ひとり語り

人間は、他の動物種よりも自由の余地が大きく、いろいろなものに関心を向け、欲望を流動的に変化させることができる存在です。 自由の余地が大きいために、人間は、⑴関心の範囲を「ある狭さ」に限定しないと、不安定になってしまう。過剰に多くのことが気になってしまうからです。⑵その一方で、未知のものに触れてみたいという気持ちは誰にでもある。それもまた、人間の自由ゆえです。 いわば、人間とは「認知が余っている」動物で、余っているからいろいろ見てみたくなるけれど、自分を制限しないと落ち着かない、というジレンマを生きている。僕はそんなふうに人間を捉えています（なお、この説明は、フロイト以来の「精神分析」という理論…

2023年４月から、かつて小説家で現在は子育て中の専業主婦である女性のPodcast 番組を聴いていました。月に２本か１本のペースでアップされていました。 それが先日急に終了してしまい、さみしい気持ちになっています。 わたしはPodcastで初めてその人を知ったので、最初から「どこかで頑張っている子育て中の女性で、現代小説に詳しい人」という存在。わたしより10歳くらい若くて、彼女のおかげでその世代の東京での結婚・子育て事情を知ることができていました。 人生の小さな判断の背景や思考を、フニャフニャとしたゆるい喋りで聞けるのがよかったんだよなぁ。 ときどき、意図せず核心をふわっと掠めるような話をし…

いま読む『源氏物語』 (河出新書) 作者:角田光代,山本淳子 河出書房新社 Amazon 五年もの間、小説を書かずに『源氏物語（池澤夏樹=個人編集日本文学全集）』 の現代語訳に取り組んだ作家の角田光代さんと、『紫式部ひとり語り』や『平安人の心で「源氏物語」を読む』ですっかりお馴染みになった感のある平安文学研究者山本淳子さんの対談集。いやはやこれは面白かった。期待以上に面白かった。たとえば角田さんが問いかける。 『源氏物語』は非常に長いなかで話のタッチが変わるんですよね。最初は女性達のエピソードがぽんぽんと並ぶように出てくるんですけど、「玉鬘」になると突然、映画みたいなエンターテインメントになり…

リベラル21反核一人芝居の声優・堀絢子さんが急死（岩垂弘*1） 11月26日(火)午前１時すぎ、朝日新聞DIGITALをインターネットで見ていたら、短い記事に目が止まった。そこには、「俳優・声優の堀絢子さんが18日に老衰で死去、89歳。被爆翌日の広島が舞台の一人芝居『朝ちゃん』の脚本を自ら執筆し、1989年から全国各地で上演」とあった。が、私はとても信じがたかった。誤報ではないか、と思った。なぜなら、私は、彼女が、来たる11月22日に東京・両国の「シアターＸ カバレット ろびい寄席」で一人芝居『朝ちゃん』を公演すると、11月12日付の「リベラル21」に書いたばかりだったからである。 （中略） …

紆余曲折あり、最後の最後まで配役が決まらなかった日本版『ザ・シンプソンズ』のバート役。 番組立ち上げ時の音響監督・春日正伸さんが最後にバート役に指名したのは、困ったときには間違いなくキメてくれることから、当時春日ディレクターが“声優界の女神様”と呼んでいた堀絢子さんでした。 共演されたマージ役の一城みゆ希さん、リサ役の神代知衣さんをはじめとする日本版シンプソンズメンバーも、堀さんのバートを大絶賛！ そんな堀さんの合流を経て、満を持して日本でのシンプソンズの歴史がスタートしたわけです。 堀さんがそれまで演じて来られたたくさんのヤンチャだったり悪ガキだったりする男の子キャラ（『トムとジェリー』（ジ…

もっとひどくするべきだろうか（書いてるもの） 増田文学ともいわれるはてなAnonymousDiaryだが いろいろなひとり語りがのっておりそれはつくりものだったり真実だったり いろいろだが内実は書いた本人（無記名）しかわからない いろんなやつがいるがだいたい人の興味をひくのはひどい目にあった あるいはあっている話である（うまくいった話もあるがおとぎ話として 扱われる） ひどかったがうまくいった（助かった）話もある どの話もそれなりに真実性をもっているようにみえるのであるオレには 会社の扱いがひどいのでウツほとんどアカン状態であるが それでも会社をやめないで港南ー東京23区で港南といえば だいた…

私は今、自分の頭を叩いている ポカポカポカポカ んもぅーーって叩いている 一体あなた何をしに行ったの？ 目を合わせて想いを伝えるためじゃなかったの？あなた自身もあんなに待ち望んだ如恵留くんの書籍じゃなかったの？？ んもぅーーーバカバカバカ (つд⊂) ボカスカボカスカボカスカスカ ＊＊＊＊＊＊＊ そう 11月22日は待ちに待った愛しい日 愛してやまない川島如恵留くんの30歳のお誕生日であり、処女作『アイドルのフィルター』の発刊日であり、それに伴いトークイベントと書籍のお渡し会が行われる日 如恵留くんにとっても、のえ担にとっても、もちろん私にとっても愛しい愛しい日 今回の「のえルビ」に寄せたブロ…

モノローグとは「ひとり語り」という意味ですが、私は、ただただ思いついたことを書くことに致します。まあ、酒の席やランチの際の話のタネにご利用下さい。 ということで、昨晩某所にて食事をした際に本屋さんの数が激減しているという話が出ました。また、雑誌や新聞も休刊（決して廃刊と言わないのが業界のオキテらしい）が相次いでおります。 雑誌ではありませんが、オレンジ色のにくい奴「夕刊フジ」は来春の休刊を宣言しておりますし、同時期に旅行雑誌」じゃらん」もお休みしてしまいます。「アサヒカメラ」、「アサヒグラフ」、「週刊朝日」と朝日新聞社系の雑誌は首を揃えて討ち死にしております。 さて、小学館発行の雑誌「ボーイズ…

どうも青Pです。 11/2麻倉ももさんがデビュー8周年を迎えました。 今年は家入レオさんとの日比谷野外音楽堂でのツーマンライブから始まり、薬師寺オーケストラライブ、4thアルバム『ChouChou』の発売と6年ぶりの声出しでのライブツアーと麻倉自身にとってもかなり活発な１年になったイメージですね。 オーケストラライブの感想を残せてなかったのと、30歳の誕生日ブログを書けなかったことが自分の中でも心残りですが、今年1年麻倉さんの活動を通してとても幸せな時間を過ごせたので、その感謝とChouChouツアーも経て今感じていることを残していこうと思います。ベースはツアーの感想から今の麻倉さんのアーティ…

この日をずっと待っていた。 今年の7月に安田さんの5D2が行われると知ったのは昨年12月のうましパ。 会場では音尾さんとともに、安田さんの5D2メインビジュアルと5D2が7月に行われるということのみ知らされる。 日程しか知らされていないのに湧き上がる会場。 (最終日には安田さんからお芝居をするともありましたが) 7月が、待ちきれなくなった。 はじめて見る安田さんの舞台。 はやく見たい。その一心だった。 4月中旬、「死の笛」というタイトルとともに林遣都さんとの二人芝居であること、「死の笛」のメインビジュアルが公表される。 勝手ながら「ひとり語り」を演ると思っていたので驚いた。 そして引き込まれる…

高野勇斗江東区議のnoteより。 note.com 木場の選挙事務所周辺の皆さまには大変お世話になりました 2024年11月8日 10:38 「おはようございます。だいぶ経ちますがおめでとうございます。これからもがんばってくださいね」「よかったですね」「御党には期待してるんだけど、期待外れのところがある。代表も元代表もそうだけど焦るな。国民民主党にカリカリしすぎてはダメだよ。野党第一党は粛々と進めていけばいいんだよ。頑張ってくださいね」冷え込む朝は、木場駅にて。8時すぎたあたりから、日が差し、徐々に晴れ間が広がって参りました。今朝は、通勤通学される方が少ないように感じたのですが、お休みか何かで…

https://t.co/MFiJUV0hR3 — 山崎行太郎bot (@Tetutarou0610) 2024年7月8日 《君も書いて行く以外ない男だよ》 という、山川方夫『三田文学』編集長が、まだ慶應の学生だった江藤淳に向かって言った言葉を、最後に書き留めておきたい。（山崎行太郎＝著『小説山川方夫伝 君も書いて行く以外ない男だよ』より） 教員時代の学級便りの下書き。絵は、阿保美代さんの漫画本からトレースさせてもらったものだったかな？ 私は、阿木燿子さんのように対人恐怖症等ではなかったが、小学5年の頃に転校して来た子と友達になるまでは、学校に行ってもほとんど喋らずに帰ってくるような子どもだっ…