今回もまたポイ活の話。だが使って溜めるタイプではなく元手のいらない報酬タイプのポイント。 フツーに労働して給与をもらった方が遥かに稼げるだろうが、これは「こづかい」万歳である。 如何にして何もない状態から可処分所得を生み出すかに面白味があるのだろう。 今回は雀の涙ほどの薄利を気が遠くなるまでの時間を積み重ねて、カネを錬成する主婦が主役。 ①アンケートタイプ、②メルカリポイント、③ウォーキングすると引けるスマホガチャが登場する。 そしていつもはオチで現実に引き戻されるのだが今回は紹介される度にその薄利を指摘していくスタイル。 たったそれだけ~。ビミョ~。は、はぁ。のオンパレードであり余りの薄利に…
今回は驚きの職業シリーズ。謝礼が貰える「覆面調査」にクローズアップする! フツーに働いた方がよっぽど稼げるが子育て主婦の趣味と実益を兼ねた内職という感じ。 覆面調査をしてレポートを書き、評価項目を満たしていれば謝礼が貰えるシステム。 純利益は微々たるものであるし、レポートの手間を考えれば労力の割りには実入りは少ない。 しかし調査を機に様々な店を利用できるので、色々な体験価値を得られるのかもしれない。 子育て主婦のステルス労働力動員~労力の割には実入りが少なく労働力搾取っぽい~ 覆面調査員はレポート提出があるので労多くして実入りは少ない今回のテーマは謝礼が貰える覆面調査員。おもしろ職業紹介シリー…
今回のお話では高校の部活であるはずのスポーツがお涙頂戴のエンタメ化していることが揶揄された。 高校野球は選手名鑑が発売され雑誌にも特集が組まれテレビ放映もなされ感動がお膳立てされる。 それ故、偏執的なファンが登場し、出場校に勝手に感情移入する様子が面白おかしく描かれた。 推しの出場校を選んで校史を学び、ストリートビューで景観に共感すると推しの選手を作っていく。 作者からは「この人…選手で勝手に感動してるんじゃ…!?」とツッコまれ高校野球界隈に疑問が呈された。 だが多かれ少なかれ高校野球はマスコミから学校や選手のドキュメンタリー性を消費するように促される。 他の競技も少なからずこのような傾向にあ…
リスキリングとか流行ってるし一昔前は朝活とか言っていたし資格勉強って普遍的なネタ性があるよね。 勉強ネタも鉄板だし、勉強で汗かきたくないけど勉強方法を見るのは好きって層は一定数いると思う。 で、今回の話を特徴づけているのが「国家」資格という「ハク」と「縛りプレイ」という勉強方法。 ただの民間資格ではなく「国」の資格ということでブランド化を図っている。 また勉強時間にタイマー制を設けることで競争心を煽り集中力を増す効果を描いている。 そしてまた資格モノを読むと読者も資格を取りたくなるというのが人情だが、それ含めてネタにする。 作者も資格ゲットに興味を示すのだが、我に返り、自分は自分の専門(マンガ…
財布を落とした主人公がこれまで出会ったこづかい超人たちのスキルを応用しながらゼロ円生活にチャレンジする話。 今回はなんとこづかいゼロ円の生活を送る超人が登場する!だが彼は最近までは月に2万程度使っていた。 驚いた主人公がその理由を尋ねると、彼は求めていた「平凡」な暮らしを手に入れたのだという。 ゼロ円超人は、妻子と共に円満な家庭生活を送ることに、人生における安寧を見出したのだ! 規則正しい生活、栄養バランスのとれた3食の食事、8時間の睡眠、妻子との団欒、健全な娯楽。 これらがあれば嗜好品など必要なく、こづかいなど使う機会は減っていくという持論が展開される。 だがそこで描かれる理想とされる「平凡…
日本社会のディストピアを肯定的に描き出すことで有名な小遣い万歳。今回は会社大好きおじさんが登場する。 どの職場にも何故か会社にずっと居残るおじさんが存在しているのではないだろうか。なぜ彼らは会社に残り続けるのか。 彼らは社畜では無く会社員である自分に誇りを持っており、会社のためなら意見具申する規律ある労働者だと言う。 だが読み進めていくと会社にしか自分の居場所を見い出すことができないおじさんの悲哀が明らかにされていく。 勿論これは肯定的に描かれるので、初めて自分の居場所となった尊い場所として会社が賛美されることになる。 けれども最後にはオチがしっかりつき、この漫画の担当編集が会社になんか行きた…