にゃにゃ- は、見上げた。 きらきらときらめきながら飛んでくる、シャボン玉のような。 遠い空に、小さく煌めく何かを。 ‘ 遊園地 ’ うまく すいっちを押した、とほめてやろうか。 まだ先においておこうと思ったのに。 色変わりする羽のが教えてしまったから。 ‘ いりすたちをのせた きょうりゅう は、適任すぎ ’ あの遊園地の置き場、森の奥の城から近い場所にしておこうか。 それとも、街の隣にしておいたほうがいいだろうか。 「ねぇ、どこに行くの?」 「この遊園地」 空の遠くでする話し声を聞きとりながら。 にゃにゃ- は、ごろんと横になって。 ‘ 街のとなり ’ ‘ 2つ目にあいてるとこ ’ ◆ ◆ …