3842号 週をまたいだが、浅草[弁天山美家古寿司]。 つまみ二品と、いか、平目昆布〆、きすのにぎりまで。 次は、光物。小肌、さより。 小肌はこの時期なので、大きくなっているので半身をにぎっている。 毎度思うが、小肌というのは、こうして酢で〆てにぎると、美しい。四本のかざり包丁。 内儀(かみ)さんの希望で、おぼろ、を、はさんでもらった。おぼろ、というのは白身などの身をほぐし、甘く味を付けたもの。でんぶのようなものだが、あそこまでは甘くない。これも江戸前仕事。使い道は、こうして小肌にはさんだり。酸っぱさを緩和させる目的であったのか。乙、で、ある。 さよりは、春が旬。もうそろそろ終わりか。やはり、…