ヤン・ヨンヒ監督による自身の経験を元にした本作。 1950年代から80年代初め頃まで、在日朝鮮人を北朝鮮に帰国させる事業があったことは私も知っていた。当時は”夢の楽園”に帰ると信じて帰ったそうだ。 リエ(安藤サクラ)の兄、ソンホ(井浦新)も、朝鮮総連の幹部の父のメンツもあり16歳で北朝鮮に送り出された。以来25年、日本の家族と会えることはなかったが、脳に腫瘍があり北朝鮮では治療ができないと言う理由で3か月間の来日を許された。監視役のヤン(ヤン・イクチュン)付きで。(個人的には好きな俳優のヤン・イクチュンの登場に、にんまりしてしまったけれど) ソンホを演じる井浦新の、25年ぶりに見る日本の風景を…