも十分に通用する内容であることに大変驚きました。逆に言うと、政治的無関心というものは理論によって一般化できるものなのかもしれません。 序盤は、ラスウェルにならって政治的無関心(アパシー)を「脱政治的」「無政治的」「反政治的」の3つに類型化し、3つを総称して「非政治的」とします。また、今度はリース…
こんばんは。¡Buenas noches! さて、いよいよ衆議院議員総選挙が近い。 今回の毒オトナの条件は政治について綴ろう。 本当に「自立」している人は政治をも味方につけている 政治家・大臣に取り入って「代理人」になってもらう 最近は「維新を名乗るナニワのトランピズム政党」に取り入る企業もありますね 「当事者たちのための政治」を作るカウンターカルチャー 本当に「自立」している人は政治をも味方につけている 以前にも綴ったが、私の父親の友人は絶対に選挙には投票しない。 理由はこうだ。 「政治に頼るのは嫌だ。そんなことよりたとえどんな政治状況になっても自分で『稼ぐ』力をつけたほうがいいと思う。」 …
このところ、政治について書くことがなかなかできなかった。 今のこの国の政治は、あまりに問題が多すぎて、一体どこから何を書けばいいのか、途方にくれるほど。 日替わりで不正や腐敗が次々と知らされ、とんでもないことが事後報告で知らされ、あるいは反対の声を無視して強硬に決められていく。 そして、そのどれもがすごいスピードでうやむやになり、既成事実化されてゆく。 あらゆる批判や追求は、意図的に焦点がずらされたり、混ぜ返しされたりして状況がカオス化し、だんだん「何の話をしてたんだっけ・・・」みたいになっていく。 ここ10年、社会犯罪を犯した者たちの常道は、何の説明もしないまま一時的に姿を隠すか、言質を取ら…
どうにも、恐らく世代によって認識が異なる話。 国際移住や海外での労働に対する価値観 ここ1年ほど海外へ働きに出掛ける若者が利用する制度であるワーキングホリデーのニュースが多くなったように感じます。 まあコロナ禍による渡航制限が緩和されたこともあり伸び率としては高くなっていて話題性はあるのでしょう。 ただ、それを「出稼ぎ労働」「日本は途上国になった」といったような、どうにも海外に出ていったり海外で働くことに対するネガティブなイメージを持って評する論調が一部で見受けられるような気がします。 これは世代的な認識の違いが大きく影響していそうです。 今どきの若者は一所懸命に一つ所で頑張り続けることを美徳…
中国の自由度は、百点中9点。 それよりマシなロシアの自由度は、13点に過ぎない。 なのに、反ワクチン派には、習近平、プーチン、トランプが地球の新秩序を打ち立てて、世界を根底から刷新し、人々を解放すると夢見る人達がいる。 ちなみに、戦時下だから仕方ないとはいえ、ウクライナは、49点。 シンガポールの48点より、僅かにマシ。シンガポールは、小さな島国で、多民族国家なので、強い力で国家を治めないと、簡単に乗っ取られ、右往左往してしまう。 インド洋に浮かぶ楽園と言われるモルディブは、44点。 キューバは、12点。 その一方、反ワクチン派が憤って非難し全体主義国家呼ばわりした国々、たとえばカナダは、97…
現在の日本は、1945年の敗戦直後もそうだったのではないかと思えるような「言論・思想の空白期」というか「ポスト『崩壊の時代』」に入っている感がある。その境目になったイベント(事件)が2022年の安倍晋三暗殺だったことはいうまでもない。 岸田文雄が決定的に失敗したのは、自らの権力を維持するために、その安倍の残党に頼ろうとしたことだ。だから、昨年春の一時的な支持率回復期を除いて一貫して内閣支持率が落ち続けて現在に至っている。 泉健太がいつまで経ってもうまくいかず、直近の日経の世論調査では衆院選の投票先候補に立民を選ぶ人の比率が前回の世論調査より低下して維新に迫られる低調さが続いているのも、その自民…
「コンプライアンス」(法令遵守)というスローガンは、この10年余で、日本社会にすっかり定着した感がある。 実際に守られているかどうかや、理解が浸透しているかどうかは別の話であるが。 メディアとか大衆の「法感覚」というものにもいろいろ思うところはあるが、逸れるので詳しくは別の機会にしたい。 が、今回の記事の前提として、予めいくつかは言及しておく必要はあるのだが。 ・「法は当然守らなくてはならないもの」という「真っ当な法感覚」自体が希薄な部分や、そのための訓練そのものが欠如・不十分な部分が多すぎる ・また、その前提として各種「法」エスタブリッシュメント(「法」に直接関与するエスタブリッシュメント)…
1、はじめに ゆゆゆにおける「戦死」と郡千景 ・「ポストまどマギ」作品における「死亡」モチーフとゆゆゆの「魅力」 ・ゆゆゆにおける「死者」/「死亡」の存在 ・「例外的な死者」としての郡千景 ・郡千景「戦死」の社会的要因 ・「家庭崩壊」に関する補足 ・本コラムの立場と内容 2、高知県某村落という「ムラ社会」 ―神世紀移行期地域社会の構造分析― ・小学生時代の「いじめ」=被暴力体験 ・勇者時代に再発した被暴力体験 ・被暴力体験の社会的発生要因 ・高知県某村落の「ムラ社会」的性格 ・「ムラ社会」の定義 ・「ムラ社会」概念の拡張的性格 3、神世紀移行期四国社会という「ムラ社会」 ―「ムラ社会」構造の同…
今日の名古屋は昨日の雨が上がり晴れ間が出ています。 先日の新聞の記事で「「おまかせ」が過ぎるとの」の記事が載っていました。 「回っていない方」にはあまり明るくないですが、白木のカウンターでいただくような 高級なすし店でよく採用されているのが「おまかせ」という注文の仕方です。 おまかせですから、どんな寿司が、どんな順番で出てくるのかは寿司職人の胸一つ。 寿司だけでなく和洋中どの料理にもある「コース」も同じ。 いちいち何を、どんな順番で注文するか自分で決めなくてよい。それが客をして 「コース」を選ばせる理由の一つではないでしょうか。 考えてみると、外食に限らず、私たちの暮らしのいろんな場面で「おま…
『池田大作研究』などの著書がある作家の佐藤優氏のインタビュー語録から、転記。 メモその1。何の根拠もないマスメディアの報道や誹謗中傷に対しては、公明党もしっかり言論戦で打ち返していくべきだ。池田氏の逝去を受け、公明党の支持母体である創価学会が退潮するとの報道が目に付くが、私は全くそうは思わない。なぜなら、池田氏は将来への基盤を完璧に整えてきたからだ。公明党の得票数がピーク時と比べて減っているといっても、社会全体で世俗化や政治的無関心が進む中、創価学会は日本最大の組織力を持っている。それを過小評価するべきではない。 メモその2。公明党員の皆さんは、どうか自信を持ってほしい。指摘しておきたいのは、…
無断掲載 近藤和也が何処にも見当たらない、我が家購読の北陸中日新聞の「国会論戦ポイント欄」に近藤和也の記載がない。 同じく能登選出の西田昭二に関しては二か所に名が出る。 記者たちよ昨日の論戦の収録画像を再生し目を凝らせて見比べたまえ。 能登を慮る熱意と人間の血の通った誠意を此の両者の何れよりより多く感じ取るか客観的に判断すれば一目瞭然ではないか。 結局、デスクの政治的センスの問題しかない。 ローカル紙の特性を活かして国会論戦の場は西田・近藤の両氏に絞って詳述すべきではなかったのか。 激甚災害の最中に政治どころではないかも知れぬが恐らく被災者の多くは能登の近未来像を政治家たちが如何様に描くものか…
【労働】 今日は何かとても忙しそうでしたが俺は俺の人生に忙しすぎたので何ら顧慮せずに帰った。多分人間の信頼ポイントが減ったっぽいけど、俺はそもそも職場への信頼ポイントがマイナスなので何も問題がない。このまま殺し合いを続けていくが、お前らのスタミナが切れねえことを祈ってるZE☆彡 【ニュース】 digital.asahi.com ワロタ。「叩き殺す」と演説で言う人は違うねえ……。結局岸田政権の対応のちぐはぐさに対して自民党内でもアホほど評判が悪いのだと思い、こういう不満が噴出しまくってるのだと推測する。 digital.asahi.com いいバッテリーだったンゴね。 digital.asahi…
映画「007 カジノ・ロワイヤル」(ダニエル・クレイグ版) ヴェスパーとジェームス・ボンド ル・シッフル JBのポーカーゲームのシーン ▶ このポーカー勝負でJBは途中で毒を盛られて危機一髪になるのだが、ボンドカーのアストンマーティンのダッシュボードに準備しておいた解毒剤とAEDで緊急対応。ところがAEDの細いコードが繫がっていなかった事にショック症状の朦朧とした絶望感で気付いた時のダニエル・クレイグの表情は秀逸。 その「ラストワンマイルの接続」を一部介助したヴェスパーのあっけらかんとした顔とかね。さすが「サイボーグ009」のインスパイア・コンテンツである。 ル・シッフル(ルシファーの変形かな…
かとうゆうです。 いろいろ教育、企業 「硬直的」 「パラダイムが1960年代かまたはそれ以上に古い」 なんて、いろいろ書きました。 で?どうする?ですけど。 いろいろなアプローチあります。 個人できることからいろいろ。 ただパラダイムを変える・・・となると「政治」 ところが「政治」 これも「深刻」 社会学者の廣井良典さんが指摘してますけど。 ぶっちゃけいうと 「デモクラシーが成熟しないまま、戦後、政治”以外”を成功体験として今も根深い」 成熟しない・・・つまり、大正デモクラシーがありましたが、まだまだ「民度」としては未成熟。 そのうち戦争に向かって、全体的傾向が強くなってしまった。 で、戦後復…
各党支持率 自民急落 政権復帰後初めて30%下回る NHK世論調査 | NHK 「自民党」が29.5%、「立憲民主党」が7.4%、「日本維新の会」が4.0%、「公明党」が3.2%、「共産党」が2.6%、「国民民主党」が2.1%、「れいわ新選組」が1.7%、「社民党」が0.3%、「みんなでつくる党*1」が0.1%、「参政党」が0.4%、「特に支持している政党はない」が43.3% 共産支持率がなかなかアップしないことは「裏金疑惑の火付け役は共産なのに」と支持者として残念ですし、「支持政党なし」が一番多いことにもげんなりしますが、それはさておき。 「自民党が他党に大幅に差をつけ、政党支持無しが一番多…
電話かかってきてね、怪しいから切ろうかとおもったのだけど、朝売新聞の世論調査っていうから、面白いかなと思って、やってみたわ。すぐ終わるかとおもったけど、結構大変。 ◯ あなたは、今の内閣を支持しますか。支持しませんか。 今の内閣ってわからないから、当たり障りないところで、「どちらかというと支持する」にしとこ。 ◯ その理由をひとつだけ選んでください。 麻生さん漫画好きで好きだから、首相が信頼できるにしとこ。 え、今の首相、麻生さんじゃないの? ◯ あなたはいま、どの政党を支持していますか。 定食で、特上、上、並ってなっているとき2番め選ぶから、2番めね。立憲民主党。 ◯ あなたは、物価高による…
こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は『社会関係資本――現代社会の人脈・信頼・コミュニティ』の書評記事です。NPO等で社会課題や地域課題へ対処する活動や、厳しい状況にある方を支援したりつながりをつくろうという活動をしている方であれば、多くの方が聞いたことのあるであろう社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)概念について、提唱してきた研究者は実際にどのようなことを提示してきており、その限界や実践において考えなければならない点はどこなのか、概念全体を丁寧に整理しながらポイントを明らかにしてくれる優れた入門書です。