富山に行き「GO FOR KOGEI 2023 物質的想像力と物語の縁起―マテリアル、データ、ファンタジー」展を見、その後、周辺の石仏を見て歩いたのは9月のこと。もう三ヶ月も前になる。 両者はむろん直接の関係はない。だが、同時期に両方を体験した私としては、どうも底の方でつながる何かがあるように思われてならないのだ。それは私の個人的感性だろう。それを言葉にしてみようとしてみたが、なかなかうまくいかない。 同展のガイドブックには「縁起」「生きる場所、創造の場所~」「時間」といった言葉が散見される。いずれも前後の文脈からして、ストレートな解釈に導いてくれるキーワードとはなりえず、私の「うまく言えなさ…