藤本タツキ

『チェンソーマン』の作者・藤本タツキが描く長編読切『ルックバック』。たった1巻の作品ながら、強く心を揺さぶられる物語でした。 ルックバック (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:藤本タツキ 集英社 Amazon あらすじ 小学生の藤野は、学校新聞に4コマ漫画を連載するのが自慢の少女。クラスでも人気を集めていたが、ある日、学校を休みがちな京本という同級生が描いた漫画を見て衝撃を受ける。圧倒的な画力に打ちのめされ、一度は筆を折ろうとする藤野。しかし、ひょんなことから京本と出会い、二人は一緒に漫画を描き始めることに。夢を追いかける日々の中で、二人の関係は深まり、やがて人生を揺るがす出来事が訪れ…

日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を『ルックバック』が受賞しました。押山監督、おめでとうございます！

Look Back 先週末夕食後、高校生の息子と夫と家で見る映画を探している際、息子が友達の間で評判がいいと言って提案してきた映画が藤本タツキさん原作の「ルックバック」。あまり予備知識がなかったのですが、面白そうなので早速３人で見てみました。 泣けた〜 まずとにかく絵が美しい。四季折々の美しい田園風景。暖かい日差しを感じる窓。旧友の声が聞こえてきそうな懐かしい学校の日常。どれもこれもキラキラしていて眩しい。 その中で変化していく藤野と京本。 なんて勇気に溢れた自由な二人なんだ。 お互いがお互いにとっての最大のアイドルであり最高の理解者。 そんな人が近くにいればどんなことも鬼に金棒。 。。。な、…

ルックバック河合優美Amazonja.wikipedia.org アマゾンプライムで ありました。読み切りのものが こんなに。。全く、知らないものでしたが、 いいとのことだったので。。なんかの事件を連想してしまいそうですが。。うーん アニメーション映画『ルックバック』 原画集[本/雑誌] / アニメスタイル編集部価格: 9900 円楽天で詳細を見る

皆さんは年にどれくらい映画をみますか？ 私は１００本くらい！ そんなことで… これから映画の感想を気ままに書いていきたいと思います。 これまで見てきた映画や上映中の映画についても自由にいかせていただきます！ 配信はアマゾンプライムでご鑑賞いただけます。 それでは！ 映画の登場人物 結論から！ 書き込みの素晴らしさ 漫画と映画の違いが生む新たな体験 ポスターに隠されたメッセージ 人間味あふれるキャラクターと普遍的なテーマ 映画『ルックバック』をもっと楽しむために 映画の登場人物 京本という、引きこもりの小学生。 藤野という、活発な小学生。 彼女たち二人の共通事項は「絵を描くこと」 結論から！ こ…

★★★★☆ あらすじ 学年新聞で四コマ漫画を描いていた少女は、同じように漫画を載せるようになった引きこもりの同級生にライバル心を燃やすようになる。58分。 www.youtube.com 感想 漫画を描くのが得意な少女が主人公だ。彼女は皆に褒められても素直に喜べず、たいしたことないよと嘯いてしまうような子供だ。そんな自負心の強い主人公の前にライバルが現れたことから、彼女は必死に画力上達のための努力をするようになる。小学高学年のいろんなことに興味を持ち始める時期に、それだけに打ち込む彼女の姿には心打たれるものがあった。 これは彼女の強がってしまう性格も影響していたのだろう。自分はまだまだこんなも…

素晴らしい映画は生活音を音楽に変える。何気ない会話、雨や風、車や乗り物。ありふれた音を心情を代弁する音符に変える。風景をメロディに化身する。その最高峰が新海誠であり、次ぐのが細田守。そして『ルックバック』の監督・押山清高もあとに続く。haruka nakamuraが奏でるまばゆい後悔の音を乗せて走り出す。 将来は漫画家を嘱望された藤野は、蔑んでいた引きこもりの京本に実力を見せつけられる。初めて味わう人生という苦味。それは生まれて初めて飲む珈琲のように未知の恐怖に支配される。そのホロ苦さは大人になるための洗礼。 藤野が小学校で社会生活を送るなか、引きこもりのライバルは日常を絵に埋没する。ドテラを…