なかなかに趣向を凝らした展覧会。 「開廊5周年記念展」との書かれている。 題材はこの時期にお約束の「椿」も、片や古典(館蔵コレクション)もう一方は現在作家の新作と対比の妙で魅せる。 『乾山』の〔色絵椿姫文四方向付〕を本歌に合わせるのは『秋葉麻由子』の〔散椿夢想図〕といった具合。 描かれている椿の文様は瓜二つ。 『夢二』の〔舞妓〕には『宮下舞香』の〔凛〕。 二人の若い女性向かい合うように展示される。 前者は和服に椿の文様、後者は髪に椿が刺さる。 『北川由希恵』の〔散り集う〕には、正直禍々しさを感じてしまった。 道端の側溝のような場所に、散った椿が葉枝共に積もる。 が、これは実は棺の一部ではないの…