「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」 君は指さす夏の大三角覚えて空を見る やっと見つけた織姫様だけどどこだろう彦星様これじゃひとりぼっち楽しげなひとつ隣の君私は何も言えなくて 本当はずっと君のことをどこかでわかっていた見つかったって届きはしないだめだよ泣かないでそう言い聞かせた 強がる私は臆病で興味がないようなふりをしてただけど胸を刺す痛みは増してくああそうか好きになるってこういう事なんだね アリス「う~ん……?」どこか嗅ぎ覚えのある、色とりどりの花々が自己主張として漂わせて行き交う人々の気持ちを和らがせてくれる、その香りが眠りから覚めたボクを最初に迎え入れてくれたのだった。「あら。目が覚めまし…