衆議院議員の任期満了または衆議院の解散により、衆議院議員全員を新たに選出するため行われる選挙。一般的に日本で総選挙とは衆議院議員総選挙のことを指す。
任期満了による場合は議員の任期満了の日の前30日以内、解散による場合は解散の日から40日以内に行われる。選挙の後30日以内に国会が召集される。
参議院議員の場合は半数ずつの改選であるため総選挙とはいわず、通常選挙という。なお、日本国憲法第7条では天皇の国事行為として「国会議員の総選挙の施行を公示すること」となっており、これでは参議院を含まなくなってしまう。これは、制定時の不備がそのまま残っているためであり、この部分の「総選挙」は、通常のものと意味が違うと解釈するしかない。
現行の制度は「小選挙区比例代表並立制」と呼ばれる。
全国を300の小選挙区に分け、定数480のうち300をこれに割り振る。残り180は全国を11のブロックに分けた比例区から選出する。小選挙区と比例区に重複して立候補することも可能である。
今後、定数削減、一票の格差是正のための選挙区・比例代表地域ブロックの定員変更、選挙区割り変更などが行われる予定。