Anton Webern(1883-1945) 作曲家。シェーンベルク、ベルクと並び「12音音楽」を確立した一人であり、後の「セリー主義」に大きな影響を与えた。だが第二次大戦終結直後に、アメリカ兵によって「誤射」されるという、悲劇的なかたちで人生を終えた。
演奏ではピエール・ブーレーズが指揮・製作した全曲集が有名。そのブーレーズは「セリー主義」に立脚する前衛的な作曲家でもある。
www.youtube.com シェーンベルクと同列に語られ、前衛のイメージが強いアントン・フォン・ウェーベルン(Anton von Webern)。しかしながら、この「緩徐楽章」は彼が十二音技法を用いる前の作品であり、ブラームスを思わせる厳かで甘美なメロディーが特徴。 これ程に重厚な曲が書けて、且つ秩序・調和に至高の価値を置く「カトリック」であったウェーベルンが、なぜかような音楽を志したのか判らぬ。
アンコール : 不明 凄い音楽会でした。 愛嬌のある美人ヴァイオリニストが、裸足で、踊るようなパフォーマンスをする。それと悪戯子みたいなピアニストが驚くべき演奏でした。 シェーンベルクとウェーベルンの曲はより現代曲に、Beethoven は、シェーンベルクや、ウェーベルンのように演奏されました。Beethoven のメロディーも全くメロディーになりません。 満席、切符売り切れでしたが、皆さん、このような演奏と理解されていたのでしょうが? 私の両側に座った人は、物凄く感動していましたので、理解していたのでしょうね。 私は、それなりの面白かったという印象です。たまには良いけど、全てがこんな演奏はい…
夕方、K先生の講演会を聴く。「小規模な編成の室内楽が多いのは、スペイン風邪の流行でソーシャルディスタンスが実施されて大規模編成の管弦楽の流行がストップしたため(偶然だが私たちの今と通じる)」「何を聴いていいのか判らないなら、音色そのものに注意を向けよう(新しい音とセットで聴き方自体の提唱)」「ごく短い時間なら凝縮された未知のものでも味わいうるのではないか(ウェーベルンの曲の短さ)」「未知の音楽には未知のテクストを組み合わせれば理解しやすくなる(だから歌曲が多くなる。前衛音楽が「劇伴」として恐怖映画でよく使用されるのもそのため)」「既知のものを未知のやり方で編みなおすことで、新しく生成されたもの…
晴。 三時間くらい眠って目が覚める。全然眠くないのでふとんの中で朝までマンガを読む。明け方、二時間ほど二度寝。ひどい偏見に満ちた夢を見る。 スーパー。 暖かい。隣の畑をツグミが歩いていた。 NML で音楽を聴く。■モーツァルトの弦楽四重奏曲第十九番 K.465 で、演奏はズスケ・クァルテット(NML)。ズスケ・クァルテットのハイドン・セット、やわらかくていきいきしていて、とってもいいな。 コメダ珈琲店各務原那加住吉店にて昼食。いつものミックストースト。市内の中学校の卒業式らしく、胸に(紙の)花をつけた母親たちが入ってくる。 ほんと暖かくていい天気。お昼の時間で、働いている人たちが市役所からぞろ…
2023年3月4日 新日本フィルハーモニー交響楽団 すみだトリフォニーホール指揮 インゴ・メッツマッハークリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)ウェーベルン パッサカリアベルク ヴァイオリン協奏曲シェーンベルク 交響詩「ペレアスとメリザンド」 メッツマッハーが久しぶりに新日本フィルを振るために帰ってきた。 かつて同フィルのConductor in residenceというポストに就いていたメッツマッハー。ハンブルク州立歌劇場やベルリン・ドイツ響、オランダ国立歌劇場などで活躍していた彼を新日本フィルが目ざとく見つけてきた時、私は「へぇー、新日本フィルやるじゃん!」と感心したものだ。 彼と新日本フ…
晴。 昼から県営プール。 外気15℃。いい天気で暖かく、気持ちがよい。 インスタントコーヒーを二杯飲んで、ぼけーっとする。 金柑とみかん。 NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第一番 BWV812 で、チェンバロはエヴァ・ムロフツァ(NML)。The French Suitesアーティスト:Bach, J.S. / MrowcaDux Recording Prod.Amazon■バッハのフランス組曲第二番 BWV813 で、チェンバロはエヴァ・ムロフツァ(NML)。■バッハのフランス組曲第三番 BWV814 で、チェンバロはエヴァ・ムロフツァ(NML)。 夜。 ■ウェーベルンのパッサカ…
日曜日。雨。 午前中、ごろごろ。眠い。 昼飯に焼きそばを作るのは僕の係。おいしいですよ。 昼寝。昨晩遅くまで起きていたので、ね。 何もせずにただ部屋に逼塞している。そこがいまの精神の零度。承認欲求も自虐も解体して放っぽり出したい。 雨あがる。 NML で音楽を聴く。■ウェーベルンの弦楽四重奏曲、六つのバガテル op.9、弦楽四重奏曲 op.28、緩徐楽章で、演奏はパリジー四重奏団(NML、CD)。いや、オレ、ウェーベルンわかってないっしょ。あらためてもっとウェーベルン聴こう。■ウェーベルンのピアノ五重奏曲で、ピアノは海老彰子、パリジー四重奏団(NML、CD)。■バッハの管弦楽組曲第四番 BWV…
曇。 部屋の壁に手をついて、建物全体を振動させる夢を見た。めっちゃアニメっぽいな。 昼。晴。 NML で音楽を聴く。■バッハの管弦楽組曲第三番 BWV1068 で、指揮はジョン・エリオット・ガーディナー、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(NML、CD)。これを聴いていると、何となくムジカ・アンティクヮ・ケルンを思い出したり。しかしわたしがこの曲を指揮するなら(というのはまったく無意味な仮定だが)、古楽器オーケストラではなくモダン・オーケストラで、もっと弦のふくよかでレガートを多用する、つまりは古くさい演奏を選択するかも知れない、という気もする。■モーツァルトの弦楽四重奏曲第十七番 K.45…
日曜日。曇。 NML で音楽を聴く。■バッハの管弦楽組曲第二番 BWV1067 で、指揮はジョン・エリオット・ガーディナー、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(NML、CD)。■ヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタで、ヴァイオリンはパトリツィア・コパチンスカヤ、ピアノはファジル・サイ(NML、CD)。コパチンスカヤとサイ、すばらしいコンビだな。非因習的。ラディカル。 昼。 停滞して YouTube を見てばかりいるので、頑張って扉を開けて中に入る。 インスタントコーヒーに柿の種。 ■ウェーベルンの五つの楽章 op.5 で、演奏はエマーソン弦楽四重奏団(NML)。エマーソンSQ はモダンなカルテ…
●全3項目 ●代表作 ●アレッサンドロ・デ・ローザ「あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る」2022/10/26より16本 ●アントニオ・モンダ編「エンニオ・モリコーネ、自身を語る」で言及した主な映画8本 「山猫(ルキノ・ヴィスコンティ)」より ●全3項目 ●代表作 音楽「夕陽のガンマン」、 「ニュー・シネマ・パラダイス」、 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、 「善玉・悪漢・卑劣漢(続・夕陽のガンマン)」、 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(ウエスタン)」、 「荒野の用心棒」「遊星からの物体X」、 「アンタッチャブル(ブライアン・デパル…
迷宮みたいな複雑な構造をしていて面白い。 椎名林檎とか中島みゆきとかブルックナーとかウェーベルンとか、メンヘラを引き寄せるアーティストというのがいる。この辺の人たちのファンは精神がおかしくなってる人たちが多いというイメージ。
アンドリス・ネルソンスがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と録音中のブルックナーの交響曲のCDを聴いてみました。 ブルックナー:交響曲第9番・第6番(SHM-CD) アーティスト:アンドリス・ネルソンス Universal Music Amazon ワーグナー:ジークフリート牧歌 WWV103[1870] ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB106(ノヴァーク版)[1881] ワーグナー:舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕への前奏曲 WWV111[1882] ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109(ノヴァーク版)[1894・未完] アンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・…
introduction 本日のプログラム シェーンベルク:浄められた夜 1. Sehr Langsam 2. Etwas Bewegter 3. Schwer Betont 4. Sehr Breit Und Langsam 5. Sehr Ruhig ブラームス(シェーンベルク編曲):ピアノ四重奏曲第1番ト短調 第1楽章:Allegro 第2楽章:Intermezzo. Allegro ma non troppo 第3楽章:Andante con moto 第4楽章:Rondo alla Zingarese 総括 前回のコンサート introduction 新年明けましておめでとうございま…
▼時をかける兎と世界の新年(ブログの枕の前編) 謹賀新年!「新しき 年の始めに かくしこそ 千歳を重ねて 楽しきを積め」(詠み人知らず/古今和歌集)と詠まれているとおり、未だWHOからパンデミック終息宣言はありませんが、今年は人生を楽しむための年にしたいと思っています。前回のブログ記事で「金烏玉兎」とは日を象徴する烏と月を象徴する兎を掛けて月日(歳月)を意味する言葉であることに触れましたが、そこから月日(歳月)が早く流れる喩えとして「兎走烏飛」という言葉が生まれており、文字通り時をかける兎と言えそうです。この点、過去のブログ記事でも触れましたが、紀元前1万年頃の農業革命に伴って農作物の安定的な…
12月11日(日)、岩手県盛岡市にある「岩手県民会館中ホール」において、日本フィル若手演奏家による弦楽四重奏コンサート in 盛岡が開催されます。 日時:12月28日(水)18:30開演(開場:17:45) 会場:岩手県民会館 中ホール・盛岡駅からタクシー・バスで15分 www.iwate-kenmin.jp 演目:ブリッジ:ノヴェレッテミヨー:弦楽四重奏曲第1番ウェーベルン:弦楽四重奏のための紫綬楽章モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番<プロシャ王第1番> 出演:町田匡(第1ヴァイオリン)末廣紗弓(第2ヴァイオリン)児仁井かおり(ヴィオラ)石崎美雨(チェロ) 費用:3,000円(全席自由) チ…
【日時】2022.12.19.(月)19:00~ 【会場】東京文化会館大ホール 【管弦楽】東京都交響楽団 【指揮】エリアフ・インバル:Eliahu INBAL(桂冠指揮者) 【独奏】マルティン・ヘルムヒェン(Pf.) 【プロフィール】 〇エリアフ・インバル Eliahu INBAL(桂冠指揮者) 1936年イスラエル生まれ。これまでフランクフルト放送響(hr響)首席指揮者(現名誉指揮者)、ベルリン・コンツェルトハウス管首席指揮者、フェニーチェ劇場(ヴェネツィア)音楽監督、チェコ・フィル首席指揮者などを歴任。 都響には1991年に初登壇、特別客演指揮者(1995 ~ 2000年)、プリンシパル・…