Anton Webern(1883-1945) 作曲家。シェーンベルク、ベルクと並び「12音音楽」を確立した一人であり、後の「セリー主義」に大きな影響を与えた。だが第二次大戦終結直後に、アメリカ兵によって「誤射」されるという、悲劇的なかたちで人生を終えた。
演奏ではピエール・ブーレーズが指揮・製作した全曲集が有名。そのブーレーズは「セリー主義」に立脚する前衛的な作曲家でもある。
昨日、NHKのEテレで放送の「クラシック音楽館」 そこで演奏された曲で、とても気になった作品がありました。 それは、バッハが作曲した「音楽の捧げもの」からウェーベルンが管弦楽編曲した『6声のリチェルカーレ』 演奏動画を貼り付けておきます。 youtu.be ちなみに、バッハの原曲は楽器指定がはっきりされていないのですが、 こちらのチェンバロの演奏動画を貼り付けておきます。 youtu.be 聞き比べたらわかります、編曲版はバッハに聞こえるかウェーベルンに聞こえるか? 私には、バッハの素材ながらも、やっぱりウェーベルンのキャラクターが強く感じられて、案外好きでした。 そうそう、不思議な色彩があっ…
私が京都市立芸術大学の学生だった時、 オーケストラの公演で、ウェーベルンのパッサカリアを弾いた経験がありました。 この時、コントラバスの後輩がこんなこと言っていました。 「こんな訳わからん曲、いやや!」 私自身の感触では、「そんなに難解でもないと思うけどなあ」というもの。 どんな曲なのかを理解するために、演奏動画を貼り付けておきます。 youtu.be これを聞いて、聞き手はどう思うかはさておき、 ウェーベルンを演奏した当時、楽曲分析という授業を受けていた私は、 ウェーベルンの他の作品を分析するという講義を受講していたのでした。 その作品がなっだったのかは記憶していないのですが、 これが滅茶苦…
演奏 ピエール・ブーレーズ / ロンドン交響楽団(Pierre Boulez / London Symphony orchestra) 録音 CBS / ? / Stereo 演奏時間 合計: 7:06 精緻なバッハを精緻なオーケストレーションで ウェーベルンです。とはいってもオリジナルの曲ではなく、バッハの編曲です。 ウェーベルンは、殆ど聴かない作曲家でして、なんどかトライしてもどうにも耳に残らず、ベルクの様に急に開眼(開耳?)して気に入る曲もなく…。持っているのはどれも編曲系のみ。元々音(楽器)を極限まで減らして、精緻な曲を作っていた人なので、編曲では面白い仕事していると思います。 こんな…
5月4日 木・みどりの日 庭で植物観察。みどりの諸君に集まってもらった。 タラノキ 馬酔木 楓 柿 キウイフルーツ マテバシイ 枇杷いったい何種類の植物が生育中なのだろう。自生もあって名前の不明なものが多い。 5月5日 金・こどもの日 子と孫には恵まれた。どうして我々のごとき凡人夫婦からこのような子供たちが生まれ育ったのか、不思議でならない。子は親を乗り越え、人類は進化を続けていく。 明日から3日間は雨との予報。ならば今日はウォーキングだ。帰りに遠回りをしても4,458歩で意外に少なかった。1万という数値は大きい。 5月6日 土 雨の降り始めないうちに散歩に出かける。 昨日のウォーキングと本日…
www.youtube.com シェーンベルクと同列に語られ、「前衛」のイメージが強いアントン・フォン・ウェーベルン(Anton von Webern)。しかしながらこの『緩徐楽章』は、彼が十二音技法を用ゐる前の作品であり、ブラームスを思はせる森厳甘美なメロディーが特徴。これ程に重厚な曲が書けて、且つ秩序・調和に至高価値を置くカトリックであつたウェーベルンが、何故あのやうな音楽を志したのか判らない。 ランキング参加中音楽
20161115(了) ☆アルバン・ベルク四重奏団 名盤選―9 (1)ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3(1910) ①ラングザーム 9:24 ②メーシゲ・フィアテル 9:48 (2)ベルク:弦楽四重奏のための《抒情組曲》(1926) ③2:54 ④5:35 ⑤3:13 ⑥5:04 ⑦4:21 ⑧5:23 (3)ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5(1909) ⑨激しい動きで 2:25 ⑩非常にゆっくりと 2:25 ⑪非常に早く 0:41 ⑫非常にゆっくりと 1:42 ⑬優しい動きで 3:28 (4)ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9(1913) ⑭3:54 …