武田の重臣として信玄を支えた穴山信君 戦国最強武田家臣団の中でも中核の二十四将の中で高い地位にいながら、最終的には武田を裏切って家康に付いたことで武田家滅亡を招いたのが穴山梅雪である。この「アナ雪」こと穴山梅雪がなぜ最終的に武田家を裏切るに至ったかを紹介。 武田家を滅ぼすこととなった穴山梅雪 穴山梅雪(信君)は武田信玄が父の信虎を追放して甲斐の当主となった1541年に甲州の河内領で生まれる。能力重視で家臣衆を再編成した信玄が武田軍団を構成したのだが、その中心が二十四将であった。穴山信君はその中でも一目置かれる存在だった。それは信君がそもそも国衆であって武田家とは対等な関係にあった上に、信君は信…