全国には、「富士山が見える場所」として「富士見」という地名が数多く存在します。かつてはその名の通り、遠くに富士山を望める場所だったのでしょう。 ところが、本州から遠く離れた北海道にも「富士見」と名のつく地名が点在しています。当然ながら、ここから本物の富士山が見えるはずはありません。それでも「富士見」と呼ばれるのは、各地にある「ご当地富士」・「ふるさと富士」と呼ばれる美しい山々が理由です。 たとえば、羊蹄山は「蝦夷富士」、利尻山は「利尻富士」と呼ばれ、地元の人々にとっての“もうひとつの富士”として親しまれてきました。 今回は、北海道各地にある「富士見」地名の場所から、その背後にそびえる「ご当地富…