先週の金曜に、久々のイベントに行き「花の億土」という映画を見た。これは芸術家金大偉さんの作品。水俣病の患者に寄り添った石牟礼道子さんが亡くなる前の最後のインタビューを映像にしたもの。 コロナ禍の中、人数を制限して開催された。 水俣病は戦後の日本の工業化の進展に伴う公害の最たるもの。汚水を海に流すという行為が弱者を犠牲にする。この事件から日本は何を学んだのか。何も学んでいないとしか思えない。 福島原発事故の汚染水を海に流すという方針を政府がしている。基準値以下の水というが、基準自体が都合のいいように変えられている。メディアは「風評被害の無いように」という言い方しかしないが、単なる「風評」ではない…