自分の中では、「哲学」「歴史」が「不可分の2本柱」として機能している。 一方で、この数年ほどは、特に「歴史」を棚上げしていた。 実務的にタッチできないという時間的事情が大きかったが、恐らく動機面でも削がれている面も大きかったと言っていい。 が、去年今年の旅行と、若干の読書を契機に、少しずつカンを取り戻そうとしている。 ただ、前に書いたが、「アジア史」に関しては、そもそも「目的」も「対象」も事実上見失っていたという、かなり自分のアイデンティティに関わる根幹的な課題が横たわっていたため、進もうにも進めない、もどかしい行詰り地点で停まっていたと言える。 学生時代以来、「アジア史」は自らの、「歴史」総…