カラー作品でなければ敬遠する人に白黒の名作をカラーでお勧めする第2弾は、戦争で運命を狂わせた悲恋の物語「哀愁」です。アカデミー賞を受賞の「風と共に去りぬ」で強い女性を演じたヴィヴィアン・リーが、正反対のか弱い女性を見事に演じています。1940年アメリカ映画。監督は「心の旅路」「若草姉妹」などのマーヴィン・ルロイ。 主演は当時のハリウッドきっての美女と美男、ヴィヴィアン・リーとロバート・テイラー 第一次世界大戦中(1917年)のロンドン市内。突然の空襲警報が鳴り街中の灯りが消える。ウォータールー橋でイギリス軍将校のロイ・クローニン大尉(ロバート・テイラー)は、通りかかったバレエ団のダンサー、マイ…