『学び合い』

今日が年明け１回目の授業でした。ただ１回目から授業は迷走してしまいました。何があったかの詳細はブログでは伏せますが、本当に愚策だった。生徒たちには悪いことをしてしまいました…大学に戻ってから何人かに話を聞いてもらいましたが、やはり私の策は良くなかった…ただこうして自分の行動をしっかり振り返り、仲間に相談できる、この今の状況は本当にありがたいです。 これを踏まえてどう挽回していこうか。

自由進度学習に必要なスキルを、IB（国際バカロレア教育）のATL（Approaches to Learning）スキルのいくつかと照らし合わせて考えてみたいと思います。 1. 思考スキル（Thinking Skills） 自由進度学習との関連： 子ども同士の学び合いといった交流を通じて、クリティカルシンキングを育み、評価できる。 教科学習として学んだことを、他の子に教えるために応用できる。（狭い意味での転移スキルになるのかなと） 分からないこに合わせた、異なる文脈で、自分の知識を説明することができる。 友だちの答えや説明を、クリティカルに評価する： 「あなたの説明だと、ここは違うと思う。」「こ…

以前の授業のやり方を相談してもらった時には結局方針が決まらなかったので今日は２回目の相談会をやってもらいました。 前回のようにグダグダな感じではなく、今回はしっかりと何を話すべきか決めた上で、明確に「どうしていきたいか相談して」と伝えました。途中で各グループ（生徒たちが勝手に集まった集団）で意見を出してきそうな雰囲気があったので、クラスでまとめてほしい旨を伝えました。すると学級委員長から一度外に出ていってほしいと頼まれました。驚きましたが、真剣に考えてくれる姿勢がひしひしと伝わってきたので承諾し、15分ほど寒い廊下で待っていました。 別の生徒に呼び戻され、話を聞きました。大きく分けて２点あった…

やり方を変えたリスタートの日から一週間、早速授業方法を変えてほしいという連絡が他の先生を通して来てしまいました。正直、もうどうすれば良いのかわからない…そんな気持ちのまま授業へ臨み、現在の状況を率直に伝えました。困っている仲間がいること、具体的な方法は自分たちで考えてもらうしかないこと、多数決では「１人も見捨てない」に反するからやりたくないこと、逆に全てを任せて委ねることに対して私が大きな不安を感じていること…正直、話はぐちゃぐちゃだったと思います。しかし、そうするしかありませんでした。うまい言い回しなんて思いつきませんでしたし、なにより「うどうすれば良いのかわからない」という状態だったので……

今日は「かけ算（１）」の単元テストを行いました。 答案を返すときには、得点の正規分布のグラフを子どもたちと一緒に見ながら振り返りをしました。 前の単元よりも目標点をクリアした子が増えたこと、全体的に得点が高くなっていることなど、子どもたちも嬉しそうな表情を見せてくれました😊 次の単元は「かけ算（２）」で、今回の内容の続きとなります。 今回の振り返りで出された、次の単元でやりたいこと（改善点）も具体的に考えてもらいました。すると、・「ひとつ分」「いくつ分」が、自分も友達もしっかり分かっているかを確認する。・「⚪︎⚪︎こ」「⚪︎⚪︎台」などの単位を、きちんと書けているか、お互いに確認する。 などが…

今日は少々やり方を変えてから１回目の授業でした。 授業開始直前にある生徒から「もう『学び合い』はできないんですか？」と聞かれました。決してそういうわけではないことを伝えると同時に、支持してくれている生徒も確かにいることを再確認できました。もちろん「誰一人見捨てない」ために多数であればいい…というわけではありませんが。 授業終了直前にまた別の生徒から早速、もっとこうした方が良いと思う、という意見を頂きました。その生徒に全体で共有しても良いかの許可をもらい、フィードバック時にそれを伝えました。前回、私が全てを仕切って多数決で進めてしまったので、今回はあくまで集団へ、どうしたら良いと思うか、次回の最…

「なぜ自由進度学習に取り組みたいのか？」と聞かれることがあっても、うまく言葉にできず、もどかしい思いをすることがあります。そこで、改めて自分の動機を整理してみることにしました😀 自由進度学習に至るきっかけ 自由進度学習を始める前段階として、まず私が「アクティブラーニング」を取り入れたいと考えたきっかけがありました。それは、情報系の専門学校で教えていた時に感じた、次のような問いでした： 学ぶことに自信が持てない学生たちに、授業で私ができることは何だろう？ 企業の採用担当者からの声：「受け身の人はいらない」。どうしたら受け身ではない学びができる？ IT技術が進化し続ける中で、仕事や働き方はどう変わ…