横浜市長選は直前予想通りの結果となった。NHKは、およそ18万票の大差をつけたと評するが、小此木票の325,947と林票の196,926を合わせると、52万票余となる。当選した山中候補の得票が506,392だから、乱暴に言えば、自民党の分裂選挙でなかったら「負け」である。この選挙結果は、近づく衆院選の弾みにはなるが、見たいように現実を眺めるのはやや危険な感じがする。終盤戦で注目された田中候補の票(194,713)は林候補の得票を上回ってもいないのだ。敵失ばかりとはいえ、自民党の底力をあまり甘く見ないほうがよいと思う。 山中陣営を援護した(本人はたぶん自分が当選させたと思っている)「ハマのドン」…