きみの鳥はうたえる

引用元：eiga.com 2018年の作品 函館市出身の作家、佐藤泰志の小説が原作 函館市民映画館シネマアイリス開館20周年を記念し、オール函館ロケで撮影された バイト先で仲良くなった僕（柄本佑）と静雄（染谷将太） は函館のアパートで一緒に暮らし始める 今は本屋で働いているけれど、仕事はつまらなくて時々適当な理由をつけて休んだりしている 同僚の佐知子（石橋静香）と仲良くなってつき合い始めるも、彼女はまだ店長と別れていなかったらしい 必然的に静雄と佐知子と三人で飲みに行ったりダーツやビリヤードをして遊ぶ機会が増え、時々は静雄と佐知子のふたりで出かけることも増えてくる 観終わった時に「ふううー」っ…

なんとなく題名に惹かれて。 そして俳優陣に惹かれてチョイス。 若者のダラダラした生活。なんとはないやーつ。 こうゆうの、嫌いじゃない。 いい人／悪い人判断って別にしなくていいのに、なんとなくしちゃってる自分に気づく。主人公（僕？）の印象は最初悪くて、「何こいつ」って見てたけど、だんだん惹かれていっている自分がいた。 きっと彼の「適度な距離感」に自分と似たところをを感じたからだろう。 きっと彼の「人を思いやる気持ち」を感じたからだろう。（しかしひどい点もある） 私含め、人と適度な距離感を保とうとする人って、 ・自分もあまり踏み込まれたくない ・心を乱されるのがめんどくさい（傷つきたくない） ので…

2018/10/5 ジョン･M･チュウ監督「クレイジー・リッチ！」を観た。庶民的だと思っていた彼は超お金持だった！シンガポールを舞台にしたロマンティックラブコメディ。出てくるのは全てアジア系俳優という異例のハリウッド映画。頑張るヒロイン、そして親子愛と王道ですっきり楽しい作品。出てくる料理が全部美味そう。シンガポールが持つゴージャスな異国感。観光ムービーとしてもまた楽し。そしてオープニングから音楽使いが最高だった！ 2018/10/6 三宅唱監督「きみの鳥はうたえる」を観た。函館を舞台に、「僕」と静雄、そして佐知子が過ごした夏の物語。夜が白々と明けていく。けだるくやるせなく、どこか物悲しく。ペ…

監督 三宅唱 キャスト 柄本佑…ぼく 石橋静河…佐知子 染谷将太…静雄 なるほど。 元は小説で、70年代あたりの時代を 現代に変えて映画化してるようだ。 なので、男2人が住むアパートの小道具類や 情緒ありげな風景など 昭和でも通じるよね、っていう感覚で見てた。 石橋静河はじわじわと演技に実力をつけてきてますね。 見るたびに少しずつお母さんに似てきてる印象。 それにしても染谷君の顔が小さすぎるため 皆が横並びすると顔ちっちゃいのが余計に目立つ。 内容はそんなにないです。 同じバイト先で知り合った男女が 軽い付き合いをし 男二人暮らしのとこに遊びに行き そのうち3人で遊ぶことが増え 最初の男ではな…

雑記 見たもの ・映画「ラストマイル」 ・映画「Chime」 ・映画「HAPPY END」 読んだもの ・「御社のチャラ男」 ・「きみの鳥はうたえる」 ・見たライブ 雑記 ・終わりの季節 春のはじまり、夏のはじまり、秋のはじまり、冬のはじまりは覚えているけど、終わりはあまり覚えていない。だけど、夏の終わりは覚えているし感じることが出来る。夏の終わりは他の季節と違ってデカい声で「終わりでーーーす！次の方どうぞー！」って言っているみたいだ。9月1日にエモーショナルなライブを見て、次の日から途端に涼しくなって、寂しくなってたのに、翌週また復活です！！みたいな感じで暑くなってるのが本当に嫌。夏は嫌いだ…

こんなエピソードがある。二〇〇七年の秋、中国共産党の第十七回大会の期間中に、ある農民が村長に電話をかけた。自分はいま天津にいて、これからすぐ列車に乗り、北京へ陳情に行くという。村長は肝をつぶした。もし、この農民が陳情者として、党大会開催中の天安門広場に現れたら、村長が職を失うだけでなく、その上の町長と県知事にも累が及ぶだろう。村長は電話口で、北京に行かないでくれと農民に懇願した。農民は北京に行くのをやめてもいいと言ったが、交換条件として、いますぐ彼の妻のもとに二万元を届けるように要求した。村長は電話を切ると、二万元の公金を用意して彼の家に届けた。彼の妻がサインして金を受け取ったあと、その農民は…

朝、教室前の廊下で三年生のT.UさんとR.Hさんと遭遇。来月にはR.HくんとR.Uくんが帰国することであるし、韓国人のK先生を囲んでの食事会をまた開催しようと話す。 10時から二年生1班の日語会話（三）。「食レポ」第1回。意外なことに2班よりも盛りあがった。発表後のこちらの質問に対してもけっこうしっかり学生らが協力して答えてくれた。クラスメイトの発表を傾聴するその態度だけでいえば、2班よりもずっといいかもしれない。今日発表してくれたのはS.Eくん、C.Iくん、S.Iくん、R.Gくん、K.Kくん、K.Iくん、S.Gくん、S.Bさんの8人。元出禁組のK.SくんとS.Hくんのふたりは来週することにな…

8時から二年生1班の日語会話（三）。前半で「（…）」のまとめを発表し、後半で「（…）」作文。Y.Tさんがちいさなりんごをひとつくれた。きのう（…）で購入したもの。海棠果というらしい。 休憩時間中にセブンイレブンをおとずれておにぎりをふたつ買った。おにぎりコーナーにはさっきの授業にいたK.Sくん、S.Eくん、S.Hくんの三人がいた。さらに次の授業でいっしょになるC.Eくん、K.Kさん、R.Kさんもいて、そのとき店内にいた客全員が日本語学科の学生だった。 10時から二年生2班の日語会話（三）。内容は1班のものと同様。授業後、寮にもどっておにぎりと食パンとヨーグルトを食った。それから荷造り。服装に迷…

和田直子さんから、先日、花森書林さんの個展に伺ったお礼のポストカードをいただいた。 御影のSpace31の個展を含めて、和田さんの個展には３度ほど足を運んでいるが、いずれも在廊しておられなかったので、何となく、和田直子さんという作家にワタクシはこの先も会うことはないのだろうという気がしていた。ところが、先日の花森書林さんの個展に和田さんご本人がいらしたので、少々ギョクンとしたのである。和田さんのプリントゴッコの作品は、何ともいえない味わいがあっていいよなあと思う。この元町映画館のポストカードも売り切れていたのか、花森書林さんの個展では買うことができなかったので、嬉しいかぎりである。和田さん、ど…

とっても、海の砂を踏んで感触を楽しんでるような3日間だった。当たり前にある通じ合う感覚がそこにもやっぱりあったから信じてすすんだり、このままでいようと思った。 香港から帰ってきて1日、お茶をのむ。自分が無意識に走り出している。そしてはしゃいでいるふしぎ。 なんとなく見返していたきみの鳥はうたえる、東京マリーゴールド。なんでもない街のなんでもない心の揺らぎ。いつも静かにしていて抱えている。でも無邪気でさっぱりとした顔が映し出されていてずっと好きな気持ちだった。嬉しいと思った。ふしぎ。 そんな普通がある。どれだけ底へ底へフォーカスされた時があっても、トリップとしか言えないくらい気持ちがここから離れ…

映画化された「オーバー・フェンス」収録作。 きみの鳥はうたえる、そこのみにて光輝く、海炭市叙景、大きなハードルと小さなハードル、と4作読んでいて、この本は5番目に読んだ。 今までの著作はちょっと癖があるなと思っていたが、これは比較的読みやすかった。 作風に慣れたせいもあるのかも。 ドラマチックな描かれ方はしていないし、変に奇をてらっているわけでもない、でも「普通」からは少しズレている。 登場人物に感情移入したわけではないが、少しズレているところは自分に重なる部分もあるかも。 80年代以前の作品ではよくあることなのかもしれないが、飲酒後に悪気なく車を運転していてちょっと驚いた。 原作をようやく読…

吉田修一原作の映画化作品は、『悪人』、『横道世之介』、『さよなら渓谷』、『怒り』、『湖の女たち』と観てきたけれど、今回の『愛に乱暴』は、いちばん小説の痕跡が見えない気がする。SNSの使い方が見事で二転三転ミスリードされた。が、あの描写は小説よりも明らかに映像向きだと思うし、桃子（江口のり子）が奈央（馬場ふみか）のアパートを去るシーンも、全然小説的でないので、森ガキ侑大監督はかなり原作を咀嚼してるだろうと思った。吉田修一は、『悪人』の映画化にあたって自分でラストを書き換えた人なので、その辺に理解があるだろう。 小説にはビジュアルが存在しないわけだから、映画の原作が小説であることはそれがマンガであ…

学期末につき、タスクが増えてきた。毎日、関係のない文章は1000字以上書いているのだから、問題ないと言いたいところだけど、下調べや見通しが必要なんじゃないかと考え始めると、腕が重くなる。 気負わなくてもいいと言い聞かせる。私が何かを放棄する時に、お決まりのパターンなので、分かった上でどう回避するかを考えたい。この文章を打った三日後に、無事に一つ課題をこなした。大体終わってきたけど、あと2本、レポートを出さないといけない。出来る範囲で行えばいいと思っているけれど、自分が納得するクオリティには到達したい。結局、教授に合わせてそつなく仕上げるという器用さを、私は持たない。それは、悪いことではない。 …

2024年07月21日号（通巻809号） 表紙：エリザベス・テイラーさんとマーロン・ブランドさん 7月20日(金)から 菊川 Stranger「ジョン・ヒューストン特集」 『禁じられた情事の森』Reflections In A Golden Eye 1967年 https://stranger.jp/movie/3594/ www.youtube.com