良く冷えた生ビールを満たしたタンブラーを2つ並べて、たいていひとりで呑んでいるから時にはこんなシチュエーションもいい。真言宗の古刹の門前にあるこの店は、静かで雰囲気のある割烹だ。お通しは “茶碗蒸し”、夏の名残りの “枝豆” を抓んでいる。 出汁が滴る “だし巻き玉子” が登場したタイミングで日本酒に代える。択んだのは7月に訪ねた鳥海山の登山口・矢島町の酒、美山錦を醸した “天壽なまざけ” は、香りが高くフルーティーで旨味のある酒、よくもまあこうした限定酒を引っ張ってくるなぁと感心。旨いなぁ。 重厚で美しい陶器に5点を盛り合わせて “お刺身” が卓を賑わす。二人の旅はそのまま日本海側を辿って鶴…